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大人の豊かな想像力な、子どもの機会を減らすことになると想像する必要がある

我が家は、温泉大好き家族。週末には必ず温泉施設に行く。しかも行動範囲は広く。関東近郊から甲信越に広がる。ということを知っていただいた上で、読み進めていただけるとありがたい。

我が家には、子どもが3人いる。女、男、男の順だ。1番上が、8歳で異性で混浴ができるかどうか微妙な年齢。それは、各都道県と条例から見ても、本人の心の成長から見ても。

各都道府県の混浴できる年齢に関しての条例はこのサイトがわかりやすいので、必要に応じて確認してほしい。

このように地域によって、異性の子どもが混浴できる基準が違うが、施設が独自に決まりを設けている場合もあり、条例<施設の決まりとなる。

先日行った長野の日帰り温泉施設は、身長を120cm以下と決めていた。長野県の条例は9歳までオッケー。我が家が受付を済ませた後、お父さんが娘とその弟3人できた。受付で身長を測られて、男風呂には入ってはダメと言われ、弟と2人で女風呂へ。

案の定その子たちは、少し古い構造のカランが使えずシャワーが出ない。体を洗えない。そのカランとは、お湯と水の回すところがあってを混合して、回しながらシャワーとカランを切り替えるタイプ。3つをバランスよく回さないと適温のお湯は出ない。それを見ていたうちの妻が、すかさず0歳を抱っこしながらその子たちの面倒を見たと言う。妻は「あんなの無理だよ、なんでパパと入っちゃいけないの!」っとちょっと怒っていた。

もし助ける人がいなかったらその子たちはどうしたのか。そう言った想像力が大人に欠落するのはまずい。子どもたちのことを考えて、男は男へ女は女へと言っているのだろうけれど、可能性の極めて低い犯罪が起きるよりも、今この瞬間目の前にいる子どもが辛い思いをするかもしれない。大人から見れば、大したことはないかもしれないが、行ったこともない古めかしい銭湯温泉で、7歳と5歳くらいの子どもたちだけて、服を脱ぎ、知らない人が裸でいる温泉に入り、体を洗って無事に出てくることの方が奇跡的だと思う。

その子たちは本当に勇敢で、我が家だったら「あ、じゃあ今日は帰ります」と温泉を入るのを諦めていただろう。

起きる可能性の極めて低い犯罪や事件のことばかりに想像力使うのではなくて、目の前にいる人々や子どもたちについてその想像力を使った方がいいのではないか。

あれもダメこれもダメ、勝手に決めるもんじゃない。他人の貴重な機会を奪うことに気づかなければならない。


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