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【82日目】価値観の違い

ご隠居からのメール:【価値観の違い】

GHQがファミリーヒストリーのいい伝えを無くそうとする試みが、自由主義や個人主義だったのかというと、Yesであり、また、Noであると思う。

Yesというのは、民主主義、自由主義という欧米の価値観に対して、天皇制という日本の価値観を崩そうとGHQが試みたからだ。その試みは成功したが、一般家族の価値観までも破壊する副作用をともなっていた。これはNoという反応につながる。

ファミリーヒストリーは、比較的最近用いられた表現ではなく、封建的な家族の価値観に基づく家柄重視の考えとは違うと思う。ウエディング・プランナーはファミリーヒストリーについてもっと深く、多面的に考えるべきだ。

冊子『方谷塾入門』あとがきの内容は添付の通り。これもファミリーヒストリーの見本の一つといえるのではないか。


返信:【Re_価値観の違い】

革命が起きるたびに、ご先祖様は苦労しながら、命をつないできた。

・鎌倉時代(1192年)の総人口は750万人:
 →源頼朝に仕えた信連は勝ち組にみえる
・室町時代(1338年)の総人口は818万人:
 →尼子と毛利に翻弄された元信は相当苦労したはず
・江戸時代(1603年)の総人口は1227万人:
 →長谷部と信谷が分つ大きな出来事が起きた
・明治維新(1868年)の総人口は3330万人:
 →伝蔵さんは村を出て、勝治郎さんは村に残った
・昭和終戦(1945年)の総人口は7199万人:
 →輿一さんは戦争時代を生き抜いた
・コロナ時代(2020年)の総人口は1億2600万人:
 →ご隠居は新天地にでて孫7人にかこまれた
・●●●時代(2100年)の総人口は6000万人:
 →息子や娘の子ども、孫たちが活躍する時代

江戸時代から昭和初期まで内戦や大戦が起きたため人口が増え続け子孫繁栄を続けてきたが、コロナ時代を経てこれからは、人口が減っていく。この現象は初めてのことだろうか。

原因は、家柄重視の時代を経て、戦時中に産めよ増やせよと誕生した方々が寿命を迎えるそして、その子どもたちは、自由主義、個人主義を謳歌し結婚しない。まあ、平和になったということだ。

少子化問題は、適齢期の女性が子供を産まないから。その背景にあるのは、やっぱり、お金だと思う。自分の子孫を残すより、いまの幸せが重視され、そして、子孫を残す不安の方が大きく、人生に影響してるのだ。

7人の孫たちもなんとか生き延び、子孫を残すには様々な壁がありそうだね。それでも、ファミリーヒストリーは続いてほしい。


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