みんなの女王であり続けたエリザベス2世
昨日仕事からの帰宅途中、エリザベス女王の訃報を知りました。仕事中に同僚から女王が危篤らしく、ロイヤルファミリーが続々とスコットランドのバルモラル城に集まっていると聞いていたので、心配していました。
最後のご公務となった9月6日、イギリスのトラス新首相任命の時のエリザベス女王がとてもお痩せになっていて、それからたった二日後のご逝去で私自身も未だ信じられない気持ちです。
BBCでは昨晩から今日にかけて、終日エリザベス女王のニュースや番組しか放送されず、国民のインタビューを見ながら女王がどれだけイギリス国民に愛されていたのか実感しました。
私はイギリス人ではありませんが人生の半分近くイギリスで暮らし、エリザベス女王は生活の一部と言ってよいほど身近に感じていました。紙幣やコイン、郵便局のスタンプ、ありとあらゆるところに女王は登場するので見ない日はないくらいです。
私もエリザベス女王にお礼とさよならを伝えたくなり、不安定な天気の中バッキンガム宮殿に献花に行ってきました。
地元の駅前のお花屋さんで悩んだ挙句、イギリスの国花であるバラを選びました。最初赤いバラを考えていましたが、薄いピンクのバラを店頭で見た時エリザベス女王のイメージにぴったりだったので、そちらを購入。茎の長さを短くしてもらい、店員の方にクリアなビニールに包んで欲しいと言ったのですが、バッキンガム宮殿に行くの?と聞かれ、エコじゃないから紙に包むと言われました。やはり今日は沢山のお花が売れたようです。
早朝のニュースで見た時はかなり空いていたので、朝に行けば良かったと後悔したくらいすごい人でした。
私が訪れた数時間前には、新しい国王に即位されたチャールズ3世がバッキンガム宮殿に戻ってこられたようで、これからはKINGの英国の始まりです。エリザベス女王の70年という信じられないほど長い国王の在位は、英国史に残る記録になりこれからも決して破られることはないでしょう。
これから数日間は女王の国葬の日程などが話し合われる期間で、まだ決定はしていませんが、ジャーナリストの見解では19日の月曜日が国民の祝日になり国葬が行われるのではということです。
最後にこの電光掲示板が見たくてピカデリーサーカスに寄りました。即位したてのエリザベス女王がとても美しいです。どちらも素敵な写真です。
きっと今頃天国で、大好きなフィリップ殿下と一緒にゆっくりされているのではないかと思います。エリザベス2世女王陛下のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Rest in Peace
Her Majesty, Queen Elizabeth II
追伸
長い間Noteをお休みしていましたが、また少しずつでも書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
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