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プロシーンのBreeze攻略②:ブリーズの基本プラン

今回はブリーズについて、エージェント構成の意味と攻守両方の基本プランについて検討する。あくまで基本であり、細かいエリア取りなどは③以降に回す。

前回→プロシーンのBreeze攻略①:ブリーズの現状

1.エージェント構成

現在のブリーズでは、Jett / Viperの採用率がほぼ100%を記録している。基本中の基本となるが、なぜこの2エージェントが必須なのかまずは述べる。

Viper: 攻撃時はA/Bサイト共に相手の射線が多く、丸モクではカバーできない箇所が多い。必然的にカーテン系のスモークが要る。Harborも同様の役割を果たせるが、防衛時に両サイトでスモークを展開できるViperがより重要。

Jett: 攻撃時は相手Viperのスモークを越えて(弱体化を受けながら)サイトに入る必要があり、サイト中の敵の位置も全て判明していないことが多い。よって一気に前線を押し上げ、クラウドバースト(C)で耐える必要がある。Cypherのトラップワイヤー(C)をアップドラフト(Q)で回避しつつエントリーできるのも評価できる。また防衛時、テイルウインド(E)を使用してのmid / Bエルボーpushも選択肢に入る。

残りの3エージェントについて、カーテンマップである以上、まずはフラッシュ役が必要だ。KAY/O,SkyeにYoruが選択肢となる。KAY/O,Yoruのどちらかを選んだ場合、索敵役としてSovaが入り、Skyeの場合はCypherにHarbor or Astraという2コントローラー構成が採用されることが多い。

Sova,KAY/OおよびSova,Yoruの場合、Cypherを入れるかそれともAstra,Harbor,Omenなどコントローラーという判断になる。

Jett / Viperと同様に全エージェントを解説するのでは非常に長くなってしまう。基本の攻め方守り方を述べつつ、その役割を続編含めて考える。

2.ブリーズの基本プランと配置

アタッカーサイド

攻撃側はABどちらかのラッシュを仕掛けない限り、Aもしくはmidのエリアを取ってゆっくりとした展開になることが多い。

Aパターン
midパターン

同様にBエルボー進行でネストにヴァイパースモークを炊く展開もあるが、数としては少ない。

1コントローラー構成の場合、ヴァイパー担当はとりあえず以下の3か所にポイズンクラウド(Q)を投げられるようにならなければならない。

この際2コントローラー構成であれば、同様のスモークやハーバーのカスケード(C)で代用できる。midをより取りやすくなるのが特徴だ。

ディフェンダーサイド

防衛側でよくみられる配置は以下の通り。

JettやViperがB(トンネル)に向かうケースもあり、その場合はKAY/Oがウッドドア(DD)を確認していた。

1コントローラーのスタンダード構成において、防衛側はカウンターを主軸に戦うことが多くなる。例外はジェットで、カバーをもらいながら前で守ることができる。オペレーターを使用する場合はそうなりがちだ。

B、エルボー、mid、Aの4パターン

なぜカウンター中心になるのか。それにはいくつかの理由がある。

「エントリーを防ぐ」プランでは戦いにくい

これに関してはAサイトが非常に分かりやすい。

相手ヴァイパーによるトキシックスクリーン(E)の内側に入ってしまうと、味方からのカバーをもらえず、大量のスキルを浴びるだけになってしまう。ポイズンクラウドやカーテンを使用したとしても、毒素が切れてしまえばおしまいである。人数を寄せるための時間稼ぎとしてスネークバイト(Q)などを用いたほうがいいだろう。

そもそもを言ってしまえば、Jettマップではクラウドバースト内にエントリーしてくる以上、「サイト中の敵をどう捌くか」という発想になりがちである。それはBサイトでも変わらず、トラップワイヤー破壊後のエントリーをどう捌くかという話になる。

「相手のカーテンが下りるまで時間を稼ぐ」プランが有力

先述した通り、ブリーズでは射線が多く通るからこそカーテンを持つエージェントが必要となる。ではスパイク設置を阻止し、毒素が切れるのを待てば良いのではないか。

ソーヴァのショックダーツ(Q)でも、KAY/Oのフラグ/メント(C)でも構わない。mid上がりを警戒できているのであれば、オープン設置にはスモーク抜きで対応できる。覚えておいたほうがいい定点だろう。

Sova / KAY/Oのコンビでは取れる情報量が少なくなりがち

ブリーズにおけるSova / KAY/Oの弱点として、防衛側で相手がどこにいるのか情報が入りにくいことが挙げられる。索敵手段はリコンボルト(E) オウルドローン(C) ゼロ/ポイント(E)の3種類しかなく、クールダウンも長い。

貴重な索敵を無駄にしたくはないため、有効打となりうる状況でしか使わないことが求められる。たとえばKAY/OナイフはAエントリーが迫っているときのカウンター、DDから開幕のB索敵に使うことが多い。

Sovaは守りでネストにいるケースが多い。これはネストからのオウルドローンが、midとエルボー両方を確認できるからだ。他のイニシエーターに無いスキルで、ドローンの足の遅さがあまり影響しない。

それに加え、ネストからはAブリッジまで移動するとAのカウンターリコンボルトを放つことができる。またエルボーからの射線は気になるが、Bへのカウンターリコンも入る。

カウンターリコンはタイミング次第(Jettエントリー後0.5-1秒が理想?)でプロシーンでも十分に刺さる。②で述べたように時間を稼ぐ役割も期待できる。

カウンター主軸の守りと先ほど述べたが、正確にはイニシエーターの性能がカウンターに向いていると言っていいかもしれない。

3.ミッドの考え方と2コントローラー構成

攻撃側はmidを使った挟みを行いたいのだが、midは同時に危険な場所でもある。中央topなどは相手に包囲されるからだ。これを避けるため、midを使う場合は早い攻めになることが多い。

ただ、それは守り側も変わらない。midを守り抜くにはそもそもスモークが足らず、射線の多さからかける人数も多くなってしまう。

ただ、2コントローラー構成ならば話は変わってくる。攻めならばネスト・トンネル・DDに自由に置くことができるし、ハーバーであればカスケード(C)、ハイタイド(E)の利便性が良い。

2コンならば、守り側でトキシックスクリーンをmidに展開、ポイズンクラウドともう一人のコントローラーでサイトを守るスタイルも見られた。

こうみるとまだまだブリーズはメタに発展の余地がありそうだ。より自由にフラッシュを使用できるスカイとともに、2コン構成が増えるかもしれない。

③→プロシーンのBreeze攻略③:Aサイト編

おまけ:PRXしか使用していないトンネルポイズンクラウド


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