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いっしゅうき 2021.02②

2021.02.03 WED
57日目です。なかなかの寝不足なうえいつもより早起きをしなければならず、16時頃に帰宅したときにはもう眠気で足元も覚束なくなっていて、あ~いっしゅうきの編集したりサムネイルのイラスト描かないといけないんだけどもう無理だ~起きたらやろ~と諦めてアラームもかけずに布団へ倒れ込んだところ、起きたら23時を軽く回っていてまあびっくりしました。おまえ来るところまで来たな! まえも言ったなこの台詞。
というわけで、先週分のいっしゅうき投稿、普通に日付を越えてしまいました。いやあ困っちゃいますね。来月からはせめてサムネイルイラストだけは前日までに用意しておきたいと思います。今月のは焼き嗅がしです。柊鰯ともいうそうですね。鰯に見えないのは自分でもわかっているので深く追及しないでやってください。

2021.02.04 THU
58日目です。出先で昼食を食べようと思い、行きつけのジョ○サンへ行ったのですが、時勢上数ヶ月ぶりに訪れたらジョナ○ンがあった場所にはいつの間にかガ○トが入っていました。ああ俺たちのジ○ナサン。一昨年の文フリで合同誌が一冊も売れず、会場からの帰りにお通夜のようなテンションで入店した俺たちを優しく迎え入れてくれた愛しのジョナサ○が!
数ヶ月来店しなかった分際で今更なにを言う資格もないのはわかっていますが、なかなかに悲しい気持ちになりました。溜まり場だったサイゼ○ヤも閉店してしまったし。鴨長明の気持ちがわかるような気がしてきます。ガス○も大好きなのですが、完全に○゛ョナサンの口になってしまっていたので、数百メートル先の別店舗まで歩きました。

2021.02.05 FRI
59日目です。職場で作業中、突如「桐崎さんのお好きなミュージシャンってどなたですか?」と職場の方に訊かれ、たっぷり10秒ほど固まりました。

普段、あまり特定の作家さんで作品を選ぶということがありません。小説は比較的例外ですが、漫画や映画、音楽なんて特にそうです。好きな系統の音楽というのはありますが(ベースとドラムの音がブンブンドンドン聴こえる音楽が好きです。音楽アプリのイコライザも、低音ががっつり聴こえるように素人の感覚でいじっています)、同じ作家さんでも作品ごとに雰囲気が変わるなんてことはざらなので、好きな曲はたくさんありますが好きなミュージシャンさんはあまり多くありません。
ただ、新曲が出たら必ず聴く!というミュージシャンさんがいることもたしかで、数人/グループ名前を挙げられはするのですが、ここで持ち上がってくるのが「好きな音楽、ひとにめちゃくちゃ薦めづらい」問題です。
なにかしらのオタクを自認している方なら共感していただけるのではないかと(勝手に)思っている問題です。複数名でカラオケに行ったときに、歌いたい曲と、歌ってもよさそうな曲が違う、という現象と似たようなものです。特に自分以外がオタクではない場合にこの感情が膨れ上がります。みんなで来ているカラオケなんだから誰しもが好きな曲を歌っていいはずなんですけどね。難しいですね。そういうことを考えなくていいので筆者はオタクしかいないカラオケ会が好きです。最近行ってないなあカラオケ。

さんざん悩んだ結果、とんでもなく挙動不審になりながら、「き、キタニタツヤさんですかね……?」と答えました。配信サービスでプレイリストを再生したら、いきなり『悪魔の踊り方』が流れ始めたので絶望しました。わ~~~しぬとかくるうとか○○○とかヤクの隠語とかめっちゃ入ってた~~~~! わたしはこういう曲が好きです。よろしくお願いします職場の方。キタニタツヤさんのこともよろしくお願いします職場の方。

シニカルでドライな詩的センスと、エモーショナルとバイオレントが同居した世界観が魅力的です。激しめな曲はかっこいいし、でも静かで悲しい曲も素敵です。

ご本人出演のMVもたくさんあります。演技もお上手です。口ピアスがかっこいいですね。

結果を言えば、職場の方は個性豊かでなんでも面白がってくださるひとばかりですし、かつみんな作業に集中していてこれ以上キタニさんの話にならなかったので安心しました。筆者はというとなんだかんだ好きなミュージシャンさんの曲を聴きながら作業ができたのでとても捗りました。ついでにここでも布教ができたので大満足です。

2021.02.06 SAT
60日目です。ふた月も続けてえらい。
朝からドーナツと唐揚げしか摂取していなかったことに気付いたので、栄養を摂らねばと思いフリーズドライの豚汁を飲みました。これで栄養はばっちりだと思います。豚汁と北海道産小豆のあんぱんは完全栄養食品なので。それにしても全然小説が完成しなくてキレそうです。

2021.02.07 SUN
61日目です。昨日、今日と、二日連続で頭のうえから段ボール(畳まれた状態)が降ってきました。それぞれ別の場所、別のシチュエーションでの出来事です。前世でなにか、段ボールに恨みを買うようなことをしてしまったんでしょうか。

2021.02.08 MON
62日目です。そろそろやらなければならないことが迫ってきたので、いったん小説は諦めてやることにシフトチェンジすることにしました。インプットが足りないのも原因のひとつなのでしょう。映画も本も疎かにしていたので、やることついでに資料でも読んで、頭を満タンにして備えようと思います。もう脳が軽くなりすぎて、たぶん振ったらカラカラ音がします。

作業BGMとしてVODサービスで『刑事コロンボ』を流しています。懐かしいな~と思いながら第1話の冒頭だけ映像も観ました。犯人(旦那)が被害者(その奥さん)を絞殺するシーンがあったのですが、その立ち姿がスタイリッシュ過ぎて笑ってしまいました。仁王立ちのまま顔色ひとつ変えず、腕をピーーーン!とした状態で腕の力だけで成し遂げていました。いやそれはさすがに力もなんも入らんべし。図示するとこんな感じです。

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わざわざ図示する意味があったのかという問題はさておき、かっこよくて渋い俳優さんでしたし、演出的にもクールに決めたかったのでしょう。時代を感じます。昨年観にいった『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』に出てくる絞殺シーンとはえらい違いです。ホンカはほんとうに、すべての描写が生々し過ぎて、鑑賞しながら泣くかと思いました。凄惨な作品ですが非常に心にくるものがあるので御興味ありましたらぜひぜひ。少なくとも筆者はこの映画大好きです。なんの話だっけ?

2021.02.09 TUE
63日目です。キネカ大森の名画座上映にいってきました。今回の二本立てのテーマは《その真実はフェイクか、ドキュメンタリーか》だそうです。


これまで実録や実話、ドキュメンタリーなるものを周到に避けて生きてきたので、今回のラインナップは脳のいろいろな部分がずたぼろにされる凄まじい体験でした。

まずは『虚空門 GATE』。小路谷秀樹監督による作品です(2019年、日本)。


さて、このつぶやきで気付いたひとは気付いたと思いますが、実はこの文章、2月10日水曜に書いています。ていうかいま時計見たら11日0時58分になってました。もうなにもかもだめじゃねえか。9日に書く心と時間の余裕がなかったんですよ。こういうこともあります。許してくれ。


踏み込んだことを書こうとすればネタバレになってしまいそうですし、そもそも踏み込んだことを言語化する能力があまりにも不足しているので、「も~~~とりあえず観てくれ!」という気分になる作品です、と繰り返し主張しておきたいと思います。テーマから胡散臭そうだな~と敬遠せず、半分馬鹿にしながらでもいいので、登場するひとびとの言葉をしっかり聴きながら観てもらいたい作品です。考え出すと止まらなくなる、これぞスルメ映画!といえる作品だと思います。あと音楽がね、妙に格好いいんですよ。

ちなみにこれは本筋に全っ然関係ない話なんですが、『虚空門 GATE』を観ていて、「わ~この世に人間っていっぱいいるんだな~」と思いました。当たり前かつあまりにも脳が死んだ感想ですがほんとうにそう思いました。交友関係が極端に狭く、限られた世界のなかでできるだけ他人と関わらないことを意識して生活している筆者にとっては、「UFOはいると思いますか?」という監督のインタビューに答える人たちの多様さすら目新しく思えました。
加えて、知らないひとにこんなに簡単に質問できるんだ、訊かれたほうもこんなに簡単に答えてくれるものなんだ、という感動すらおぼえました。もしかして、わたしは必要以上に他人を怖がっていたんじゃなかろうか。世界中の誰もがわたしのことを疎んでいると割と本気で信じていたのですが、実はそんなことないのかも……? まあ監督の人柄のなすところなのかもしれませんけども……。

続いて『FAKE』の感想にいきたい──ところなんですが、せっかくなので続きは2.10分に回したいと思います! 理由は簡単、難しい映画の感想を2本ぶんも続けて書くのはしんどいからです!! 2日に分ければ、少なくとも1日分は話題に困らないわけです。いやあ、2本立てはいい文化だなあ!

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。