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    AIの最新情報やそれに基づいた作成例などの紹介

  • 画像生成 AI+動画生成 AI->Leonardo AI++

    LeonardoAiなどの画像生成AIに関連する記事をまとめたマガジンです。 基本的には、自分の記事の一覧の予定です。

最近の記事

Dify v0.9.1-fix1 ; 新モデルとプロバイダーの追加など

はじめにDifyの新バージョンが、10月11日に公開されています。v0.9.2ではなく、v0.9.1-fix1とのことです。v0.9.0で強化されているRAG関連のモデルとプロバイダーなどが強化されているようです。 前回は、そのRAG関連としてJina ReaderやSiliconFlow経由でBAA/bgeのエンベディングモデルやリランカーなどを紹介とともに、ナレッジ生成で使ってみました。 今回は、エンベディングモデルを提供しているVoyager AIとNomicなどに

    • DifyとJinaでRAG on v0.9.1 --ナレッジの作成

      はじめに前回、v0.9.1をベースに、v0.9.0のバージョンアップ内容を中心にメモしました。 このバージョンアップで、Jinaのナレッジ作成用のJina Readerや関連のモデルを使うことで、ウェブを検索して目的の情報を抽出し、それに基づいて生成AIが回答を生成するRAGをDifyで構築することができます。 それに伴い、Difyのヘルプも改定されています。 上記から冒頭の一部を引用します。 ちなみに、上記の記載は、10/4/2024現在、Difyの日本語版では、で

      • Dify が立て続けにv.up---v0.10.0-beta2, beta1, v0.9.1, v0.9.0

        はじめに日本時間の9月30日20時に、v0.9.0がリリースされました、そして、v0.9.1、v0.10.0-beta1、さらに10月1日15時に、v0.10.0-beta2が立て続けにリリースされています。10月3日12時現在、さらなるリリースは無いようです。 これらの内容について、githubのリリースからピックアップし、メモしておきたいと思います。また、いくつか実際の画面等を、注として補記しておきます。 一連のリリース下記は、Githubのリリースノートのリンク先で

        • Dify v0.8.3 とQwen2.5 on Ollama

          はじめにDifyが、先週の日本時間で9月20日に、v0.8.3をリリースしています。v0.8.2のアナウンスが9月13日でしたから、その1週間後ということになります。最近、一層リリースのピッチが上がっています。 Githubのv0.8.3のリリースには次のように記載されています。 " このリリースのハイライトは、Aliyun Bailianとシームレスに同期されたQwen 2.5シリーズモデルの統合です。" なお、 " Aliyun Bailian (阿里云百炼)とは、阿

        Dify v0.9.1-fix1 ; 新モデルとプロバイダーの追加など

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        記事

          Dify v0.8.1、v0.8.2が、OpenAI o1シリーズをサポートしてリリース

          はじめについ先日、v0.8.0がリリースされ、パラレル実行が実現したDifyですが、日本時間で、13日に、v0.8.1、そして同日にv0.8.2が、続けてリリースされました。 これらのリリースで、なんと、OpenAI o1シリーズのサポートに対応しました。これは9月12日に発表された今話題の新しいモデルです。 OpenAI o1シリーズは、OpenAI o1-previewとOpenAI o1-miniの2つです。 この2つのモデル、共に計算パワーをとても食うってことで

          Dify v0.8.1、v0.8.2が、OpenAI o1シリーズをサポートしてリリース

          Dify v0.8.0のパラレル実行の検証---複数の画像生成ツールを並列で描画させてみました、、簡単だった、、

          はじめにDiscordの情報によると、昨日、9月10日18:31に、Dify v0.8.0をリリース、とのアナウンスがでていました。ただ、この時点では、同ベータ1の扱いだったようです。Discord内で、インストール時のバグがあるので少し待ったほうが良い、というコメントがよせられていました。で、9月11日の朝には、同リリースということになっていました。 今回は、並列実行の導入と、RAG関連のNから1への検索を廃止、というのが特に大きな変更内容のようです。 経緯はこちらで見

          Dify v0.8.0のパラレル実行の検証---複数の画像生成ツールを並列で描画させてみました、、簡単だった、、

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その3 生成画像の比較

          はじめにDifyはワークフロー形式でアプリ機能を組み立てる事ができます。 ワークフローは機能を持ったブロックを左から右方向に連結していって全体のアプリとしての機能を発現させるのですが、そのブロックの一つに、ツールというのがあります。 ツールは、主に他社の開発した機能を引用するのに使えます。たとえばGoogleの検索機能や、Perplexityの検索機能なども、APIを通じてツールとして組み込み使えるようになっています。ちなみに後者は、v0.7.3でリリースされました。

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その3 生成画像の比較

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その2

          はじめに今回は、下記に続いて、Difyのチャットフローで、画像生成ツールを実際に使ってみます。 ちなみに、Difyで画像生成をするケースを検索してみたのですが、エージェントの基本形で、Dall-Eを使った例の紹介がほとんどでした。 また、次のnoteの記事が、ワークフロー形式でStable DiffusionのAPIを使って画像生成するアプリ、としてありました。7/27/2024のリリースです。 こちらで紹介されているのは、HTTPリクエストノードを使って、Stabil

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その2

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その1

          0.はじめにDifyは、マルチモーダル等の生成AIの様々な実験環境の設定を比較的簡単に設定できて色々とトライアルができる場、と感じています。 一方、ビジネスと言う観点からは、現状は、扱えるデータ量など、ややキャパ的に劣り、実用上の観点からはこれからというのが実際のところでしょうか。ただ、とても進歩が早く機能がどんどん増えています。 何より、自分のPC上でDifyを展開して試用する分には、お試しが各社のAPIの料金だけでほぼ済み、コスト的にかなり気軽に各社の生成AI関連の技術

          DIfy最新版(v0.7.3)でチャットフローを使い画像生成ツールを比較してみました ---その1

          DifyをAITuberKitに組み込み、フィオナさんと会話をしてみた

          はじめにDifyが8月6日に、v.0.6.16になっています。前回のDifyのメモでは、0.6.13でしたから3つ上がってます。 トホホな頻度のバージョンアップ この頻繁なバージョンアップに対応するため、超初心者もとうとう標準的な方法で行うことにしました。そのため、Git、Github、dockerなどをUdemyとかとかで改めてお勉強。 また、MacboocAirM2にいれてるAnacondaの動作がなんかおかしいのとDifyの標準のPython3.10系ではないので

          DifyをAITuberKitに組み込み、フィオナさんと会話をしてみた

          Dify の新規ツールなど based on v.0.6.13 ---WorkFlowによるNominatimツールを用いたAIアプリ(位置座標取得)

          はじめに前回までの私のプライベート環境でのDifyのバージョンは、0.6.11でした。 このバージョンから、Firecrawlと連携して ウェブスクレイピングして得た情報をRAGによってオリジナルの "知識" を作ることができるようになりました。 いざ、RAGの世界へ! 前回、前々回では、それを実際に試してみました。 も少し色々これで遊ぼうと思ったら、7月上旬で、今月分のFirecrawlのフリーのトークンがほぼなくなってしまってました。そしてCohereも、なんかフリー

          Dify の新規ツールなど based on v.0.6.13 ---WorkFlowによるNominatimツールを用いたAIアプリ(位置座標取得)

          DifyとFireCrawlでRAG on v0.6.13---ベラドンナ様の旅行ガイド(アプリ編)

          はじめにDify v.0.6.13 がリリースされました これを書いている本日、2024/7/9  0:43に新バージョンのv.0.6.13がリリースされました。 それについてnoteで早速報告がリリースされてます。 特に次の2つの追加が私的には、興味があります。 以下、引用 地図検索ツール OpenStreetMapを利用したNominatim検索ツールが追加されました。これにより、地理情報の検索と利用が可能になります。 Firecrawlツール 新しいFir

          DifyとFireCrawlでRAG on v0.6.13---ベラドンナ様の旅行ガイド(アプリ編)

          DifyとFireCrawlでRAG on v.0.6.11---ベラドンナ様の旅行ガイド01(準備編)

          はじめに私の、Dify関連の記事の一番初めの記事の最後にRAGについて次のように記載しました。 あ、記事はこれです。 以下、引用、、、 Difyは、RAG(Retrieval-Augmented Generation)が比較的に簡単に構成でき、かつ入力用の文章の分割設定などが結構細かくできるというのが、大きな特徴でもあるからです。 このあたり(RAGの詳細について)は、にゃんたさんの下記のYouTube動画に詳しい説明があります。 引用終わり。 RAGとウェブスクレイ

          DifyとFireCrawlでRAG on v.0.6.11---ベラドンナ様の旅行ガイド01(準備編)

          Difyのワークフロー用node---Templateの使い方02, 03

          はじめに今回は、前回に引き続き、Difyのワークフローの構成要素であるnodeの一つ、Templateの使い方のその2です。 Difyの新バージョンv.0.6.12登場 と、その前に、、Difyが6月28日の日本時間で深夜にバージョンアップしました。さらに、改訂が加えられ、今(7/1/2024)の最新は、v0.6.12-fix1です。 早速、cluade3.5sonnetがLLMとして選択可能となっています。 また、LangSmith とLangfuseが使えるようにな

          Difyのワークフロー用node---Templateの使い方02, 03

          Difyのワークフロー用node---Templateの使い方01

          はじめに今回は、Difyのnodeの一つであるtemplate(テンプレート)の便利な使い方の紹介があったので、それをメモしておきます。 アプリ開発において同じ処理内容等が繰り返し出てくる時に、一つの変数にその共通の内容をいれておいて適宜引用できるようにする、という方法と、複数の出力をマージして出力するという方法の2つです。 一見異なるこれらの処理が、同じtemplateというnodeで実現できます。 Dify関連の記事 最近、DifyをローカルでMacbookAir

          Difyのワークフロー用node---Templateの使い方01

          DifyによるAIアプリの各node(Chat Flow)----黒魔女ベラドンナ様の人生相談03

          はじめにDify のChatFlowで、初めてのチャットボットのAIアプリを創ってみました。 ついては、その備忘録ということで、今回は、その3です。 なお、今回準拠しているのは、ver.0.6.10です。 現時点での最新は、6/15にリリースされたver.0.6.11です。 AIアプリのタイトルは、黒魔女ベラドンナ様の人生相談。 今回は、AIアプリのキモとなるプロンプト以降の各nodeの設定等の説明です。 なお、冒頭の魔女ベラドンナ様の画像は、Leonardo.AIの最

          DifyによるAIアプリの各node(Chat Flow)----黒魔女ベラドンナ様の人生相談03