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#159 ウシュアイア滞在5日間!南米大陸最南端🇦🇷
12/20探し回って見つけたレートの良い両替所
12/21プンタアレーナスで出会った中国人、アカンさんと再会!
12/22台湾人2人は南極へ!/深夜までhung out!/
12/23 ウシュアイア博物館巡り
12月22日朝10時、チェックアウト手続きをする。荷物を置かせてもらえるか頼んだところ、5USドルかかるといわれたのでもうすぐに次のホステルに向かうことにした。歩いて10分くらいのところだ。高台からウシュアイアの美しい山々と海とを交互に見てから歩き出した。
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セカンドホステル「House 1903」に到着。すでにベッドは用意できているとのことでアーリーチェックインを認めてくれた。二日間の宿代29000ペソ(4210円)を支払っていると、昨日町で再会したアカンさんがキッチンから顔を見せてくれた。奇しくも自分に当てがわれた2段ベッドの下が彼の住処らしい。
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彼と散歩に行く。観光客で賑わっている通りを越えて坂を登っていくと、整備された公園が現れた。ウシュアイアの港とモニュメントを見下ろせるが、今日は少し雲行きが怪しい。
アカンさんも昨日はレートの良い両替所を探していたらしいが、やはり100USドル=90,000ペソの所しか見当たらなかったらしいので、自分は幸運だったらしい。彼は明日ブエノスアイレスに飛ぶ予定だ。
ウシュアイアの町を大きく一周してホステルに戻って来たタイミングで本格的に雨が降り出した。それから降ったり止んだりを繰り返していたためホステルから出れず、ベッドで二度寝した。
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起きたのは16時だった。今日の夕飯を買いに行く。やはり今日もステーキだ。スーパー「アノニマス」で冷凍された牛肉を買って戻った。
ホステルに戻ってアカンさんと一緒に調理していると、アジアの男女がやって来た。25歳くらいの青年と、30歳の女性だ。二人とも台湾から別々にやってきて、偶然このホステルで出会ったのだとか。昨日から泊まっているのでアカンさんとも顔見知りだ。彼らは中国語(台湾人の前ではマンダリンという)で意思疎通していた。青年は南極ツアーから戻ってきたばかりで、シェリーヌと名乗る女性の方はこれから行くという。南極ツアーは台湾の間では人気なのだろうか。シェリーヌに聞いてみる。
「何日間のクルーズなの?」
「19日間だよ!明日乗船なんだ〜^_^」
詳細を聞くと、まず南極近くにあるサウス・シェトランド諸島まで南下し、南極大陸へ到達。そしてウシュアイアから3500km東に位置するサウスジョージアの島に着港後、イギリス領フォークランド諸島へと反時計回りに周遊するツアーらしい。彼女の友達が2020年から予約していたのだが、その友達が行けなくなったのでチケットを譲り受けたのだとか。やはり気になるのはお値段だ。
「ぶっちゃけ19日間でおいくらなの?」
「Ten thousand dollars.」
「10,000ドル、、、(換算中...)14万円くらいかな。思ってたより安いね」
「いやいや違うよ!(笑) 140万円」
「???! 140万円?!」
あまりの金額の大きさに計算を間違えた。これはすごい。きっと一生忘れられない思い出が出来ることだろう。
「ということは南極で年越しだね!」
「そうよ!楽しみ!」
自分もいつかこのクルーズに参加することが出来るのだろうか。寒いのは苦手だけど、南極と言われれば流石に興味が湧いてくる。
「君はこの後どこに行くの?」
「ブエノスアイレス経由でイグアスの滝に飛んでアルゼンチンとブラジルの両方から滝を見たあと、年末年始はパラグアイで過ごす予定だよ!」
「ビザは取ったの?」
「日本人はビザ免除だよ」
「本当に羨ましいわ!私たちはアルゼンチンのビザでさえ1か月かかるのに」
この「当たり前」に気づくことの大切さ。我々が日本に生まれた時点で他の国の人々と比べ、どれだけ恵まれていることか。「当たり前が当たり前じゃない」ことに気付かせてくれること。これこそが旅で得られる大きな果実の一つであることを噛みしめる。
彼女は南極クルーズが終わった後はチリに向かうということなので、残っていたチリペソとアルゼンチンペソを交換してくれた。
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青年の方はこれからエルカラファテやエルチャルテンに向かうということなので、自分が知っている範囲でアドバイスをしておいた。
20時くらいに始まった日・中・台の宴はてっぺんを回っても続いた。本当に楽しい時間だった。
翌日は博物館に足を向けた。この建物は以前銀行だったらしく、中には分厚い扉の金庫の面影が残っている博物館だ。入場料は3000ペソ(434円)。昔はヤマナ族とセルクナム族がフエゴ島付近に住んでいて、その服装の奇抜さが目を引く。彼らはアザラシを狩って生活していて、成人の祝いには体じゅうにペイントを施していたらしい。面白い民族がいたものだ。その他、マゼラン海峡の歴史が理解できたり、この一帯に生息している動物の模型が置いてある博物館になっている。
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さて、これで南米大陸最南端の旅は今日で終わる。これが一つの区切りとなろう。
パタゴニアの情報は全く調べずにやってきたが、これほど大自然の宝庫とは思わなかった。
感動したペリトモレノ氷河の青さ!大きさ!
天に聳えるエルチャルテン・フィッツロイ。
のどかなチリのプエルトナタレスの町並み。
そしてマゼラン海峡を渡った末に辿り着く最南端ウシュアイア。
どれもこれもこの世界一周旅のかけがえのない思い出になり、出会った人々の貴重なお話、経験談の数々は自分の中の羅針盤の磁力を一層強くしてくれたような気がする。
旅も残り2ヶ月強。安全と健康に気をつけて少しずつまとめに入っていきたいと思う。
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