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犬と(その3)

時の流れはあっという間で、ワクチンもすっかりおばあちゃん犬に、団子はどっしりと立派な成犬になった頃、ダンナの実家で飼っていたキャバリアキングチャールズスパニエル(団子よりひとつ年上の女の子)を我が家で引きとる事になりました。この子の名前は「おんぷ」、当時娘が大好きだったアニメのキャラクターの名前をつけました。

ダンナの実家との行き来は頻繁だったので、犬同士の面識はしっかりあったし仲も良かったので、これといって心配はなかったと思います。おんぷは、ぼーっとした性格だったので、最近は長くお泊りしてるなー、みたいな様子でした。

そんなこんなで、家族4人と犬3匹の生活が始まりました。この頃はこどもたちもまだ小さく(小学校低学年と幼稚園前くらいだったと思います)、とにかく毎日賑やかでした。

おんぷももれなくお布団で眠る子で、わたしたちは寝返りも打てず、冬は暖かすぎるし、夏は汗びっしょりで夜を過ごすことになりました。そしてしばらく過ごすうちに、暑くなった子はお布団から出て、掛け布団の上で寝て、また寒くなったらお布団に入ってくるシステムになりました。あまりに犬たちがお布団に出入りするので、朝起きる頃には掛け布団はどこかにいってしまっていることも多かったです。

(その4に続く)

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