見出し画像

仕組によって自らを変化させよ!(代表ブログ:第11回)

代表ブログでは、弊社代表の高橋が毎週1回、社内メンバーへ発信しているコラムを公開いたします。

今回は6月に社内向けに発信されたコラムになります。
何かの改善案を伝えるときに、「今後は○○を意識します」とつい言ってしまうことはありませんか?
大切なのは意識することではなく・・ぜひご覧ください!

前回のコラムで、「振り返り」が「進化」に向けて如何に大事であるのかを話しました。
今回は「振り返り」のやり方について少し触れたいと思っています。

「振り返り」はもっとも簡単な学習方法です。
オーソドックスなやり方としては、発生した事象に対して、次はどうすべきであるのかを考えるというものです。
その時の観点としてよく使われるのはKPT(ケプト)です。

・Keep:継続すべきこと
・Problem:抱えている問題
・Try:次にトライすること

もう少し簡単な言葉で表現すると下記です。

・良かった点(継続すべき)
・悪かった点(改善点)
・打ち手(改善するための具体的な行動)

になります。

上記の観点で個人やチームでどうだったのかを振り返ります。
自分が昔コンサルタントとして会社勤めしているころは、顧客との定例ミーティングが終わるたびに上記を実施していました。

最初の会社では、良かった点/悪かった点に対してなぜそう考えたのか、その背景にある自分の価値観は何か、までを振り返らせる会社だったのですが、毎回価値観の振り返りまで行っていると相当時間が掛かる且つ価値観はそんな簡単に変わらない/変えることができないので、行動までの振り返りで十分だと個人的には考えています。

大事なのはどのように改善するか、です。
よく改善事項を出すときに「〇〇を意識してやります」といったような振り返りをする人が存在しますが、これは大体失敗します。
意識することを宣言して何かが変わるなら、皆すぐに変わります。
なかなか意識できないからこそ変わらないのです。

では、どうしたらよいのか。

意識せざるを得ない環境を作ってください。
仕組みを作ってください。
例えば、よく納期を忘れる人が存在した場合、納期の30分前にアラームを鳴らすようにしておくなど、忘れないような仕組みの構築が重要です。
強制的に枠組みにハメこんで意識せざるを得ない仕組みをつくらないと、うまくいきません。

経営学者のアルフレッド・チャンドラーが著した「組織は戦略に従う」という書籍がありますが、組織や個人はルール・方針・制度などの環境(戦略)があって初めて行動ができます。
従って、自分の行動を変えたい場合は環境・仕組みづくりが必須になります。

人間の意思は弱いです。
自分一人で自分の行動を変えるのは非常に難しい。
従って、周囲に存在している上司・同僚・後輩などをうまく使ってみてください。
自分の弱点を認識することや、弱点を克服するために上記の方々を巻き込んで進化できる環境を作ってください。
自分を進化させるための前向きな相談になると思うので、バリュレイトのメンバーで否定する人は誰も存在しないと思います。

毎日の業務は「進化」できる場の連続です。
それを活かすも殺すも自分次第です。

毎日の業務を材料にして「振り返り」を行うことで、圧倒的な「進化」を遂げることができると思いますので、バリュレイトのメンバーは徹底的に「進化」に貪欲になってほしいと思っています。
今の内にこのクセ付けができていれば、年齢を重ねても「進化」することができると思うので、まずは実践してみてください。

バリュレイトの仲間となってくれる方を募集しています。
これまでの経験・あなたの強みを活かしてITコンサルト、ビジネスコンサルトとして活躍しませんか?
ご興味がある方はぜひご連絡ください!
HPもぜひご覧ください。
recruit-team@valurate.co.jp
https://valurate.co.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?