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2022年のスマホ販売が想定以上の落ち込み。

IDCの調査によると2022年10-12月の世界のスマホ販売台数は、3.0億台で前年同期比▲18.3%だったようです。これで2022年間の販売台数は12.05億台となり、コロナ初期の2020年の12.9億台をも下回る低調でした。世界のスマホ販売は、2017年が16.5億台でしたので、そこから比べると随分低下しているのが分かります。供給面では、コロナによって中国でのスマホ生産が落ちたことがあります。ただ、一方で、需要面では、ここ数年でスマホが大型化し、大型の電池が搭載可能となったことで、バッテリーの劣化を感じにくくなったことや、カメラなど性能も一巡しつつあり、買い替えサイクルが4年近辺に伸びていることも原因です。
また、日米については、スマホ販売台数の約半分がiphoneとなっており、価格の高さが買い替えサイクルを伸ばしているのが実態だろうと考えています。世界の販売台数で見ると、iphoneのシェアは約15%です。新興国では、やはり安価なAndroidが主流です。
今後、世界的なインフレ傾向が続くと、庶民は安価な製品に流れる傾向が強まると考えます。今年秋のiphone15で、アップルがどのような価格を付けて来るか、同社の戦略には興味が湧きます。

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