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和の心コズミックスピリット⑥

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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(^-^)


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■場・気配を清めることに重視していた古来の日本文化


ひと昔前までの私たちの国では家を建てる時には、地鎮祭を行うことが常識でした。この地鎮祭には神霊を招き降ろすために榊などの常緑樹を立てた『ひもろぎ』が設えらます。霊性を宿す軸というものが認識されます。

日本にはこの『ひもろぎ』を中心に行われる多数の祭りがありました。場を清め、服装も整えてひもろぎを中心に厳かにとり行われてゆくと、あたりには張り詰めたような気配が立ち込めます。それとともにそこに居合わせた人々もその神聖な空間と同じ心になっていきます。

先に触れた弓道では、弓を射る前の型が整うのが重要で、その成立は軸の成立であり、軸の成立は辺りに神聖なる気配をもたらします。軸の成立とともに成立する神聖なる気配は、この古来の祭りの実現過程と酷似していることに気付きます。

『軸』の宿る神聖なる場(空間)であってこそ、物事は健全にすがすがしく栄えるものであるというこの世界観こそが、はるかなる時代から現代に至るまで様々な日本文化を支え続けてきた、骨子であったのではないでしょうか。


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■清められた神聖な『ひもろぎ』と『大黒柱』という軸に支えられてきた日本の伝統的な民家


私たちの祖先は人という存在の本質も霊性の宿る軸であると認識していたことは、様々な無形の伝統文化からわかりますが、私たちの祖先の軸を観る目は具体的にどんなものであったのかを、形のある文化的遺産から見てみたいと思います。

私たちのごく身近にこの日本人の軸的世界観が受け継がれているものがあります。と言っても最近は失われつつありますが…。

それは生活の基礎である家という存在です。日本人にとって家というものは世界観そのものでした。日本の伝統的な民家の世界観がわかると、私たちの祖先がどのような人間観をもっていたのかも明確になるのです。

家からいったいどんな世界観が見えてくるのか疑問に思われる方もいると思われますが、日本の家には軸が存在しているのです。それは日本人なら知らない人はまずいない、大黒柱と呼ばれている家の中心となる柱です。神様を柱という言葉で表す日本文化の中でも、最も身近な『神』がこの中柱(大黒柱)の存在です。

先ほど地鎮祭の話でも触れましたが、古代日本の祭はまず霊性の主体を象徴する軸を立て、その場所を神聖な空間とするところから始めます。日本伝統民家の建築は、これと同様に、家が大黒柱という中心の軸に支えられた空間になるように建てます。軸(ひもろぎ)によって成立した清らかな空間に、実際にも軸(大黒柱)中心の建築をするわけです。ここには私たちの国に一貫して流れてきた世界観が象られているのです。


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■命の力を与えてくれる『お日さま』に挨拶をする習慣の大事さ


私たちの祖先は自然界の変化と親密な生活を送り、一年のサイクルに合わせて様々な祭り(行事)を行っていました。四季は毎年毎年繰り返しやってきます。そしてそこでは生と死のかけがえのないドラマを見せてくれます。

この四季という変化のリズムを司る中心が太陽であることを私たちの祖先は見抜いていたはずです。すべてのリズムを司りながら、命の力を与え続ける存在に、私たちの祖先は並々ならない畏敬の念を持っていました。縄文の遺跡からも太陽を特別な存在として畏敬していたと思われる数々の痕跡が発見されています。

ごく近年まで私たち日本人は、この『お日さま』に毎朝首を垂れる習慣を持っていました。かつての日本の農村地域では、日の出の時刻になると、どの家でも誰かしら庭に出て、お日さまに頭を垂れる光景が見られました。お日さまへのあいさつは集落の人と人とを気持ちよく一つにさせる一日の最初の行為でもありました。

私も田舎で育ったため、一日も欠かすことなくお日さまに手を合わせる家族の姿や、隣近所の人々のそうした姿を見て育ちました。ですから誰に言われたわけでもなく、もの心がついた頃から私もお日さまに手を合わせていました。朝早く、お日さまに手を合わせる時、この同じお日さまに挨拶していたであろう、はるか昔の人々の感覚も、合わせた手に重なる気がしてきます。

(続く)



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■関連書籍と記事の紹介

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これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。


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日月神示解釈本:中矢伸一

千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。

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