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予定調和は好きではないけれど、久々に心地よかったなあ

2週間ぶりに山梨の畑(家は東京)に行った。3/31で典型的なサラリーマン生活に終止符を打ち、ガラリと変わった日常にワクワクしながらもうスピードで過ごしていただけに、もう10年以上続けている畑に行く予定調和な工程が妙に心地よかった。

予定調和と言っても、畑までの往復する工程が予定調和なだけで、畑で野菜を育てるのは、しかも週末しか行かないとなると、まったくもって想定通りには育たない。このバランスが、畑仕事の醍醐味なのかもしれない。毎年同じようにやっているようだけれど、結果は思い通りにはならない。

畑仕事がそんなふうに面白いということだけでは、片道2時間かかる場所にある畑仕事が10年以上も続かない。今思えば、典型的なサラリーマンというスーパー予定調和な状態から現実逃避するために、考えても考えても想定通りにはならない野菜の栽培に夢中になっていたのかもしれない。

子どもたちは、この畑往復工程には慣れたものだ。それもそのはず、生まれて2ヶ月くらいから連れて行かれている。温泉にもその年齢から入れられているので、どんな温泉施設でも泉質さえ良ければ喜ぶ。温泉に入って、車の中でおにぎりやコンビニで買ったものを食べ、帰りの車の中で寝てしまう。自宅に着くと、抱っこして布団まで運ぶのだが、1番上はもう重くて運ぶのが困難。2人目と、3人目を布団に運搬していつも通りの週末が終わる。そのうち2人目も、3人目も大きくなり、こうして抱っこできなくなるから、こんな何気ないことこそ、大切な時間だと思うようにしている。


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