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今すぐ真似できる!戦略的なUSCPA(米国公認会計士)の勉強法

USCPA受験生へ、少しでもTipsとなればと、勉強法について記載しています。

僕自身が試験を受けたのは既に15年近く前となるため、内容が古いですが、現在の試験へ十分応用できると思いますので、ご参考にしてもらえればと思います。

なお、この勉強法が全てと言うつもりは全くありませんが、一応僕はこの方法だけで、1科目もExpireせずに全科目合格することができました。ちなみに、試験は3回に分けて受験しています。



USCPAと言う試験について知る

何事も戦略を立てる前に、敵を知る必要があります。

まずは、USCPA試験について。詳細は皆さんのスクールが説明してくれると思いますので割愛しますが、効率的に勉強するにあたっては、以下を念頭に置いておきましょう。

USCPA試験が相対的に難しい理由:

1. 試験範囲が膨大
2. 受験生に社会人が多く、勉強に割ける時間が限られている傾向
3. 科目合格の期限が比較的短い

「受験者の属性」と「時間との勝負」と言う付随する要素が加わることで、相対的に難しい試験に仕上がっていると考えられます。ここでわかることはつまり、限られた時間で効率的に合格ラインまで達成することがとても重要であると言うことです。

USCPAがそれほど難しくない理由:

・試験問題自体は難しい問題は少ない
・論述が少ない

一方で、試験そのものの難易度はそれほどでもありません。

もちろん、個別に難しい論点は色々ありますが、逆に試験範囲が膨大なのが幸いして、難しい論点が集中的にたくさん出題される可能性は、相対的に低いものと考えられます。
そして、一般的に高配点の論述問題も全体からすると極めて限定的な出題量・配点です。

ということは、やはり、先ほどと同じですね。

どれだけ効率的に試験範囲を網羅的に勉強できるか

が合格へのキーになります。


ちなみに、USCPAを独学で勉強するか、スクールへ行くかということを悩まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にはスクールへ行くことをお勧めします。

独学するには、範囲が膨大で効率が悪すぎます。
そして、会計の素養がない人にとっては、その中で重要ポイントを絞るのは至難の業だと思われます。


高得点を取る必要性は薄い

中には、合格後のことも考えて、試験合格レベルよりも高得点が取れるレベルまで勉強したい方もいるかもしれません。


…が、はっきり言って、意味がありません。


転職でUSCPA合格の有無を問われることはあっても、個別の科目の点数まで聞かれるという話は聞いたことがありません。

また、前述の通り、広く網羅的に理解していることを求める試験であり、そのため基礎レベルのことがしっかり理解できているかを問う問題が多いわけです。

そのため、実務上(または転職活動上)は、
「試験で高得点を取得した未経験者」よりも、
「ギリギリで合格した経験者」の方が価値が高いことが多く、合格さえすれば、点数はあまり関係ありません。

従って、ここでは高得点を目指すよりも、合格へ最短距離で目指すことに主眼において話を進めます。


さて、ではこれから、個別のポイントを見て行きましょう。
個人的に大事と思う以下のポイントに絞って記載しています。

・MCの勉強方法
・TBSの開始タイミング
・模試
・その他のTips

合格を保証するものではありませんが、長く続く試験対策の一助になれば幸いです。


【実践編①】MCの対応

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