記事一覧
Facebook仮想通貨Libra 解説本②
ⅲ エコシステムの発展を目指す独立したLibra協会がLibraを運営している
Libra協会は1社が全体をコントロールするのではなく、協会のメンバーの総意で運営しています。
こうすることで、独占禁止法やデジタル課税、プライバシー問題などで様々な面で国から警戒されているFacebookの立場を案じているのでしょう。
■仮想通貨Libraのブロックチェーンの特徴
ⅰ数十億のアカウントに対応できる
Facebookの仮想通貨「diem(ディエム」が年内に発行される?
以下抜粋です。
スイスの非営利団体でプロジェクトを監督している「The DiemAssociation」が、試作として米ドルとの交換レートが一定に保たれた「stablecoin(ステーブルコイン)」の発行を2021年に予定しているとのことです。
「The Diem Association」って何者?
ここで1つ気になるのがプロジェクトを監督しているという「The Diem Associatio
Facebook仮想通貨Libra 解説本①
はじめに今回から「Facebook仮想通貨(暗号資産)Libra(リブラ)解説本 概略編」の著書の要約をしていきます。
リブラはビットコインの次に期待されていた仮想通貨です。Facebookがバックにいるということもあり、登場した時は世界各国が一斉に警戒をして規制をかけようとしてきました。
結構薄い本なのでざっくりと要約していきますね(*^-^*)
+++
リブラは2019年6月18日にF
ブロックチェーン革命㉖
終章 われわれはどのような社会を実現できるか④
<ブロックチェーンを用いる電子投票>
ブロックチェーンを用いた電子投票は以下の通りです。
選挙管理委員会は一人辺り1個のコインを有権者のワレットに送り、有権者はそれで投票したい候補者にワレットに送金します。最も多くのコインを得た候補者が当選します。
一連の過程は仮想通貨と同じようにブロックチェーンに記録が書き込まれることによって進行します。
ブロ
ブロックチェーン革命㉕
終章 われわれはどのような社会を実現できるか③
ⅲ 法廷や政治を個人の手に取り戻せるか
<裁判を民営化する>
私たちはビジネス組織だけでなく、政治や行政、司法の制度が変わることが望んでいます。ですが、現在の制度は形骸化して機能しておらず、国民一人一人の有権者では国の政策に影響を与えるのは困難です。
裁判は時間がかかり過ぎ、紛争の有効な解決手段となっていません。
様々な制度が理念と食い違ってしま
ブロックチェーン革命㉔
終章 われわれはどのような社会を実現できるか②
<重要な部分が欠けていたから>
これまでのインターネットには重要なものが欠けていました。経済的な価値を簡単に送れないことです。
送金コストの点で大規模事業が圧倒的に有利になっています。そしてインターネットの世界では真正性の証明ができません。
だから大組織が信頼を得ていました。これをブロックチェーンの活用で解決できるようになります。
エセリウムのよう
ブロックチェーン革命㉓
終章 われわれはどのような社会を実現できるか①
ⅰ ITはフラット化を実現できたか
<なぜ組織や階層構造があるか>
ノーベル経済学賞受賞者ロナルド・コース曰く、なぜ企業組織が必要なのか? それは直接取引せずに組織を作るのは取引にコストがかかるからです。人間が助け合うにはコストがかかります。
ですが、市場を通さずに取引を企業内で行えばコストの節減ができます。だから企業という組織が必要だというので
ブロックチェーン革命㉒
9章 分散型自律組織はいかなる未来を作るか②
ⅲ 法制度が対応できるか
<訴える相手がいない>
人手をほぼ介さない組織がすでに稼働していますが、この対象に現在の法体系が対応できるのでしょうか?
事業に管理者がいないことは従来の法体系が想定しない事態であり、問題が起きた場合誰を訴えればいいのでしょうか?
ビットコインで問題が起きた場合、訴えられるべきはビットコインのプロトコルを書いた人?
それと
ブロックチェーン革命㉑
9章 分散型自律組織はいかなる未来を作るか①
ⅰ DAOは企業組織を根本から変える
DAOと他の組織の関係には以下の通りがあります
①経営者がいて労働者がいるのが伝統的な株式会社
②経営者がいて労働者がいないのがロボットを使う企業
③経営者がいなく、労働者がいるのがDAO
④経営者がいなく、労働者もいないのがAIによる完全自動企業
ビットコインは③。労働者はマイニング(ブロックチェーンを維持
ブロックチェーン革命⑳
8章分散型自律組織や分散市場がすでに登場⑤
<BitSharesとSmartCoinの仕組み>
ビットシェアズ(BitShares)はビットコインのブロックチェーンを用いないエセリウム上に作られた分散市場です。
やや複雑なので詳しく説明します。
1:BTSとSmartCoin
ビットシェアズの世界にはいくつか資産があり、一つがBTS(BitShares)です。これが基軸通貨で株式のようなもので
ブロックチェーン革命⑲
8章 分散型自律組織や分散市場がすでに登場④
Ⅳ 注目される分散市場
<分散市場とは何か>
「分散市場」とはブロックチェーンを用いて様々な資産の取引を分散的に行う市場です。
ここの「分散」というのは、従来の取引所のように管理者が集権的・集中的に取引を処理・記録するのではなく、同じ地位にある多数のコンピューターが構成するP2Pが取引を処理・記録することをいいます。
ここで取引されるのはドル紙幣
ブロックチェーン革命⑱
8章分散型自律組織や分散市場がすでに登場③
<クラウドストレッジ Stori>
ストールジは利用者のファイルをP2P型のネットワークを形成したネットワーク内の他人のPCにファイルを保存し、その対価として仮想通貨※SJCXを払うサービスです。ファイルは断片化され暗号化された後に、複数のPCに保存されます。
ファイルの断片の保存場所はストールジのブロックチェーン内に保存します。従来のサービスと比較す
ブロックチェーン革命⑰
8章分散型自律組織や分散市場がすでに登場②
<金に裏付けられた仮想通貨DGX>
金の所有権をエセリウム・プラットフォーム上でデジタル化し、DigixDAOを用いてOpenLedgerでのクラウドセールを実施して、12時間で約6億円相当のゴールドトークンDGXを完売しました。
DGDはDigixDAOを会社とみなせば、その株式のようなものです。
保有者はDGXの取引手数料から収入を得られ、DAO
ブロックチェーン革命⑯
8章分散型自律組織や分散市場がすでに登場①
ⅰ未来社会の主役DAO
DAPPとはブロックチェーンを用いて運営される分散型アプリケーションのことです。これはP2Pによって非中央集権的に実行されます。このアプリを利用するには固有のトークン(代用通貨)が必要です。
アプリに貢献すると報酬としてトークンが貰えます。DAOは分散化された自律組織のことともいえます。ブロックチェーンによりコントロールされ、