就活生よ、君に「伝説の剣」を授けよう。
上司の小坊主(竹さん)はたまに良いアドバイスをくれる。
「中村さんの記事は真剣すぎます。もっとクリアソンらしくチャーミングにいきましょう」
ちなみにこちらは元ネタ動画。神田さんがでてこなくて悲しいです。
確かに最近書いた記事を読みなおしたら真剣すぎて面白くはない。だけどいきなりチャーミングになれと言われても難しい。そもそもチャーミングってなんやねん。
OK GOOGLE
チャーミングとはなんぞや??
(うちにスマートスピーカーはないが、一度やってみたかった)
ハードルたけーよ(笑)
そもそも今の時代は色んな就活サイトもあるし、OB訪問してくれる人も多いし、わざわざ就活の記事を自分が書く必要はないなと思ってる。どうせふざけた記事しか書かないし。
おふざけ記事①
おふざけ記事2
おふざけ記事3
上司の小坊主に相談してみた
中村
「竹さん、自分はチャーミングがよくわからんっすわ。コロナショックでみんなが不安になっている時にチャーミングに記事を書く必要ってありますかね.... もっと真剣さで勝負したほうがいいんじゃないですか?」
上司の小坊主が、ろくろまわしポーズをしながら語りはじめた。
上司の小坊主
「中村さん、そもそもチャーミングとは真剣の先にあるものなんです。おふざけは何もしていない人がふざけているだけ。チャーミングとは真剣に学生のことを思って辿り着いた結論を面白くする事なんです。」
上司の小坊主は頼んでもいないのに熱く語り続ける
「そしてこういう時代だからこそ真剣に向き合った上で辿り着いた結論に、明るさという光を加えることが必要なんです。真剣に向き合うことが論理だとすれば、論理に読者が幸せになってほしいと愛を注ぎ込むのがチャーミングなのです。チャーミングとは愛なんですよ。愛。」
上司の小坊主が暴走をはじめる
「私の頭は真剣に人生と向き合った結果なのでハゲではないんですよ。私の頭こそチャーミングなんです。チャーミングとは私の生き方そのものだと思いませんか? そもそもね......
それでですね、チャーミングとは.....
私の頭の光は、、、、
人をハゲましているわけであって...
中村は逃げ出した
せっかく良記事にしようと思って意気込んでたのに、かなり遠回りしてしまった。まあ気を取り直して就活アドバイスにいってみよう。
※前置きが長すぎるというクレームはこちらまで。24時間対応しています。
就活生よ、君に伝説の剣を授けよう
NOTEの表紙となっている、この完成度の高い絵に感動した学生も多いはずだ。本当にこの絵のようなカッコイイ伝説の剣を入手できるのか疑心暗鬼となっている学生も多いと思う。安心してくれ。もしかしたら人によっては伝説の剣を見つけられない人もいるかもしれないが、今装備している武器よりも良くなる可能性は高い。
※ちなみに絵のモデルは上司の小坊主竹さんです。竹さんファンの方は下記URLより、竹さんのLINEスタンプも絶賛発売中です! 社内では使いにくいと大好評なのでおススメですよ。
学生時代頑張ったことは何か?
まあ定番の質問ではあるが、みなさんはこの質問をされた時にどのような思考プロセスで考えるのだろうか?
学生時代頑張ったことはなんだろう?
何か一生懸命になったことはあったかな?
本当に私って頑張ったのかな?
と頭の中で問いかけている皆さん。
あなたの装備は「ひのきのぼう」です
※注意
私の記事はちょくちょくドラクエをプレイしたことがある前提で話が進みます。そこらへんは雰囲気でつかんでください。ちなみにひのきのぼうとはドラクエにでてくる最弱な武器のことです。
ひのきのぼうが悪いわけじゃない。むしろその装備でラスボス(第一志望の会社)に向かっていく君たちの勇気を私は称えたい。仮に内定がでたとしても、就職活動というゲームはラスボスを倒してからが本当のスタートである。社会人になってからも君がひのきのぼうで戦おうとしているなら、それはあまりにも無謀である。
「考える力」とは「問いかける力」
そもそも考えるとは「脳との対話」である。自分の脳にどんな質問をできるかがあなたの脳をフル活用できるかのポイントとなる。
学生時代頑張ったことを考える時に大事なのは、あなたが適切な質問を脳に対して出来るかどうかが重要だ。適切な質問をするのが難しいから就活アドバイザーがいるわけだが、残念ながらあなたに就活アドバイスをしてくれる人の9割以上は適切な質問ができない OR 利益に誘導するための質問をする人である。知的であり、心もあるアドバイザーを探すことはなかなか難しい。
(もしそういう人が見つかったら大事にして下さい。そういう人が相談に乗ってくれることが当たり前だと思わないほうがいいです。)
見つからなかったらどうすんだよ??
そもそもどうやって見極めればいいんだよ?
あっ、これクリアソンの宣伝か??
落ち着け
脳に対する問いかけを考えやすくするフレームワークを作成してみたので活用してくれ。学生時代頑張ったことの90%ぐらいは、このフレームワークの中で試行錯誤すれば完結すると思う。
フレームワークとは
framework 「枠組み」「骨組み」「構造」などと和訳できる英単語。それを使えば、対象とする範囲で、問題解決や意思決定を行いやすくしたテンプレートのこと。(wikipedia参照)
学生時代頑張ったことを我武者羅になって努力するよりも、こういったフレームワークの中で努力するほうが効率が良い。企業研究もそうだが、何もフレームワークがない状態で企業研究をすればあなたの努力は「ホームページをひたすら見ただけ」になってしまう。
フレームワークの使い方
単純にフレームワークに沿って答えているだけでは何も生まれない。漫画ワンピースの例を使って一緒に考えてみよう。
まず大前提として「期間」を区切ることは重要である。今回はアーロン編に区切ってみよう。
目的:海賊王になる事
目標:アーロンをぶっ飛ばす
行動:アーロンパークに殴りこんで、アーロンと戦う
失敗:ゴムゴムの風車で足が動かなくなる
改善:仲間を頼る
結果:アーロンを倒す
フレームワークに沿って答えただけでは、意味不明なストーリーが出来上がる(笑)
面接官は何もワンピースについて知らない状態からスタートする。きちんと前提条件を整えた上で話さなければ何も伝わらない。だから上記の内容に少しづつ肉付けをしてみよう。
まずは目的語から肉付けしてみる。
(なぜ海賊王を目指そうと思ったのかについて)
肉付けには5W1Hというフレームワークが有効的だ。
ルフィーのあらすじを5W1H視点で考える
WHEN ⇒ 時代背景
かつてこの世の全てを手に入れた男、〝海賊王〟ゴールド・ロジャー。彼が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾多の海賊達が覇権を賭けて争う「大海賊時代」が到来した。
WHERE ⇒ どこで、 WHO ⇒ だれが誰と
「東の海(イーストブルー)」のフーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィは、村に滞在していた海賊〝赤髪のシャンクス〟と親しくなり、海賊への憧れを募らせる。
WHAT ⇒ 何を
ある日ルフィは「ゴムゴムの実」という悪魔の実を食べ、一生泳げない体になる代わりに、全身が伸び縮みするゴム人間となった。それからしばらくして、ルフィはシャンクスを貶める山賊たちから怒りを買い、海に投げ込まれてしまう。
WHY ⇒ なぜ
ルフィーが山賊とトラブルになったのは、山賊がシャンクスの悪口を言っていたから。友達の悪口を言ってるやつを許せなかった。しかし戦いに敗れてしまい、海に捨てられ溺れかけ、巨大魚に食われそうになったルフィを、シャンクスは片腕を犠牲にして助け出した。ルフィは、村を去る間際のシャンクスからトレードマークの麦わら帽子を託され、将来立派な海賊になって再会することを約束する。海賊王になることがルフィーの夢となった。
HOW ⇒ どのように
1人立ちするには力が必要なことを察したルフィー。ここから、エース・サボと出会い、様々な困難を乗り越えて一人前になっていく。※ここは長くなるので詳細省く。
こうやって目的語をしっかりと肉付けすることで、面接官はルフィーという人間が働くイメージをつくりやすくなる。このような感じで、目標や、行動、課題についても具体的に掘り下げて肉付けをしていくことが大事だ。
あなたの言っていることは矛盾している。何故ならESは文字数が限られているし、面接なら時間が限られている。そんなに文章が長くては就職活動で活かすことはできませんよね。
「くっくくくくくく」
学生時代頑張ったことは書きすぎるぐらいでいいのだ。君は映画を観たことがないかね? 学生時代頑張ったことを掘り下げるとは映画を構成する感覚に近いのだ。ESや面接に提出するもの、それはずばり...
映画のPVだ!!
この世界のどこに映画のPVだけを目的としてつくるやつがいる? まずは映画をつくりあげ、その上で重要なポイントを引き出して伝えるのが映画のPVだ。ポイントを発見するためにも、一度自分の人生を振り返って映画化するのだ。そして映画を観ながら、本当に視聴者(面接官)に伝えたいポイントを絞り込んでいく。面接官がPVを見た時に、あなたのストーリーに引き込まれて「もっと質問をして掘り下げたい」という状態をつくりだすのだ。
そしてここでもう1つだけアドバイスさせていただく。
「課題と向き合え」
学生時代頑張ったことの話でありがちなのは「課題のズレ」「課題の曖昧さ」である。例えば体育会学生は「組織のモチベーションが1年生と4年生でギャップがあったので、モチベーション向上に取り組みました」という話をよくするが、これは正直全然イケてない。
課題がぼやっとしすぎている。あまり深く課題について考えないで取り組んでいるのだろう。下記の2つのケースを比較してみるがいい。
課題の考察がないバージョン
私は学生時代に体育会サッカー部で組織のモチベーション向上に貢献しました。上級生と下級生の間にモチベーションの差が存在していたので、私は下級生に対して面談をおこない、ひとりひとりの部活の目的をヒアリングすることにしました。そうすることで下級生に目的を理解してもらうことができ、、、、、、
課題の考察が最低限あるバージョン
3年連続全国に出場できていないサッカー部で日本一を目標として活動した。課題は山積みだったがその中でも練習強度の低さは致命的な問題であった。強度の高い練習を継続するためには部に対する強い動機が必要となる。具体的には目的への共感と、自分以外の誰かのためにやりきるという状態を生み出すことだ。そのために、、、、、、
この2つのエピソードの違いがわかるだろうか?
モチベーションを課題として設定するのは構わないが、何の考えもなく一体感が大事だと語ってくるエピソードはしらける。
・なぜモチベーションの問題と向き合うのか?
・モチベーションがある・ないによって行動がどのように変わるのか?
・あなたが行動の変化に対して課題を感じているのでは具体的にどういった点なのか?
・そもそもモチベーションを低下させている原因はどこにあるのか?
・他に優先するべき課題はないか?
・モチベーションが高い・低いは何を基準としてジャッジするのか?
・そもそも常勝軍団は一体感があるから強いのだろうか?
(もしくは一体感という言葉の定義が違っていたりしないか?)
課題設定の具体例
モチベーションが課題 ⇒ ×
モチベーション低下による、練習強度の低下が課題 ⇒ 〇
2軍が試合にでれないことでモチベーションが低下して練習強度が下がった。それにより1軍と2軍の力差が大きくなり、1軍が効果的な実践練習をする機会が失われ、組織が弱体化していることが課題 ⇒ ◎
課題をしっかりと設定できなくても
もしあなたが大学時代に課題設定を誤ったのであれば、面接では自分自身が失敗からどんな「発見と学び」を得ることができたのかを語ればいい。就職活動は高い結果を得た人だけが評価されるのではなく、失敗したとしても結果と真剣に向き合う人間も求められる。
わかりづらいと思うのでサンプル文を作成してみた。
失敗と向き合う学生パターン
3年連続全国に出場できていないサッカー部で日本一を目標として活動した。課題は山積みだったが、私は組織のモチベーション落差が1番の問題だと考えた。モチベーションの差を埋めるために、部員一人一人と面談をおこない全員の意見に耳を傾けた。練習メニューの構築も全体の意見と取り入れることで一体感が生まれた。しかし全国大会に出場することはできなかった。
他チームと比較して分析する中で、私たちは練習強度が低いことに気づいた。メンバーの声に耳を傾けすぎてしまい、目標とした日本一から逆算した練習強度ではなくなっていた。どこかで気づいていたのに一体感を生み出したことに自分が満足してしまった。私のミスで組織の目標が未達となり、信じてくれた人たちを裏切ってしまった。社会では絶対に目標から目を背けず、行動量にも強度にコミットメントすると覚悟を決めた。
大きな成果がない学生の皆さんに伝えたいことは、
「小さくまとるんじゃねえ」
就活は成功体験を伝えなきゃいけない!みたいな風潮に流されて、自分の小さな成功を必死でアピールするのはやめなさい。挑戦が失敗で終わったとしても、本気でやった結果なら胸を張って語ればいい。そして同じ過ちを繰り返さないために、失敗を振り返り学べばいい。成功した人と比較して自分に何が足りなかったのかを考えればい。学びに対して、成功に対してハングリーであれ。
失敗と真剣に向き合えるあなたの未来は明るい。
最後に...
そういえば伝説の剣は....
あっ...
多分この文章のどこかに伝説の剣が落ちている。
はず....
きっと、どこかに。
うん。
私は貝になりたい....
頂いたサポートで良質な糖分補給をさせて頂きます。ありがとう!!