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TOUR 2022【11】~ワルシャワからペルージャへ

Skraの試合を見届けたら、後ろ髪惹かれる思いで退館。この後予定が立て込んでいるので、余韻に浸る間もなく出発します。
ホテルに預けていた荷物を受け取り、タクシーを呼んでもらって隣町の駅へ。ベウハトゥフは列車が通っておらず、バスも早くに終わってしまうので、この方法しかワルシャワへ出る方法が見つからなかったのでした。

最寄り駅Piotrków Trybunalski(ピョトルクフ・トリブナルスキ)までは車で30分、タクシー代が気になるところですが、最初にドライバーさんに確認したら150ズロチ、5000円弱だと。これが相場のなのかは分かりませんが、彼に委ねるしかありません。
ポーランド語しか話せないドライバーさんですが、コミュニケーションを取ろうと必死に訴えてきます。アプリがあるだろう?これで訳してくれ…と車を一旦止めてまで会話をしたい様子。何をそんなに…と思ったら、この後どこへ行くんだ?ワルシャワ?それなら650ズロチで行くよ!と。
なるほど…商売上手なドライバーさん。でも、さすがに2万円は出せないので、丁重にお断りをして、最寄り駅まで行ってもらいました。

試合が予想外に早く終わったので、乗りたい列車までには時間があり、さてどこで過ごすべきか…と駅舎に入ると、なんとまぁ、真っ暗闇。
2人ほど人影は見えますが、ここで過ごすのはちょっと怖い…と判断。

穏やかそうな田舎町ですが、念のため身を守れるところへ、駅正面にあるカフェへに移動しました。

チケットも先に買っておいたので、あとは乗り込むだけ…。

時間がきて列車に乗り込むと、車内はこのとおりガラガラ。

でも、時間の遅延もなく、きれいで明るく新しい列車、治安も問題なさそう。おかげさまで安心してワルシャワへ向かうことができました。

ワルシャワ西駅で降りて、ホテルに移動したら本日の移動は完了!!
おつかれさま~! さぁ、明日のイタリア行きに備えて早めに就寝…。
とはいかず、ここから夜は始まるのです(笑)。
ここでワルシャワ在住の友人登場。久しぶりに会うバレー観戦仲間との再会を喜び、ここから数時間、久しぶりの日本語を使って語り明かすのでした。

11月24日(木)

3時くらいまでバレーについて語り合い、ちょっと眠って5時半には出発。
夜のうちに降り始めた雪がうっすら積もっていました。11月と言えどもうポーランドはすっかり冬景色。雪かき状態でスーツケースを引きずりながら、バスターミナルへと移動しました。

ここから向かうは、ワルシャワ・モドリン空港。広いターミナル内、バス乗り場がイマイチ分かりにくいので、一旦バス乗り場の表示を確認しに建物内へ入ります。

でも、6:15発が3便も…一体どれが自分の乗りたいバスか分からない…。
予約してあるのはお馴染み黄緑色のFLIXBus。ここは手当たり次第に黄緑のバスに近づき、確認して回りました。

3台目で目的の空港行きバスを見つけ乗り込みます。1時間揺られるとモドリン空港到着。

今回はRYANAIRを使うので、シェンゲン圏内は必要ないと思いつつも念のためビザチェックがいるのか確認しておき、保安検査場へ。出発まで時間を持て余しながら、じーっとベンチで待ちました。
同じ格安航空でもWizzなら、移動も楽なショパン空港を使えて、それに付随してプライオリティパスでラウンジも利用できたんだけれど…。まぁ、フライトがあるだけよいと思うべきかな…。ポーランドで観戦した翌日にイタリアで観戦。多少の我慢は必要です。

10:30。搭乗時間になり乗り込む準備。そうだ…RayanAirのデメリット、もう一点ありました。搭乗の際、寒空の下で待たなければならないこと。

10分、15分程でしょうか…雪のちらつく季節に外で待機。これは結構堪えるものです。

そして乗り込み完了!! いざ、ローマに向けてTake Off!!
とスムーズにいけばよかったのですが…例によってここでも45分の遅延。でも、今回は時間に余裕があるおかげで無傷で済みました☆ 

到着したローマ・チャンピーノ空港からはバスで市内へと向かいます。ギリギリ最後の一席に滑り込むことができラッキー。

ローマ・テルミニ駅に着いたら、旅行者の生命線ともいえるSIMの調達。ポーランドのSIM、Tモバイルがそのままで使えず、結局、駅内のTIMで購入し直すことにしました。あぁ、やっぱりバレーファンならPlusのSIMにすべきだった…。ここでは35€で70ギガ…こりゃ、2週間で使い終わらないな。

TIMでSIMの設定をしている間に、怪しいおじさんが店の中へ入ってきました。身なりで判断してはいけませんが、物乞い風で、ショッピングバッグをくれ!と訴えていました。強気に見えた店員のおねえさん、とりえず紙バックを渡し追い返そうとしますが、なかなか帰ってくれません。「この人危ないわ」と私に目で訴えるおねえさん。私も「うん、そうね」と静かに目で相槌。大都会のローマで心ある接客には出会えない思っていただけに、とちょとだけ心が通じ合えてうれしく思いました。

無事におじさんもいなくなり、SIMの設定も完了し、テルミニ駅から乗車。
これから向かうペルージャへは、テルミニ駅の中でも遠いところにホームがあるため、時間に余裕をもっていても、最終的には小走りで向かうことになります。
東京駅の京葉線とまではいかないけど、それくらいの覚悟があった方がいいかも…。久々の移動、忘れかけていた自分に念押ししておきました。

バスに飛行機に、さらにバス、そして列車…
乗り継ぎ乗り継ぎで、ついに到着!!私のバレー観戦のふるさとPerugia!!

ただいま~!!

もう2度と訪れることはない…と思っていましたが…

再び戻ってきました。

【12】へつづく…

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