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ウズ・弥七
2021年7月15日 18:51
彼はいない人と呼ばれていた。集団の中でも気付かれない。名前を呼ぶ者も会話する者もいない。彼はいつの間にか集団の中にいる。戸惑いながら、困惑しながら。どこへ行っても彼に気づく人はいない。もしかしたら俺は狂っているのだろうか。幻覚を見ているのだろうか。家さえないのだ。腹もすかずトイレにも行かず彷徨っている。彼にはこの生き方しかできないのだ。終わり
2021年7月14日 19:18
さる企業が開発した自動人生終了機。安楽死ではない。学校を大学院まで卒業し、優良ホワイト企業に勤め、嫁もしくは婿を得て、子供は2人以上産む。両親の介護、葬儀を経て年金を受け取り終わった時作動する。体内に埋め込まれた自動人生終了機が幸福な人生を込めた夢のような感覚を与え、その人の葬儀が終わるまで仮死状態で保管される。そしてコールドスリープに入る。そのままみまかるか、再び目覚めるかは
2021年7月1日 19:04
ここは忍殺世界。現世から来るのは私には造作もない。いきなり現れたのは鎖付きバズソーの男。ジェノサイド。だが今目にした彼は所々が人間に戻っている。アイサツはせず、こっそり後をつけることにした。彼は薄暗がりの隠れ家でニンジャの肉をくっていた。誰の肉だろう。「こそこそ覗き見する奴ぁ誰だ?」ドーモ!別世界のモータルです!私はアイサツもそこそこに聞いた。「なぜ人間にもどりかかっ