memex / Dear Thinking Nodes
この作品については多くを語らないでおきたかった。
いや、実際にこの記事において、多くを語る事はしない。
何故語りたくないのか?それについて記したいと思う。
そもそもmemexとはどういうアーティストなのか?
まずはここを説明しておかねばなるまい。
memexとは
作詞、作曲、編曲、ギター、技術開発担当:ぴぼ
ボーカル:アラン
の二人から成る、バーチャルオルタナアーティストである。
VR空間とリアルのふたつの会場を持った「FUTURE ZEN LIVE」への参加などをはじめ、バーチャル空間からその音楽を届け続けている。
VRChatにて無編集・一発録りのMVの作成を行ったり
本来、3/1に行われる予定だったが、中止となってしまった
音系・メディアミックス同人即売会「M3」でのアルバムリリースを
VR上で即売会を企画することでリベンジを果たすなど
その表現は音楽的なそれに留まらない。
さて、今回タイトルとしたDear Thinking Nodesはそんな彼らの1stアルバムである。
これに関しては冒頭で述べたように、多くを語ろうとは思わない。
ただ、聞いて欲しいという思いだけは汲み取って頂きたい。
どうか、その音を、歌詞を、貴方の感覚器官を総動員して、受け止めて欲しい。
その上で産まれた貴方だけの気持ちを大切にしてほしいと思う。
私もそうしたい。故に多くは語らない。
なんの指向性もなく、プリミティブに受け止めて欲しいのだ。
ただ、ひとつだけ伝えておくべきことがある。
この作品は配信も始まっている。
現にここではSpotifyのリンクを貼らせて頂いた。
しかし、しかしだ。
是非、叶うならば、物質として、CDをその手元に置いて欲しい。
何故なのかは、手にすることが出来たならば、その時に解ることだろう。
この不明瞭な文章を許してほしい。
従って貰えた貴方には、きっと代わりの存在しない一枚になることを確信しているから――――――
――――――そして一言だけ。あなたの生きている証は、確かに私の手元に届いた。