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購入した山林の土地の草を刈りまくる。失敗した話も。

前回の記事からとても時間が空いてしまいました。前回の記事はこちら。

さて、購入した土地ですが、土地の起伏もよくわからないくらい草(主に笹)が生い茂っておりました。何をするにしてもまずは草を刈って土地を綺麗にする必要があります。

業者に入ってもらう手もありましたが、なにせお金がかかるので、コスト削減、自分たちで行うことにしました。実際は昨年の8月末の話ですが、記憶を掘り起こして書いてみます。

わけいってもわけいっても青い笹

これは最初から分かっていたことですが、木が少なくて日があたるところには殆ど笹が生い茂っていました。高さにして1m以上。足を踏み入れると、自分の足は見えず、無理にあるこうとすると地面ではなく、笹を踏み倒しながら茎の上を歩く感じです。

刈払機デビュー

さすがに、鎌で地道にやっていくと膨大な時間がかかると思ったので、エンジン草刈り機を使うことにしました。ただ、エンジン草刈り機、存在は知っているものの、まったく使ったことがない….
「どうやって使うのか」、「どんなものを購入したら良いのか」とても悩みました。実は、倉庫に先人が置いていったエンジン刈払機が一台残っていたのですが、なにせ20年も前のもので動くか不安だったので、1台新品のマキタの刈払機を購入することにしました。刈払機については、また別の記事でもご紹介できたらと思います。

刈払機の使い方はYoutubeを見て学びました。調べると講習なども行われているので、より安全に使うためには受けてから使うのが良いのかなと思いました。

いざ、開封し別で購入したエンジンオイルを投入してレバーを引くも、最初まったくエンジンがかからず….汗だくになりながら遮二無二レバーを引きまくってようやくかかったものの、一度やめるとそれからは全くかからず、困ったあげくAmazonの商品ページで質問してみました。そうすると、正直そこまで期待していなかったのですが、短時間でたくさんの回答をいただくことができました。

焦って質問文誤字ってます…

どうやら、エンジンオイルが足りなかったのかな?と、多めに入れてみたとろ、あっさりとエンジンがかかりました。たくさん回答をくれた方々に感謝ですmm

そこからは、夢中で刈りました。ただ、後ろに予定があったので1時間ほど行ってその日は終了。5平方メートルくらいは刈れたでしょうか。写真をとった角度が違いますが、before、afterはこちら。

Before
After

道に面した小屋の裏あたりだけですが、大分きれいになりました。
終った後気が付いたのですが、手が震える。刈払機の振動のせいで、パソコンのキーボードを打つときなど、しばらく手が震えていました。調べてみると、刈払機をよく使う作業者には、「振動障害」が生じる可能性があるとのこと。

振動障害の病名としては「白ろう病」や「振動病」などが有名で、これらは共に末梢循環障害、末梢神経障害、骨や関節系の運動器障害の3つの障害から構成されている病気です。
草刈機(刈払機)を使用して草木を刈り払う刈払い作業を行う作業者の方に起こる白ろう病や振動病などの振動障害は「局所障害」と呼ばれ、手指や腕のしびれ、身体が寒くなる冷えの症状、筋肉のこわばりなどの緊張症状、間欠的又は持続的に出現し、 さらに、レイノー現象(蒼白現象)を主な症状とする血管攣縮などが症状として起こってきます。

草刈り機の振動障害って?(https://www.agriz.net/mower/004/003.html

1回あたりの使用時間を短く制限することなどで防げるようです。数回しか使わないような一般人には無縁そうですが、結構一度始めると夢中になってしまいます笑。初めて草刈りをする人は気をつけましょう。

応援の到着。刈りに刈りまくる。

夫婦二人でやるには、広いよな…終わるかな…と思っていましたが、友達夫婦という強力な助っ人が手伝ってくれました。また、なんと先人が残していったエンジン刈払機にホーマックで購入したエンジンオイルを投入してみたところ動くことが判明。総勢4人で生い茂る笹に立ち向かうことになりました。

4ストロークエンジン刈払機(マキタ) × 1
先人の残した2ストロークエンジン刈払機(不明) × 1
先人の残した鎌 × 1
先人の残したのこぎり × 1

先人の残した2ストロークエンジン刈払機。カッター部分が独特かつ少し錆びていましたが、笹刈り専用機かというほど強力でした。


1日3~4時間くらいでしょうか。刈りに刈りまくり、なんと二日間できれいになってしまいました。

少しわかりにくいのですが、草を刈る前はこんな感じでした。ログハウスの位置を見るとなんとなくわかるかなと思います。

失敗したこと

ただ草を刈るだけなら良いのですが、自分たちはこの土地の荒れた環境を、できるだけ天然更新されるような森(といっても規模は小さいですが)にしたいなと考えていました。

天然更新とは
天然更新とは、森林の伐採後、植栽を行わずに、前生稚樹や自然に落下した種子等から樹木を定着させることで、 まさに天然力を活用して森林の再生(更新)を図る方法のことです。

林野庁(https://www.rinya.maff.go.jp/j/kokuyu_rinya/attach/pdf/seibi-2.pdf

この後、いろいろ勉強して気づくのですが、笹に隠れて少なからず存在していたであろう実生(みしょう)や幼樹をおそらくたくさん刈り取ってしまっていました(泣)。森づくりの話は、また別の記事でしようと思いますが、もっと勉強してから丁寧に草刈りをやればよかったなと反省しました。

切らずに残せたカラマツ?トドマツ?エゾマツ?の幼樹。貴重な陰樹です。

森の環境が好きといっても、健康的でしっかりと管理されている森や荒れてない森って素人目ではわからないですよね。反省して、植生調査的なこともして見たので、またの機会に記事にしたいなと思います。

エゾリスもいました


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