【マダミス制作 虎の巻】#7 推理導線の作り方
マダミスを作る時に推理導線を作るのが苦手だ、そもそも推理導線が良く分からないという人は多いのではないでしょうか。
マダミスを作るにあたって、納得感や推理する楽しさを担保するためにとても重要なのが、推理導線の設計です。
この記事では、推理導線をどう設計すれば納得感や楽しさが担保できるのかを紹介します。
◆推理導線とは
推理導線とは、推理をする上で必要な要素や道筋のことです。推理導線がしっかりしているとシナリオに納得感が生まれ、一定以上の評価を得ることができるでしょう。
逆に推理導線が上手くできていないと、プレイヤーのモチベーションの低下や終わった後の納得感の低下に繋がり、シナリオ全体の満足度が下がる傾向にあります。
次の章では推理導線を考えるのに必要なことを紹介します。
◆推理導線を考えるのに必要な要素
推理導線を考えるのに必要な要素をまとめると下記のようになります。
それぞれの要素について詳しく解説していきます。
■最終的に犯人は1人に絞れるか
推理導線を作る上で、犯人を絞るための道筋がしっかりと用意されているかどうかは大切な要素です。
推理をしたのに犯人を絞れないと納得感がないシナリオになってしまい、最悪の場合マダミスではないというレッテルを貼られてしまう可能性があるので注意が必要です。
ただ、意図的に犯人を1人に絞らせない作りにするというのも最近はでてきているので、納得感のある解説が用意されていれば、問題ない場合もあります。
マダミスの解説については、より詳しく説明する記事が公開される予定です。
■絞るためにどんなパターンを使用するのか
絞るためのパターンとして代表的なものは下記のものがあります。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
▷消去法
消去法は犯人たり得ない人物を除外して絞り込んでいくパターンです。一つ目の証拠で3人まで絞り、二つ目の証拠で2人まで絞り、三つ目の証拠で1人に絞るようなイメージです。
具体的には「凶器の包丁が使えなかったのはDさん」、残る3人の中で「犯行現場にいなかった人はCさん」、そして2人のうち「事件の痕跡がないのがBさん」だから、犯人は「Aさん」といったように特定する流れになります。
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