もしもダルビッシュ有さんが就職活動したらどうなるかを妄想してみた。
前回は本田圭佑さんが就職活動をしたらどうなるかについて妄想してみました。妄想がとまらないので、今回はダルビッシュ有さんで挑戦してみます。
もしもシリーズを書こうと思った背景について
今の就職活動をつくっているのは大人たちですが、就職活動の主人公は学生の皆さんです。大人の作った型にはまりすぎるのではなく、自分で考え、自分の意志で行動することの大切さをこのnoteで表現出来たらいいなと思っています。
ダルビッシュ有さんの自己分析
就職活動だから自己分析をするというのは不思議な感覚ですね。僕は常に自分を冷静に客観視することを心掛けてきました。それが習慣になっているし、習慣になっているからこそ今の自分がある。だから面接の中でどんな質問がきても的確に答えられる自信がある。想定外の角度から質問がきたとしても、今までのベースをヒントに自分なりの答えを面接の場で探す事だってできる。仮に答えられなかったとしても、そういった角度から自分自身を振り返る事もできるんだと学びが生まれる。面接官が僕の習慣を強くしてくれるなんてありがたいなと思います。
むしろ就職活動という人生の節目に立つまで自分を客観視することを避けてきた人達は今まで何をしてきたんだろうという感覚です。
<自己分析をするなら具体的にどうするか?>
まずは自分が「許せない事」を考えますね。僕は能力があるのに自分に甘い人、だらしない人、 目標に向かっていこうとしない人、そういう人が大嫌いだし許せない。
多分この「許せない」という感覚が自分の価値観を知る上で大切なことなんだと思います。自分が今までの人生で大切にしてきたこと、積み上げてきたものがあるからこそ、逆の人をみると怒りがこみあげてくる。僕は野球の才能に恵まれた人間だとは思いますが、野球も突き詰めていけば才能ある人間が集まって勝負をする世界へと辿り着く。甲子園という場所は才能の宝庫なわけで、真剣勝負の世界は才能だけで勝てるほど甘い世界じゃない。それがわかっているからこそ自分は必至で努力をしてきたし、頭を使って工夫してきた。それでも世間は自分の才能ばかり注目するので「わかってないな」と思う事はありましたね。
少し話がズレましたが、こうやって自分の人生で積み上げてきたものがあるからこそ能力があるのに自分に甘い人、だらしない人、目標に向かっていこうとしない人が僕は許せないんだと思います。価値観は誰にでもあるでしょうが、大切なのは価値観よりも価値観の深みです。本気で何かを積み重ねてきた人ほど怒りの感情や、失望の感情が生まれやすいんじゃないでしょうか?
人生で大切なことは他人を許せないと思えるまで本気で何かを追求し、その上で価値観の違いを認め、受け入れる事なんだと思います。
ダルビッシュ有さんの会社選び
僕は残業がない会社を選択したいですね。日本人は「オーバーワーク」に対する美徳感が強すぎる。目標を達成するにはオーバーワークが必要なケースもあるでしょうが、そういう発想が人間から「考える機会・工夫をする機会」を奪っているとも考えられないでしょうか?
時間は無限でなく有限という感覚がなければ考える習慣は生まれない。僕はスポーツに関しては50%の努力と39%の頭脳と1%の才能が必要だと思っています。スポーツを追求する上で、スポーツばかりに捉われている人はただのスポーツバカです。本当の意味で勝ちたいと思ってないし、努力が自己満足の世界を超えてない。
ビジネスの世界で勝つ人はどんな工夫をしているのか? アーティストとして成功する人はどんな発想をもっているのか? ゲームが強い人はなぜ強いのか? 勉強できる人は何が違うのか?
いろんな世界の成功・失敗から学ぶことを大切にしてきた。広い世界を知ることがすぐに野球の結果へと直結するわけではありませんが、工夫のバリュエーションが増えることは新しい失敗と成功ができる可能性が増えるということ。僕は飽き性なので毎日同じことを地道にコツコツと高いモチベーションで継続することができない。地道なコツコツの中に新しい考え方・発想を取り入れて、失敗・成功に変化が生まれることで刺激となり、継続に繋がっている。これが僕の勝ちパターン。
繰り返しになるが、「考える事・工夫する習慣」を身に着けるには時間が有限であるという認識が重要だと僕は思っている。「残業がないこと」が大切なのではなく、「短い時間で結果」を求められる環境が大事だという話です。結果にはシビアでいたいので、結果が出なければクビになる・会社が潰れるというプレッシャーを感じられるような環境が理想ですね。
ダルビッシュ有さんの面接対策(志望動機)
先ほどお話しさせていただいた通り僕の企業選びの軸は、「残業がないこと」「結果にシビアであること」です。つまり志望動機とは「残業がない会社・結果にシビアな会社」の中でどうやって会社を選びたいか?ということですよね。
最後は情熱かなとも思ったのですが、自分の過去を振り返ってみると「情熱」は最初から存在するものでなく「挑戦」の先に後からついてくるものという感覚が大きいなと。だからどんな環境でも僕が挑戦をしていれば、必ずその先に葛藤があり、努力があり、工夫がある。そういうのを積み重ねていけば必ず情熱は後から追い付いてくるなと思いました。
じゃあ何で選ぶべきかな?と真剣に考えてみましたが、責任あるポジションが老人で埋まっていない会社で働きたいなと思いました。過去の歴史・経験が大切なのもわかりますが時代は変化している。もちろん能力ある老人もいるでしょうが、今の時代で勝ち残るためには時代感覚のある優秀な若手が指揮権をもっていることも必要不可欠だと僕は考える。だから「結果主義」「結果を評価してます」と発言しているのに、会社の重役が全員老人だったら違和感を覚えるだろうなと思いました。
だから志望動機は「時代」について企業がどう考えているのか、それに対して人の配置をどう考えているのかを選考中に聞いて、共感できるポイントがあれば志望動機として伝えようと思いますし、なければ双方にとって時間の無駄なので辞退しますね。
ダルビッシュ有さんの面接対策(自己PR)
大学時代の4年間が「あっとうい間だった」と思えなかったことをPRしたいですね。19歳の時に色々と人生を見つめ直すというか、本当に真剣に考える機会があって、その時に19歳までが一瞬だったんですよ。その時に危機感として感じたのが、このままだったら40歳も一瞬じゃんって、これヤバいと思って、一瞬で死んじゃうって思って、それから10年とか20年を長く感じられるように、1日1日ちゃんとやっていきたいって思ったんです。だから時間の密度を高めるために「問い」にはこだわって行動してきました。例えばですが、今日という1日をどう過ごすか? 午前中をどう過ごすか? 1時間をどう過ごすか? 1分をどう過ごすか? 1秒をどう過ごすか?と時間に対する問いは人それぞれです。時間に対してどんな問いを持っているか?によって行動は大きく変化します。だからこそ「最善の問いは何か?」を常に考え続けることが時間の密度を高めるために必要不可欠だと思って行動してきました。
短い時間で自分の全てを知ってもらうことは不可能ですが、面接官が本気で何かを追求した人なのであれば「こういった話」をするだけで自分が向き合ってきたことの本気度と重さを感じ取ってくれるのではないかと思います。
最後まで私の妄想にお付き合い頂きありがとうございました。
就職活動があなたの個性を殺してしまう活動になりませんように!
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