プロシーンのBreeze攻略③:Aサイト編
今回はブリーズについて、A/Bのエリア取り、具体的なエントリープランなど、やや曖昧になってしまった②では説明できなかった部分を詳細に書いていく。
①→プロシーンのBreeze攻略①:ブリーズの現状
②→プロシーンのBreeze攻略②:ブリーズの基本プラン
1.Aショップの攻防
防衛側
防衛側がAショップまで確保することは基本的に無い。しかし、無抵抗でアルティメットオーブを明け渡すのが抵抗があるだろう。そこで、いくつかのプランを示す。
2コン構成の場合は、いくつかの選択肢が生まれてくる。
Aショップ入口に炊く1wayスモークは、相手が誰もいなければ非常に強い。攻撃側は開幕Aショップにある程度の人数を割く必要があるだろう。
Harborのカスケード(C)は有力な選択肢だ。攻撃側はスキルをある程度使用しなければショップを確保することができない。ただ、サイトからショップに入る場合は攻撃側のスモーク抜きに警戒しなければならない。
1コン構成でも、以下の定点は覚えておくと便利だ。Jettがテイルウインド(E)を使用してキルを取りに行くという選択肢が生まれる。Skyeだと少し弱いが、Yoruのフラッシュでも効果的だろう。
またTeam Liquidは、ハンターズフューリー(X)を使用したキル狙いのセットを用意していた。ゼロ/ポイント(E)、カスケード、リコンボルト(E)を開幕に使用し、フラッシュ/ドライブも投入してSovaultというプランになっている。
またSovaをAに置くならば、オーブ回収を妨害するショックダーツも面白い。
攻撃側
かなり地味なのだが、攻撃側がAショップをどのように取るかはかなり重要である。よく見るのはゼロ/ポイントもしくはリコンボルトを開幕に投入するケースだ。
ゆっくりとした攻め・とりあえずオーブの確保を目指したのならばこれで問題ない。しかしAラッシュを仕掛けるならば、どちらもサイト内に使用したいスキルなのが気になる。
VitalityのSayf選手がやっていたように、サイファー単体でショップを取ろうとする作戦もある。
開幕にサイバーケージ(Q)を展開して射線をカットし、ショップ内の壊されない位置にスパイカメラ(E)を設置する。比較的安全に確保できるのが利点だが、そもそもCypherはBのエリア取りに適しているという問題はある。
もう一つ、Cypherは引き目にカメラを設置するという手段もある。
これならば相手を1wayのカメラで捉えることができ、オーブ回収も防げる。比較的少ないスキルで、ラウンド途中からでもショップを確保できるだろう。
もう一つ、Viperがスネークバイトを入れておくという選択肢もある。ただこの場合はポイズンクラウドを投げ入れるのが遅れ、定点も限定される。こちらもラッシュ専用とみていいだろう。
2.Aサイトの攻防
防衛側
前回記事でカウンター気味の防衛になると述べたが、トキシックスクリーンをA・Bどちらに置くかで少し話が変わってくる。Aならばプラント位置に入らせないような防衛が求められるが、B(=Aをポイズンクラウドで守る)ならばサイト中に入るまでの遅延が必要となる。
ただ毒素には限界があり、前回記事で書いたように相手カーテンの内側で戦うのは難しい。DD方面から挟まれる危険性もある。ある程度味方が寄る時間を稼いだら、リテイクに備えるほうがいいだろう。
プラントを防ぐカーテンの場合は、前回述べたようにスネークバイトやショックダーツを入れて相手のカーテンが落ちるのを待つプランになる。
忘れてはいけないのが、DDからやってくる敵への対策だ。ここの進行をある程度抑止できるエージェントがAサイト守りに必要となる。ジェットに前目守りを任せるのも選択肢の一つだ。
具体的にはヴァイパー(スネークバイト)、KAY/O(フラグ/メント)などだろうか。ピラミッド下にはいい感じの段差があるので、ここを活かしながら戦いたい。
リワークによりAショップが縮小、ケイヴも無くなったため、サイトから追い出してしまえば防衛側が有利になりやすい。カウンター中心のプランで人数有利を作り出せるかがカギになるだろう。
攻撃側①(ショップ経由のみ)
A攻めの場合、以下のポジションをどう警戒するかがカギとなる。
ピラミッドにKAY/Oナイフを刺せれば話は早い。リコンが入ればいいが壊される可能性は高いので、フラッシュを含めて多くのスキルを浴びせる形になるだろう。以下のスモークを使えばエントリーは比較的安全になる。
とはいえ、多くのスキルが返ってくるAサイトを攻めるのはハードルが高い。KAY/O,Yoru,Harborなどのアルティメットが溜まっている際などに限定し、相手の定点を潰すようなスキルの使用が求められる。そのうえで、自らのカーテン越しにフラッシュを入れてキルまで取れれば万々歳だ。
攻撃側②(mid使用パターン)
midを使った早い攻めの場合、たとえば以下のようなパターンが考えられる。
攻撃側①と同様にピラミッド横が危険なのだが、DDとの挟みにより側面を衝くのが一つの狙いとなる。ただかなりスキルを使ってしまうため、高めの配置をどこまで活かせるかが勝負になる。
2コントローラー構成であれば、スモークでエリアを拡大しつつ、アストラがいるのであればキルを取りに行く動きも取ることができる。
2コン構成の最大の利点は、サイトエントリーを楽にするスモークが使えることだ。
サイト側にやや膨らんだスモークを設置し、フラッシュを入れたうえで複数人で飛び出す。サイバーケージでも代用でき、フェイクとしても使うことができる。
また、ブリーズは本当に空爆が多い。ヴァイパーであればAロビーとmidの両方からスパイク解除を防ぐためのスネークバイト(オープン・隠れ設置両方)は覚えておきたい。フラグ/メント、ショックダーツもあるとなお嬉しい。
今後定点をXのほうに投稿するが、少し立て込んでいるためstrats.ggというサイトを紹介しておく。少しラインナップが足りないのだが、基本的には問題なく使えるだろう。
次回→Bサイト編
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