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久々の持久走大会を親という立場で見て、コロナ明け日常が戻ってきてしまうことに思うこと

うちの1番上の子の小学校の持久走大会。コロナが明けて親が見に行けた。自分は小学生の頃から体がデカく重く走るのは苦手だったので、良い思い出はないのだけれど、我が子が普通に走れて頑張っているのを見ると感動する。

こうしてコロナ前に戻っていくのかなと思うと、嬉しい気持ちの方がもちろん多いけれど、まるっきり元通りになってしまうのも少し残念。みんながやる必要があるのか、やる意味があるのか、あらためて考え直す必要はあるはずだ。

「頑張って!!頑張れ!!と応援している親御さんや先生、友だちがたくさんいる。しかしそれは、精一杯頑張ってもビリで周回遅れになちゃうものとしては「頑張ってる!それでいいよー」と声をかけてもらいたい。

とはいえ、意味がないとも思わない。

子どもたちの表情は一様に真剣で、それぞれが自分のリズムで走る。一番前を走る子も、最後尾を走る子も、皆それぞれに頑張っている。

私は自分の全ての子どもたちに「自分のペースでいいんだよ」と声をかけたい。勝つことだけが大切なのではなく、自分自身を超えること、自分を信じて一歩を踏み出すことが、何よりも価値あることなのだと。

持久走大会は、ただのレースではない。それは、子どもたち一人一人の成長の場であり、自己発見の機会なのだ。学校ではそのことをしっかりと伝えてほしいと思う。

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