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ガンになりたくなければコンビニ食をやめろ!/子供に悪影響を与える親の食育③

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■大家族では家庭環境が「生活の知恵」になっていた


日本の家族形態の主流が大家族だった時代は母親や祖母、姑などから自然と食育を習うことができた。一方、現在は核家族が主流になっている。

そのために幼稚園や学校、妊婦が通う産婦人科で長期間に渡って食育を行った上で、主婦が正しい調理法による家庭料理を作るべきです。これが現代では核家族やシングルマザーが増加したため調理に時間を割く余裕がないという家庭が多い。これも敗戦後に実施された策略の影響だ。

吉野さんはアニメのサザエさんの磯野家のような親・子・孫世代が一緒に暮らす大家族の方が理想的だと言います。大家族の場合、出産した娘が、母親が自分育てた時の光景を思い出して自分の子どもを育てる、また年月が経過して娘の子どもが親になった時、娘が娘の子どもを育てた時の例を参考にして子育てをするなど、家庭環境がそのまま「生活の知恵」になっていた。

現代家庭は世代間の繋がりが薄い。そのため母親は子育ての仕方をインターネットで調べる状態になってしまった。自分の子どもがアトピーを発症した際、「アトピー・薬・名医」と検索すると病院名はヒットし、母親は子どもを連れてその病院に行く。

ところが「小麦がアトピーの原因」という生活の知恵はインターネットでは検索が不可能だ。

昔のドラマでは高齢者の舅や姑が自分の息子や、その嫁を叱りつける場面の放送がよく見られた。だが実は高齢者の叱りが正しい生活を送るためのキーワードになっていた。


■調理もできない余裕のない生活が食育を学ぶ機会を減少させた


1986年に男女雇用均等法が施行されて以降、女性も就業が必須という風潮が誕生した。その結果、調理などの家事を学ぶ機会が減少してしまった。多忙な女性が普段の食事をコンビニ販売の食品やレトルト品に頼ることは多々見られるようになってしまった。

調理の技術を学ぶのは大切だが、それ以上に大切なのは食後の片付を学ぶことだ。吉野さんは時折二人の息子に対して料理を作り、調理後は流し台や調理器具を徹底的に洗ってから収納するそうです。

その際に、息子たちが使った皿や箸は自分たちで洗うように指示する。片付けを行わなければ食に対する感謝の気持ちは芽生えないからと。

現代人は幼少期に正しい食育を受けていないことが多く、食事を終えても皿をテーブルに置いたままにしていたり、調理後に台所を磨かないことも珍しくない。食事を盛り付ける前に、皿にラップを巻いて食後に洗わないで済むようにしている人さえいる。

調理自体を面倒に感じる人々は出来合いの料理やレトルト品を好む。正しい味覚も養われていないから「マヨラー」と呼ばれる、料理に大量にマヨネーズを振りかけるような人も出現した。

日本政府は教育改革の前に、一刻も早く食育の普及を推進するべきだ。


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■感想


食育もそうですが、今の家庭ではしつけというのがなくなっているような気がします。それは学校でも同様に言えます。

子どもは人に迷惑をかける行為をしたとき、それを叱りつけることをされなければそれが悪いことだということを認識できないことがあります。

わかりやすいケースだと、授業中に大きな声で会話をして授業の邪魔をしているのに教師が注意をしなかったり、暴力をしている人見かけてもそれを止めないなど。昔では当たり前だと思えることが最近では当たり前ではないことになりつつあるようです。

道徳観や倫理観を伝えることが少なくなり、好き勝手にやっていい、もしくはどうしたらいいかわからないという人が増えつつある。私が子ども時は道理にかなわないことに対して、一人で歯向かったりとかしましたが、現代の学校や家庭ではそもそ自分で物事を考えるという人が少ないようだと。

吉野さんが言うように、舅、姑、父、母、子ども…という大家族で一緒に生活するのがベストなんだろうなぁと、私も思います。日々の生活で上の世代から智慧を自然と教わることができるし、子育てのサポートも自然としてくれるだろうから大分楽だと思う。

なんで核家族化が進んでいったんだろうなぁ…て思っちゃいますよね。


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