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コロナ禍の中で結婚式を終えた後、世界が広がった話
こんばんは。『Vale tudo』編集長の暮石引です。
やっと、時間に余裕が生まれて、『Vale tudo』の更新が出来ました。
どうして時間が取れなかったかというと、先日も記事でお話させていただきましたが、私が結婚式があったこともあり、その準備に追われて必死だったことが最大の理由です。
とてもとても、大変な時期でした。
生きた心地のしない日々というか、身体をしっかり休めることの出来ない日々と言うか…とにかく、今はほっとしています。
ながらくこの『Vale tudo』が更新できずに大変申し訳ありません。
7月のテーマは「海 その愛」という、海に関わるテーマにさせていただきました。
私の結婚式を行った場所は、海の見える場所でした。その海は、私の大好きな海で、幼い頃からずっと慕っている大事な場所です。
今日は当時の感想や、感じたことをメインに書き、大好きな場所のことを触れていきたいと思います。
◆困難だらけのコロナ禍の結婚式。しかし、天気は最高のロケーション!
私は、神奈川県の七里ヶ浜にある「鎌倉プリンスホテル」で結婚式を行いました。
「海が見える場所で」という私の強い希望で、妻に説得して湘南の海付近の式場を見ており、その中でもかなり気に入ったのが鎌倉プリンスホテルさんでした。
2019年に式は行われるはずだったのですが、コロナウイルスという脅威の前で1年延期。なんだかんだで2年も式場に足を運んでしまい、なおかつコロナ禍という中で行われた結婚式は困難だらけでした。
人数が集まらない…お酒が提供できない…
やっとのことで当日を迎えましたが、あまりにも怒涛の一日でクタクタになってしまったのを覚えています。
私の妻は雨女で、大事な時はいつも雨になるような人でした。
1年前の結婚式の予定日には、まだ梅雨が明けておらずシトシトと雨が降っていたので、今年も雨かな…など思っていたのですが、蓋をあけてみれば雲一つない晴天も晴天。梅雨明けがドンピシャに重なり、夏がドッとやってきたような天候でした。
これには妻も私もホッとして、素晴らしいロケーションで式を行えたのでした。一時期、私は友人達に「晴れ男」と言われていたことがあるんですが、もしかしたらその力を発揮出来たのかもしれないですね。
◆「Carpe diem」な生き方をすべきだった。そう思えた幸せな空間。
結婚式中はとても緊張し、友人達からは「笑顔が引きつってる」など言われました。
当時の自分は「みんなは楽しんでもらえているだろうか」ととても心配していました。そればっかりが気になって、今式を行っているということに集中出来なかったのです。
酒がない、ということが自分の中ではとても残念で、みんなにはお酒をたくさん飲んで欲しかったのですが、政府のやり方に我々は従うしかなく、ノンアルコールでの開催になりました。
しかし、振り返るとそこはとても幸せな空間だったことを覚えています。
式が終わってから、妻と二人きりになり「やっと終わったね」という話をしていた時に、私はあっという間に終わってしまった式の大半を「無事に終えられるか」という不安だけがあったことに気がつきます。
「もっと、あの幸せな空間を楽しめばよかった」
妹が取っていた式の動画を見て、そんな風に思いました。
皆さんは“Carpe diem”という言葉をご存じでしょうか?
ラテン語で「その日を摘め」という意味で、つまり「今を生きる」ということ。
同名のタイトルの映画を見た人もいるのではないでしょうか?あの映画の中でもこの言葉はキーワードとして扱われています。
あの空間の中で、私は「皆は楽しんでいるか」「退屈していないか」とそんなことばかり考えていたのです。つまり、今という時間を生きていなかった。
のちのち自分がスマートフォンの睡眠記録アプリを見ると、6月~7月にかけてほとんど2時間から3時間ほどしか眠っていなかったこともあり、正常な思考回路は出来ていなかったこともありましたが、実にもったいないことをしたなぁ、と思ってしまうのでした。
丁度一年前のコロナ緊急事態宣言中に、ユヴァル・ノア・ハラリの『21 Lessons』を読み、一時期瞑想というものをやってみようと試みていました。
所謂「ヴィパッサナー瞑想」と呼ばれる瞑想の仕方は「今、ここ」という息しを持つことが基本だと言います。
歩いている時は「右足が浮きます。下ろします。前に進みます。右足が浮きます。下ろします。前に進みます…」と意識すること。
ただ座っている時でも「ここに、座っています。足があります。膝があります。腰があって、腹があって…」と自分の四肢や身体があることをただ意識する。そういった瞑想がヴィパッサナー瞑想です。
ちょー胡散臭い。と思われるかと思われますが、ハラリ先生は一日2時間この瞑想を行っているのだとか…すごい。
この瞑想の難易度云々という話をするつもりでなく、いわゆるこの瞑想法こそ「今を生きる」というヒントになるなと思ったのです。
結婚式の最中、私の中には悩みが尽きなかった。
無事に終えることが出来るか、みんなは楽しんでいるか、やはりこの会場はアクセスが悪いのではないか、もっと予算を掛ければよかったのか、等。
今を、生きていなかったのです。
あの時、ただ「幸せだ」と思っていればよかったのです。
それが、あの時出来なかった。それだけが、私の心残りです。
◆今を生きる為に、もっと広い世界を。
とても幸せな時間であったことは変わりません。スタッフの皆さんの温かさや、友人達の姿に、感謝の気持ちでいっぱいでした。
ただ一つ、後悔としてあげられる「あの空間を生きていなかった」という気付きは、これからの人生の中で大きく変化をもたらすものだと思います。
あっという間だった、30年という時間。
これからの30年。私はより多くの楽しみと喜びにあふれた物にしたい。
そのために、今と言う時間を大切にし、一秒一秒を懸命に生きてみようと思ったわけです。
過去のことに縛られるのでなく、未来を恐れるのでなく、今を生きる。
楽しいと思える時間を、そのままただ楽しいと思う。その努力を、これからしていこうと思います。
それが、とても難しいことはわかっていますが、少しずつ、変わっていけるようにしていきます。
この『Vale tudo』内でもやりたいことは多くあります。
自分の人生の中でも、やりたいことが溢れています。
小説を書くこと。動画を編集すること。行ったことのない場所に行くこと。
作ったことのないものを一から作ってみること。美味しご飯を食べること。やりたい仕事に就くこと。新しい出会いを大切にすること。
それらを一つ一つ、こなして行こうと思います。
とても中学生のような文章になってしまい申し訳ありません。
それだけ、自分の中で大きく心の変化があった出来事でした。
この気持ちを胸に、これからを生きて行きたいです。
◆まとめ
すみません。ただの感想文でしかありませんでした。
結婚式の時期を超えて、体調がすこぶる悪くなってしまったこともあり、現在体調を整えることを最優先にして生きています。
夏本番。私の一番大好きなこの季節。
一日一日を大切にし、今という時間を生きることを専念しますね。
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