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もっと奥へ

一つひとつ
丁寧に
自分の奥に入っていく。

どんなにも諦めたことを
ひた隠しにしてきた自分と出逢う。

諦めたと言うか
それこそ我慢。

ずっと言いたかったこと
ずっと伝えたかったこと
あの時言えなかった
恥ずかしくて?
かっこ悪くて?
タイミングじゃなかったから?
誰かに邪魔されたから?

何かのせいにしては
言い訳を作って
言えなかったんじゃなくて

言わなかった
伝えなかった

それだけ。
そこにも、ちゃんと自分の意図が図らずもあったのだ。

どんな小さなことでも
人は一瞬で「箱の中」に入ってしまう。

それすら感じなくなって
自覚もなく
勝手に怖がって
勝手に攻撃する


大きな思い違いは
更なる思い違いを産み
逃げや新たな隠れ蓑を作った。

わたしは思い込みと勘違いで出来ている。
そこのところをいちいち宣言する度に、

いぇ、あなたは今「ここ」よ

と教えてくれる出来事や文字が現れる。
その一つひとつを発見できて
見つめて、あーそーだねと受け取れる自分になっている。


なんども、何度もこの階段を登ってきたけれど、自分が気づいてでしか登れない階段。
ゴールになる最上階は何もないと思われるし、最上階はなくいつまでも続いているのかも,しれない。

でもね
その階段は続いてるから「わたし」なんだとも思える。

階段飛ばしも出来ないし(笑)
一段一段、昇る。
その階段はわたしにしか見えないし、踏みしめられない。

実は上に上に登っていく階段が「ある」と思っているけど、実はその段しかないのかも知れない。

いま、踏みしめている「段」を「ステージ」と置き換えられるのだとしたら、
それが「いま」自分が立っている場所なんだよね。


手を見て
足元見て
その手で顔を覆って
撫でて
肩を抱いて
まるまってみよう

いま、わたしはここに生きている


そんなことを「喜び」だと思えるわたしに。

あの時言いたかったこと
あの時本当は欲しかったもの

改めてその時に戻って
大きな声で伝えよう。

結局、ずっと「ピン」はあの日あの時に刺したままだったのだから。

それを抜くことができるのはわたししかいない。
勇者の剣を抜くことが出来るのは
主人公だもんね。

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