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スターウォーズ アソーカ 全体通しての感想【前編】
皆さま、ご機嫌よう。
アソーカも終わりましたので、ドラマ全体を通しての総評や展開予想なんかを話していきたいと思います。
話したいことが多いので、前編後編に分けて語っていきますね。
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1.アソーカの総評
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♦ 非常に面白い
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まずは全体を通しての総評ですね。
ドラマアソーカ、非常に面白かったです。
正直こんなに面白くなるとは思っていませんでした。
スターウォーズの正統続編として、ここ最近の中では一番面白かったと思います。
マンダロリアンとはまた違った、ファン向けだけどメインの物語。
もう最高ですね。
今後の展開がどうなるのかが今から楽しみで仕方ありません。
♦ 監督がデイブ・フィローニ
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この作品の監督を担当したのはあのデイブ・フィローニです。
この作品を語るからには彼の話は欠かせません。
彼はアニメ『クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』の制作総指揮を務めた人物で、ジョージ・ルーカスが直々に総監督に任命した人物です。
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アニメの監督経験があること。
筋金入りのスターウォーズオタクであること。
などを買われて抜擢された彼は、ルーカスから学びながらアニメシリーズを神作と言われるレベルまで練りこみ作り上げていきました。
言うなればルーカス直属のパダワン(弟子)みたいな方ですね。
そんな監督がアソーカのドラマを作るというのだから、期待が集まらないわけはありません。
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結果は大成功。
ほぼ文句のつけようがない物語を作り上げてくれました。
なぜもっと早くフィローニに任せなかったんだと言いたくなりましたね。
2.アナキンを出したことへの評価
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♦扱い方が丁寧
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ドラマアソーカでは、度々アナキンが活躍してくれました。
これはファン待望でしたから、素直に嬉しいです。
そしてその扱い方も実に見事。
主役であるアソーカを食いすぎてメインになりすぎることもなく、ちゃんと見せ場も作ってアナキンを出す『意味』を与えてくれました。
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アナキンを物語にうまく調和させてくれたんですね。
ただ過去作のキャラを出せばいいという風潮がありましたから、物語に意味のあるキャラの扱いをしてくれたのは流石という他ないですね。
♦アソーカを救ってくれた
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アソーカ8話の記事でもまとめましたが、大切なことなので総評の記事でも話します。
この作品は、アソーカを救ってくれた物語でもあります。
アソーカはアニメ『クローンウォーズ』で初めてアナキンの弟子として出てきました。
EP3の時点ではアナキンの側にいれず、師匠が暗黒面に堕ちるのを食い止められなかったという設定の人物です。
ジェダイオーダーからも追い出され、師匠も救えず、その後悔に苦しみ続けているという悲哀を背負ったキャラクターなのです。
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しかし、今回アナキンをかつての姿で出すことによって、アソーカを救わせる物語を描いてくれました。
アソーカが救われたのは嬉しかったです。
アソーカにとって、銀河を救うことはアナキンへの贖罪でもありました。
自分が救いをもたらしたいために、取り憑かれたようにスローン大提督を追っていたのですね。
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しかし、アナキンが現れて救われたことによって、宿敵スローンを自分以外の希望であるエズラに託すことが出来ました。
サビーヌとも心を通わせ合い、誠の師弟関係を築くことが出来たのです。
アソーカの境遇を知るほど、本当に良かったと思えるドラマでした。
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♦ アナキンの殺陣が素晴らしすぎた
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狭間の世界でのアナキンのライトセーバーバトルも素晴らしかったです。
本当に衰えを知らないヘイデン(アナキンの俳優)。
EP3は18年前の映画ですよ?
ユアン(オビワンの俳優)もそうですが、今も良くあんな動きができるなと感心してしまいます。
俳優として、アナキンとオビワンを生涯かけて本気で演じたいという気概が伝わってきます。
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スターウォーズファンとしてアナキンやオビワンをこれからも見たいと思いますが、同時に俳優ヘイデンとユアンのファンとしてもこの素晴らしい作品を見続けたいと思いますね。
余談ですが、アソーカの子役の殺陣も素晴らしかった。
実写にも、若いアソーカもっとどんどん出てきて欲しいですね。
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3.アニメ反乱者たちに焦点を当てた物語
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アニメ反乱者たちにに焦点を当てた物語も良かったです。
最初は、なるほどアソーカの物語でそうきたか。
主人公のアソーカが雑に扱われないといいな・・・なんて思っていましたが完全な杞憂でしたね。
反乱者たちの仲間が描かれることによって、アソーカのキャラの深みも増すような作りになっていました。
アニメ反乱者たちでは実際にこのレジスタンスの仲間たちと行動を共にして、アソーカのキャラを深堀りしていましたからね。
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サビーヌの葛藤が描かれていたのがとても良かった。
親しいエズラと離れ離れになって、親友のためにより強くなって自分が助けに行く。実にサビーヌらしくて良いキャラ設定でした。
サビーヌがフォースに目覚めるとは思いませんでしたが。
まあマンダロリアンがライトセーバーを振り回すのもそれはそれでありでしょう。
実写役もハマっていましたし。
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ヘラの顔が全然違うやんとかエズラがヒゲズラとか色々言ってきましたが。
このドラマが終わる頃には、実写反乱者たちメンツを受け入れてる自分がいました。
早く全員集合するところが見たいですね。
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4.魅力的な新キャラの可能性
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新たなスターウォーズで、意味のある新キャラを登場させる可能性も提示してくれました。
オビワンに登場した尋問官の新キャラが無意味とまでは言わないですが、ほぼベイダーに倒される生贄で終わってしまいましたからね。
新キャラには正直期待していませんでした。
その点ベイランとハティは、大きな可能性を示してくれたと思います。
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師弟関係というのが良かったし、二人ともキャラが立っている。
シン・ハティ
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ハティは今後良い協力関係を結べる未来もありえる性格でした。
サビーヌを裏切ることに疑問を感じたりもしてましたね。
ベイラン・スコール
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ベイランは悪でも正義でもないより高みを目指して行動している、ドゥークー伯爵に近い行動原理がとても魅力的。
残念ながらベイランの俳優さんは亡くなってしまいましたが、二人の今後が気になるようなキャラ設定にとても心惹かれます。
こういう今後のサーガに関わりを持たせられる『意味』のある新キャラ、もっと増えて欲しいですね。
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5.勿体なかった点
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ここまで大絶賛してきましたが、個人的に正直ここが勿体なかったなぁと思う要素を挙げていこうと思います。
♦アソーカの剣術
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はい。度々言ってますが、大人アソーカの剣術ですね。
別に女優さんがアクションが下手とかそういうわけではありません。
対アナキン戦に関しては技術が足りていなかったのも事実ですが。
それはもう関わっている年月が違うので仕方ないでしょう。
アソーカの剣術として見るならそうではないという話ですね。
あまりにも力強すぎるのです。まるで武士の居合いのような。
アソーカの剣術の魅力は、流れる舞いのようなもの。
手数と動きで敵をかく乱して倒していく、戦闘スタイルです。
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本来は結構アクロバティックなんですね。
その点、子役のアソーカの戦闘は素晴らしかった。
ちゃんとアソーカの戦闘スタイルに準じています。
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年齢を重ねて動きが変わったのかとも思いましたがそうではない。
アニメ反乱者たちを見るとわかりますが、ベイダーと一戦交えた時も動きそのもののしなやかさは変わっていないのです。
力強さで倒すのではなく、もう少し動きにダンスのような要素が欲しかったというのは正直なところですね。
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♦ スローンの見せ場がなかった
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これも気になった要素ですね。
スローン大提督は、今後の作品において大事なラスボスになるキャラです。
頭脳戦での暗躍をしてこそいましたが、案外簡単にアソーカ達に突破されたり、エズラにまんまと脱出されていたりと、穴も見受けられます。
アソーカ達に予想外の動きをされた時には、負け惜しみのような発言を度々したりしていますしね。
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そのようなことを言うだけだと、どうしても小物に見えてしまいます。
もっとスローンの作戦によってアソーカ達が大苦戦を強いられるところを見たかったというのが本音です。
♦ 映像はもっと劇的にもできるはず
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勿体ないなぁと感じた最後の一つは『映像』ですね。
今回のドラマアソーカは映像の派手さというよりは、美しい芸術寄りな映像で魅せている印象を受けました。
それ自体は悪いことではないです。
ただ、別銀河という今までにないロケーションを使ったにしては、映像としては物足りなかったなと感じてしまいました。
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元の銀河とは空の色や大地の色を異質なものにしたり、見たことの無い巨大な建造物を一つ出してみるとかするだけでも、映像的なメリハリになったんじゃないかなとは感じてしまいます。
劇的な映像を得意とするマーベルスタジオと同じ傘下にあるのだから、スターウォーズ作品も今まで通りもっと映像で楽しませてほしいと思うのは正直なところです。
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ドクターストトレンジの映像とか美しさと凄さが融合した素晴らしい映像でしたからね。
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そういう映像をスターウォーズでも見たいです。
分かりやすくド派手な方が新規のファンも増えると思いますしね。
6.後編へ続きます
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話したいことを話していたら思ったよりも長くなりすぎましたので、前編後編に分けようと思います。
後編では、今後どうなるのかの考察をメインにしていきます。
元々分けるつもりありませんでしたので、記事が出来上がったら前編後編一気に公開するつもりです。
それではまた後ほど。
フォースと共にあらんことを。
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