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ただアップルパイを焼いただけなのに


2ヶ月くらい前に7歳の息子と
「アップルパイを作ってみようか」
と約束していた。
冷凍パイシートも買ったし、りんごも買った。
息子は「アップルパイいつ作るの?」と頻繁に聞いてきた。
1月は体の調子が悪かったのでしばらく
「ねぇ、いつ作るの?」と聞いてきた息子に
「また今度にしてもいい?」と何度も言った。
そのうち、息子からアップルパイの話しはでなくなったので、悪かったなぁと思いながら買ってきたりんごを家族で食べたりした。
冷凍パイシートは冷凍庫の奥の底の方へ追いやられてしまった。

アップルパイを作る日は突然訪れた。
なんだか今日めっちゃ身体の調子がいいじゃん!
っていう日がきた。
アップルパイ日和だった。
アップルパイを今日作れなければ私は一生アップルパイを作る機会がないんじゃないか(大袈裟だけれどもそう思うくらいに)

息子に
「ママ、今日こそアップルパイを作るわ」
と宣言し大喜びで手伝うと言ってくれた息子と
りんごの芯抜きでりんごの芯をくり抜いた。

めっちゃ気持ちいい〜!
芯くり抜くの気持ちいい〜!

りんごの皮むきも私は包丁で息子はピーラーで頑張った。
りんごの皮むき楽しい〜!
最高〜!
りんごは大きめのりんご2つ使ったので結構な量の皮を剥いた。

砂糖の代わりにラカントを使って
りんごを煮詰める

煮詰めたりんご


いい香りがした。
シナモンを少量ふって

解凍したパイシートに切り込みをいれていく。

切り込みは交互になるようにいれたので息子は苦戦していた。

私は思ったより切り込みが上手かったらしく
息子が私の切り込みをみて
「すごい!すごい!天才」
と褒めてくれたものだから切り込みのプロとして息子の切り込みも見守った。


はじめは「○○君、できないよ、ママやって」
などと言っていた息子だったが
「うまいよ〜いい感じ!そこはもう少し!いいねぇ!」
などと褒めると息子も上手にできた。
どっちがどちらをやったかわからないくらいに。

切り込みにプロとかなかった。


そこでひょっこり登場したのが私の母で
急に切り込み作業に参加して、見事適当な切り込みを披露し
息子からは文句を言われた。
「もう、勝手に手伝わないで」
と息子が私の母に怒っていたが私の母は根っからの大雑把なので
私と息子が慎重にいれていた切り込みを台無しにして行った。

そこまでも想定内だったので特に私は何も言わずにオーブンを余熱していた。


パイシートも広げ終わってオーブンで20分焼こうとしたとき事件が起きた。

卵黄を塗るハケがない。

私の母は言った。
「手でちょいちょいってやったらいいでしょ」
さすが大雑把なだけある
私と息子は抗議した
ハケが必要だと。
これからハケを買いに行ってくる
母に車を出してもらい、ハケを無事に入手。
最後に妥協したくなかった。

ハケで卵黄を塗った


そして無事オーブンで焼くことができた。


完成したアップルパイに、私も息子も母も祖母もテンションが上がった。
焼きたてはとてもサクサクして美味しい。

お友達にも持って行っておすそ分けして

アップルパイ作りは終わった。

完成したアップルパイ


はじめて作ったアップルパイが美味しかったので
さらにりんごジャムを足したら良いのではないかとか
カスタードをいれてみてはどうかとか
息子と母と案を出し合って
りんごジャムとパイシートを買って
第2回アップルパイを作る日が来るかと思いきや
りんごジャムは朝食のパンに塗られ
パイシートはまた冷凍庫の下の方に追いやられた。


2回目のアップルパイ作りは、いつかまた


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