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消費のスタイルを変えることが果たして本当のECOなのか
2021年はECOが話題の年だった。SDGsにせよ温暖化にせよEVにせよ、脱炭素という言葉をよく耳にした年だった。
ECOをうたった商品、サステナブルをアピールしたスタイル、さまざまなな視点でECOをみんなが考えた年だった。
しかしこのことを耳にすればするほど、考えれば考えるほど、どうも違和感を覚える年でもあった。
キャンプをしていても電力を持ち込む
私はもう21年も車中泊を趣味にしていて、キャンプのことを頭の片隅では常に考えていると言ってもいい。
最初は軽バンから始まり、次にキャンピングカーにのり、今はキャンピングトレーラーを引いている。この流れの中で、キャンピングカーを乗っていた今から2007年〜2017年の頃は、キャンピングカーにバッテリーを増強したいとか、発電機を搭載したいとか、電気をどう持ち運び大量消費するかが話題だった。
でも今は白熱球からLEDにかわり電力消費量は大幅に減り、乾電池一本でも長い時間明かりを灯すことが出来る。
それなのに大きなポータブルバッテリーが流通し、2007年〜2017年の頃よりも電力の増強が簡単になった今では、車内でドライヤーを動かすのも簡単。
ECOだのサステナブルだのと言いながら、車内でドライヤーを使い髪の毛を乾かすことは、ECOとはとてもいえないと感じる。
使わない事を考える
このポータブルバッテリーの電力はソーラーでためました!と言うのはいいけれど、コンセントに刺すだけで電気が取れるのに、ポータブルバッテリーを買い、ソーラーを買い、製造時や輸送時にそれ相応のCO2を排出しておきながら、ECOだと感じることには注意が必要だ。
その反面ブッシュクラフトも流行するなど、自然のものだけでやるというニーズもあることから、消費と脱消費のバランスを保つかによって、本当のECOやサステナブルになれるのかなと思う。
まずは自分自身で考える
ニーズや人気を参照すると、資本主義経済で言う〝消費者〟になりかねない。もちろん自分が幸せならそれでいいのだけれど、もしECOやサステナブルが金儲けのみで中身がもぬけのからだとしたら。本人は幸せでも他人から見たら悲しい営みに見えるだろう。
でもそれが自分自身で考えたものだとしたら、他人にどう見えたとしても関係ないし、それが幸せなんだと思う。
せっかくECOを考えるなら、まずは自分で考え自分で行動することが、あなたの活動もサステナブルになることは間違いない。
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