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USCPAからの副業・プチ起業!ファイナンス人材の一歩先を行く現代の働き方



ファイナンス人材として市場価値を高めた先に。


これまでの記事で、
「まずは監査法人」だとか、「FASで培ったM&A能力が活きる」などと紹介しました。更には、外資やベンチャーのCFO、投資銀行/FASでのM&A業務や外資系金融の経理の働き方などにも触れました。

あくまで個人的な意見ですが、
「高収入」という観点からも、USCPAを取得した後の価値の高い業務と思っています。

ただ、いずれにしても、大事なのは、いかにして『ファイナンス人材としての市場価値を高める』ことができるか、ということです。
そうすれば、収入は自ずとついて来ます。

究極的には、何の業務であっても、その属する集団内で、1番その業務に詳しくなればよいわけです。そこでできることをやり尽くしてしまえば、次のステップに行く準備が整ったと考えられます。昇進・昇給であろうと、転職であろうと、独立であろうと。


ところで、現代の多様化している社会において、様々な新しい働き方が可能となっています。

得た知識と経験を他の領域へ応用したり、他の技術と掛け合わせたりして、自分自身の力で展開してゆく方法です。

今日は、そんなお話。


会社員(役員)を続けながら、副業


少し前に、Yahoo!が副業の募集を行いました。そして、今度は副業のマッチングサービスを開始しています。お堅いメガバンクの一角、みずほ銀行も副業を解禁しました。

コロナによってリモートワークが進んだことにより、今まで副業を禁止してきた企業がこぞって副業を解禁し、世の中空前の副業ブームです。

働き方が多様化したことで、本業と副業を組み合わせたり、または様々な副業のみを組み合わせるフリーランス的な働き方が、ごく一般の方でもできるようになりつつあります。ファイナンス系職種についても、最近は副業希望者や顧問を募集して企業とマッチングするサービスなども出てきており、これまで築いてきた知識と経験を報酬の拡大につなげられる制度が整いつつあります。

一方で、そういう働き方を実現できるのは、しっかりと自分で稼ぐ能力がある人に限られるようにも思います。何も、人より優れたアイディアから製品を生み出せる人である必要はなく、何かの知識と経験のを豊富に持ったエキスパートであれば、十分可能であり、そういう人にとっては、知識の活かし方が無限大に広がっていく世の中になってきていると思われます。

例えば、USCPAを持っていて、ベンチャーでそこそこ財務系の要職に就き、IPOを経験した人で、加えてM&Aの経験が複数回あるとなれば、それは結構有望なことが想像に難くありません。


そして、会社を辞めずに、そのまま独立できる!?


ところで、多様性はいいのですが、
せっかくなら、ただの単発フリーランスではなく、もう一段上の働き方を目指したくありませんか?

すなわち、自ら会社の設立をするというお話しです。
会社を辞めて、独立してももちろん良いですが、会社が副業を認めているなら、まずは会社勤めを続けながら、自らの会社を設立するのが最良の選択ではないかと思います。

無理して会社を辞めるのではなく、会社勤めを続けながら、自分の会社を設立することに、メリットがたくさんあります。起業というと、いつ失敗するかわからないというリスクが付き物ですが、この方法を取れば、無理なく徐々に起業し、細々とでも確実に、少しずつ前進することができます。

その先に、軌道に乗ったら独立してもいいし、副業の節税対策目的で会社を持ち、自分はサラリーマンを続けてリスクを限りなく小さくし続ける選択肢も可能です。


一方のデメリットは、そう…。色々手間が掛かる所でしょうか。


しかし、ベンチャーなどで何でも何でもこなす経験をしてきたあなたになら、なんてことはないのではないでしょうか?

多様性の世の中、お堅くつまらない金勘定だけをしていると思われているUSCPAが実は起業して幸せを謳歌する姿を、世の中に見せてやろうじゃありませんか!


一歩踏み出すかは、あなた次第


最も、以下に紹介するのは、僕個人の経験に基づく部分が大きいため、誰にでもフィットするかどうかはわかりません。

しかしながら、やってみれば意外とどうにかなるものであり、同時に、新しい発見があるものです。そして、今まで知らなかった世界を少しずつですが見ることができるため、自らの可能性を広げる結果にも繋がっていると個人的には考えています。


何を隠そう、僕は、

おそらくUSCPAを取得された多くの皆さんと同じく、それほどアグレッシブな性格ではありません。

組織でガツガツ他人を蹴落として上がったり、社内政治に巻き込まれたりするのは、ものすごくイヤだし、そもそも周りから頭一つ抜きに出て優秀な人間でもありません。

ガンガン人を怒鳴りつける上司なんかがいると、ソリが合わなくて仕事は続かないないし、かと言って、伝統的な日系企業みたいに、みんな横並びで同じことを順番にやって安心感を得るような環境では、自分の成長を感じられないから、やっぱり合いません。

そして、面倒くさいことに、
どんなに世間で空前のブームを巻き起こしているモノであっても、自分が興味がなければ、死ぬほどどうでもいいと思っていて、熱くなることはあんまりありません。

でも、お金は欲しいんです。そもそも会計勉強したの、お金のためでした。


起業と言えば、毎晩のように夢にこそ見るものの、
新しいアイディアとか、誰もが驚く技術とか、そんなもの自分にはありません。世の中、3年で半数以上の起業が失敗していることからも、実際に踏み出そうなんて結局考えたこともありませんでした。

でも、そうは言ってもちょっとは興味があったので、そこそこ得意な英語が活きないことを承知で、ベンチャーでIPOやってみたりして、少しその世界をつまみ食いしてみた人間です。


そして何より、ここまでそこそこは頑張ってやってきたので、生活水準を今更落とす気もありません。

今から話すのは、そういう僕が、とりあえずやってみて、

「これ、意外にメリットばかりだな」

と思ったプチ起業メソッドを紹介したいと思います。

別に、「こんな僕にも簡単にできたのであなたにもできます!」などと安い宣伝文句を言うつもりはありません。やるもやらないも自由ですし、できるかできないかはあなたがやりたいかどうか次第です。

ただ、少し興味がある人にとっては、少し背中を押せるのではないかと思っています。

なお、本記事では、プチ起業のメリットと、その他知っておくと絶大にお得な「考え方編」となっています。

具体的な会社の設立方法については、以下の記事でメソッドを公開していますので、併せて以下の記事をご覧下さい。


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