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いっしゅうき 2021.11③

2021.11.10 WED
337日目です。本来ならば本業の日なのですが、諸般の事情からお休みということで、だらだらしていたらこんな時間になっていました。どんな時間かというのはちょっとご想像にお任せしたいと思います。

2021.11.11 THU
338日目です。以前からちまちま読んでいた、アルカジイ&ボリス・ストルガツキー『ストーカー』(ハヤカワ文庫SF、1983年)を読み終えました。

作者のストルガツキー両氏はご兄弟だそうです。ふたりで小説を書き続けるなんてすごいなあと思います。筆者だったら兄と一緒に文章書くなんて無理だな。たぶん兄も私も途中からキレて絶交しちゃう気がする。好みとかそういうのがほんとうに合わないので。

ツイートにも書きましたし、以前のnoteでも少し触れたのですが、タルコフスキーの映画として有名な『ストーカー』(ソ連、1979年)の原作となった小説です。タルコフスキー映画はいってしまえばSF描写は一切なく、思索的な会話や映像美が全面に押し出されている作品ですが、原作となったこちらの小説は俗っぽさが多く、映画に比べるとSF描写も多めです。しかしそれにしても、一般に「SF」といわれて想像するような具体的なビジュアル・描写はほとんどないと言ってしまっていいかもしれません(「未知との遭遇」テーマのSFなのに宇宙人まったく出てこんし)。そのような点ではこちらの小説も、ある種異質なSFなのかな、という印象を受けました。変わり種SFはいいもんですね。
SF的描写というよりは、〈ゾーン〉の出現によって故郷を奪われたり、なにかしらの影響を受けてしまった人々の生の苦しみや足掻きがしっかりと描かれていて、どこか苦しく遣る瀬無くなると同時に、どことなく情熱や闘志を読み取ることもできるのかなと感じます。頽廃的だったり、諦観に満ちている作品が好きな筆者にとってはかなり好きな作品でした。原題の「路傍のピクニック」(あるいは「道端のキャンプ」)という表現も、本書を読み進めていくと「な、なるほど……!」となること必至です。筆者はそのくだりを電車で読んでいて、背中に鳥肌が立ちました。すごいねえ。

2021.11.12 FRI
339日目です。ひさしぶりに兄と会って、夕食を食べてきました。兄が知らないうちに某呪術漫画をかなりしっかり読み込んでいたらしく、予想外の盛り上がり方ができて楽しかったです。


2021.11.13 SAT
340日目です。YouTubeをだらだら見ていたら、「超将棋」というゲームの実況動画を見つけました。その名の通り将棋で、駒を用いるわけですが、頭脳というより完全に「力こそパワー」の世界です。物理的に駒をぶつけて戦闘を行います。なにをいっているかわからないかもしれないが俺もなにが起こったかわからなかった。「超将棋」と検索をかけていただければ、すでにそれなりに話題になっているようなので詳細も実況動画もたくさん出てくると思います。そんなぶっ飛んだ世界線であっても、駒の動きはきちんともとの将棋に基づいているのでそれがまた面白かったです。基礎をしっかり押さえつつそれを崩すからこそ面白さというものが生まれるんだな、と思い知らされました。それにしたってすげえゲームだよ。

2021.11.14 SUN

2021.11.15 MON
342日目です。

例の文フリ東京に向けて、少しばかり作業をしています。当日設営にも参加できないうえひとり遅れて参加するので、少しでもお仕事をしている感をここで出しておきたい所存です。見かけたらよろしくお願いしますね! というか筆者のPOPはまあぶっちゃけどうでもいいので「北十」のブースと頒布物を何卒よろしくお願いいたします。

2021.11.16 TUE
343日目です。昨日に引き続き、文フリへ向けての作業を進めました。進捗はまあまあ、といったところです。下書きのときがいちばん出来がいいこの現象なんなんでしょうね。

ほんとうにありがとうございます。いただいたものは映画を観たり本を買ったりご飯を食べたりに使わせていただきます。