見出し画像

わたしは「ありがとう」が欲しかったんだ。溢れた瞬間。

掃除機かけ始めた。
乾き切った畳のゴミがつきまくったクッションを掃除機で吸い取っていた。

そしたらね

気持ちいい〜

って聞こえた。

えぇ?笑
そーお?気持ちいいの?
って、素直に聞くわたし。
まるでわんこを撫でるように掃除機でゴミを取った。

なんか、嬉しく楽しくなってきた。


そのまま、掃除機で進み、トイレの床のゴミをノズルで吸い始めたらね、、、


いつも、綺麗にしてくれてありがとう


って、トイレが言うのが聞こえた。
それが聞こえた瞬間に、あらゆる空間・物たちが一斉に


ありがとう
ありがとう
ありがとう
わたしたちを呼んでくれて
集めてくれてありがとう


って。


ええええ?
わたし、こんなに「ありがとう」に囲まれていたの??
みんなずっとわたしに「ありがとう」って言い続けてくれてたの?
そんなあなたたちを、わたし、いかに減らそうとして「邪魔だ」って誰かの言いつけを守ろうとしてたのに、それでもありがとうって?


そうしたら今度は「家そのもの」が
ここにきてくれてありがとう、あなたのおかげであなたを守れるって。


号泣。。。。

嗚呼、なんておバカなわたし。
ずっと、欲しかったものは常にここにあって溢れていたんだって。


あり得ない深さ、大きさの「ありがとう」に包まれていたんだって。


わたしは「ありがとう」が欲しかったんだ。。
奥底の声が聞こえた瞬間だった。


知らずに
気づかずに
知ろうともしないで
在るはずなんてないと思い込んで
自分なんてって自分で爪弾きにしておいて


呼吸が’苦しいほどに
涙が溢れてくる。


○○になるために掃除しましょうってあるけど、違うね。
感謝が溢れてくるから、撫でたくなるのだ。
その結果綺麗になるから、それが掃除になるのだよ。

在るものに対しての「ありがとう」が「撫でる」になる。
人にだけ与えられた「自由になる両の手」がなせる技だから。

昨日衝動買いと思われるような買い物をした。

でもね、どう思われても構わなかった。
それは鯨の声が入ったCD。

爆音でずっと繰り返しで流している、そんな中での出来事。


海の中にいるみたい。
こんな安らかな気持ちになるなんて。


この空間を、わたしの好きに創りあげよう。

遠慮なんて要らない。
わたしがわたしでいることがなによりもこの空間に貢献できるのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?