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新型コロナウィルス×旅行実態レポートVol.1

WHOがついに「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と発言し、
世界的大流行となっている新型コロナウィルス。
その影響はインバウンド/アウトバウンドと旅行業界にも大きな影響を与えており、観光業界のダメージは計り知れません。

当社では、そんな世界中に被害が拡がるコロナウィルスに対するミレニアル世代の旅行者のリアルな声をお届けすべく、
3月上旬に新型コロナウィルスと旅行に関する意識調査を行いました。

現状やリアルな声は、業界の皆様にとってもなかなかキャッチできない情報だと思います。
私たちが今できる小さな一歩として、我々のもつミレニアル世代の旅好きコミュニティを対象とした調査結果の一部をご共有させていただきます。

◆ 【女子旅トレンドデータ】コロナウィルスに関する旅行意識調査

Q 「コロナウィルス」の流行をきっかけに、海外渡航のキャンセルや計画の中断はされましたか

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・ 「海外旅行をキャンセルした」または「キャンセルを検討している」と回答した方は約6割。一方、約3割が「まだしていない/するつもりはない」と現時点では海外旅行計画には影響がでていない。
・ 旅行を予定していた旅先で最も多かったのは「欧州」。次いで、「韓国」、「ハワイ」、そしてその他アジア圏が多く、日本国内旅行の回答も多かった。欧州に関してはイタリアでの感染拡大もあるが、差別的態度に対しての不安などの影響もあると見られる。
・ また上記で予定していた旅行の時期は、約4割が3月の春休み、約3割がGWと回答。夏休みの旅行と回答した人は1割弱で、現時点では、春時期の海外旅行計画に対して懸念する声が多い。

Q 直近行く予定だった旅行先/終息後に行きたい旅先

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↑ 直近でキャンセルした/キャンセルを検討している旅先(一部抜粋)

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↑ 事態終息後に行きたい旅先(一部抜粋)

・ 事態終息後に行きたい国々に関しては、直近で渡航を計画していた国々と比較し、特定のエリアへのニーズが下がっている、ということは見受けられない。
・ 一方、顕著にあらわれているのは「オーストラリア」の数字の上昇。3.6%→33.9%までのびており、森林火災の影響などで渡航を懸念していた人々も含め、今後の終息後には新たな気持ちでまたオーストラリアを訪れたい、と思う人が多いととれる。

※上記内容は3月上旬時点で実施した調査結果の一部から読み解いたものとなります

◆ まとめ

今回のアンケート調査では5日間で、約400名もの方が大変心強いお言葉や、
辛い実体験などの回答を含め、当社の調査にご協力いただきました。

海外渡航に関して、日々外務省や他国からの情報が更新されているなか、
多くの方々が情報に混乱し、ご自身の渡航計画について悩まれています。
しかし、現時点では、春~GW頃までの海外旅行計画への悩みが多数です。
夏以降の計画に関しては、無事に渡航ができることを多くの方々は願い、
今自分自身でできることをそれぞれ精一杯対応し、正確な情報を探求しています。

また、どのエリアに対してもネガティブなイメージが勝つことはなく、
顕著に渡航希望者が減少したエリアがないことは、非常にポジティブな事実だと感じます。
現時点では3~4月の春の旅行市場に大きな影響を与えていますが、
夏以降、まだ期待をして計画を続けている方々が、不安な気持ちなく渡航ができるよう日常が戻ることを、今は願うばかりです。

< 調査概要 >
• 調査期間:2020年3月4日(水)~8日(日)
• 調査対象:TabiMUSE公式LINE登録者及び公式Instagramフォロワー
• 回答者数:384名(内訳:女性381名/男性3名、20代5割/30代4割/その他1割)

その他結果を含めた簡易レポートもご用意しております。
ご希望の方は下記よりお連絡頂けますと幸いです。

Email: contact@valise.jp

バリーズ株式会社

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