心を自然な状態にする=真の健康
TAKI
00:00 | 00:00
誰にも解決ができない
周りの人間との軋轢...,
ちょっと前の僕といえば
毎日、吐きそうなレベルで
怒りに震えていました。
職場では上司に。
家では妻に...。
いまではその怒りが
ほぼ、無くなりました。
10年以上も時間がかかりました。
僕は大切な時間(人生)を
無駄にしてしまいました。
だから、僕の経験と知恵が
いま現在、人間関係で苦しんでいる人へ、
処方箋になればと思いまとめてみました。
もしかしたら、
あなたの苦しみが一瞬で
軽くなるかもしれません。
───────────
依存から苦しみへの流れ
───────────
誰かに依存しなければ
充足感を得られなかった
過去の自分...、
依存とは、他に頼って成立すること。
お互いのバランスのうえに成り立つ自立です。
だから最初はとてもハッピーなんです。
いま上司や妻との関係を振り返えると、
それはお互いに依存した人間関係でした。
親子とか、夫婦とか、師弟関係などは
そういう感じだと思います。
最初は相手との信頼や愛情(友情)の
バランスが イイ感じでバランスが
とれていて安心します。
その安心感の裏側では、
お互いがお互いに対する
依存(期待)が隠れています。
どちらかが期待に応えられなければ
そこには「怒り」が生まれます。
そして、相手への依存(執着)を
手放せない未熟さに対応して
「怒り」は増幅しちゃいます。
「グチ、泣き言、不平、不満、許せない」
という負の感情スパイラルの始まりです。
この「依存」から抜け出さない限り
「怒り」は収まらず、心の平穏は得られません。
───────────
苦しみから抜け出す
二つの選択
───────────
ならば、選択肢はこのA,Bの二つ。
A:「相手と離れて物理的に関係を断つ」
B:「相手と過ごしながら精神的に
依存しない自分になる」
このどちらかを選ぶことになります。
僕の場合、Bの選択でした。
妻から物理的に離れる覚悟は
できませんでした。泣笑
妻とのバランスが崩れたのは
出産後のことで
家には子供がいました。
子供は育てたい。
大人の都合で子供から
父や母を奪いたくない。
子供なしは自分も寂しい。
職場でも同じで会社を
辞める覚悟もできませんでした。
「あの人、もう死ねばいいのに!」
というレベルで縁を切りたい上司がいましたが、
同時に助けたい上司もいました。
なので、
「相手と過ごしながら精神的に
依存しない自分になる」
この道しか選びべませんでした。
お金の力で人間関係を一気に
清算する経済力はありませんでした。
「もっと経済力があれば
今すぐ自由になれるのに!!」
「誰にも邪魔されず、
自分だけの力で 絶対に自立してみせる!!」
───────────
反逆のエネルギー
───────────
怒りと悔しさで感情が爆発しました。
そのエネルギーもとに、
自己啓発にドハマりしました。
受験勉強のときよりも勉強しました。
経済的に、人間的に視座の高い人たちの
言葉を神々しく感じていました。
自分で自由に経済活動をして自立している人、
フリーランスで仕事している人、
あの人のようになりたい。
その道を信じることが喜びでした。
まさに「信じるものは救われる」
という感じでした。
そして数年後、
衝撃の事実が判明しました。
───────────
依存していた犯人
───────────
自分で好きなだけ勉強して
精神年齢は高くなりました。
上司に対する理解も
妻に対する理解も深くなり
猛烈な怒りは消えていきました。
しかし、肝心の経済的な自立は
出来ませんでした。
たくさんお金をかけて勉強して
フリーランスで自立して
カッコ良く生まれ変わるはず...、
...だったのに...汗
僕は気づきました。理想自体に、
勉強すること自体に僕自身が
依存していました。
これはほとんど宗教に
依存するのに近い感覚のような気がします。
「信じておけば大丈夫」
「この人についていけば大丈夫」
みたいな...。
───────────
自分がない=不幸
───────────
問題はもっと根本的な話でした。
自分自身がまるっきり不安定でした。
何かに依存しなければ
生きていけない人間でした。
自己肯定感、自己重要感が
欠如していたのです。
本質的に自立していなかったのです。
「人間は一人では生きられない」
この言葉。
よく聞く言葉なのですが、
これは、
「自己肯定感のある自立した人間であっても
周りの人たちの関係性があって
初めて豊かに暮らしていける」
そんな意味だと思います。
自己肯定感が欠如している場合は
この言葉が適切です、
「自己肯定感がなければ、
たくさんの人が周りにいても
自分らしく生きられないから
結局、苦しい」
人生の暗い部分が出てますよね...。
不幸感が出て暗い感じです...。
誰にも理解されない、誰にも解決できない
自分だけの、しかし超重要な問題。
───────────
自分探し
───────────
僕はこのことに気がついて
愕然としました。
自分自身を人生の土台として、
純粋にやりたいことを
周りに流されずやっていく。
そうなりたいと思いました。
デヴィットボウイとか、
甲本ヒロトとか、
岡本太郎とか、
何か一つのことに全力で
集中できる何か...、
コアな営み、
そういう感じのヤツ、
僕には無いのか??
見つからない???
やばい...、
「いったい何のために
生まれてきたんだろう?」
自分の軸がわからず、途方に暮れました。
僕は孤立に向かって病んでいきました。
───────────
特効薬
───────────
その場しのぎおクスリは
対処療法でしかありません。
ギャンブル、お酒、タバコ、
暴飲暴食、キャバクラなど
社会的に許可された現実逃避アイテムで
自分をごまかしても、後に残る
虚しさが放置され苦しみが続きます。
お金も続かないし、
どんどん不健康になります。
僕は途方に暮れながら
出口を探していたところ、
幸運にも解決策がわかりました。
───────────
心は押し出すもの
───────────
心の安心感、 充足感を取り戻す方法です。
僕はこの方法を知りませんでした。
・ ・ ・
料理がおいしい~、
お風呂が気持ちいい~、
音楽が心地よい...、など。
鼻の穴も、耳の穴も、口も、
人間の穴からイイものを入れれば
カラダは満たされます。
お金を出して消費するサービスは
僕たちに快感を与えてくれます。
「ああ~、癒される~、
これで心は満たされた~」
...かのように思われます。
心の充足感はどれほど
満たされるでしょうか?
衣食住が満たされているのに
心の充足感が満たされない状態って
あると思います。
まるで心にぽっかりと 穴が空いた感じです。
心の病気の状態です。
社会的には病人として
認められないレベルです。
周りから病人とも思われません。
ですが、確実に病んでいます。
心の穴を埋めるために
絶対に必要なこと、
それは...、
「心を押し出す」こと!!!
心を押し出すことで
心の穴は埋まります。
心の穴を満たそうとして 自分が
心地よくなれるサービスを
消費しまくってもダメみたいです。
だから、お金持ちでも、
経済的な成功者でもウツになります。
心の穴は押し出さなければ埋まらない。
どうやら これが真相みたいです。
───────────
総合的な成功者の言葉
───────────
この話は二人の先生に 教えてもらいました。
お一人目は現役のお坊さんです。
この方、500年続くお寺の子に
生まれたのですが、仏教の「しきたり」や
息子が後を継ぐ慣例が嫌で反発、
自分で起業して成功したあと
仏教の教えに可能性を見出し
あらためて僧侶になった方です。
ブッダからの強いメッセージとして
心の穴を埋める方法をお話し下さいました。
・ ・ ・
もう一人は、
元高校教師の「K」先生です。
元うつ患者でもあります。
そして元「引きこもり」です。
現在、この方は「心を押し出すこと」が
実践できる私塾「会う会(あうかい)」を運営しています。
自己重要感を取り戻し、
自分が本当に好きなことを見つけ、
自分の好きなことで起業する。
この流れを生きてもらう喜びに
情熱を燃やしています。
経済、健康、精神、感情。
それぞれの最低レベルか
最高レベルを体験している方です。
なので、人間を見るときの
守備範囲がイチロー並みに広いです。
病んでいる状態の人から
バリバリにビジネスを回したい人まで
総合的にカバーできます。
・ ・ ・
こういう人たちが推している
心の穴を埋める方法です。
僕は可能性を感じていました。
───────────
あなたの心を押し出す方法
───────────
では次に、具体的に
どうすればいいのかっていう話です。
シンプルに結論を申し上げますと、
「やりたいことをやる」
「言いたいことを言う」
ということです。
僕たちは周りの人間関係に縛られています。
「これを言ったら怒られる」
「これやったら迷惑」
「どうしようかな...、やっぱやめよう」
こんな感じで 心にブレーキをかけて
生活していると思います。
そうすることで周りとの協調性は保たれ、
誰の怒りに触れることもなく
安全に生活は回っていきます。
僕は社会人になってからは
そうやって人間関係を維持してきました。
でも、実はこの安全な方法が
心に穴をあける原因でした。
「自分が我慢すれば丸く収まる」とか、
「本当はこうしたい、
でも◯◯が理由でできない、
だから我慢しよう」とか、
謙虚にしていることで周りから
良い評価を受けた経験、あると思います。
ですが、我慢のなかで生きていると
心には穴が空き、病んでいきます。
───────────
心の病気を論理的に
解決したい問題(欲求)
───────────
突然ですが、僕はスピリチュアルな
世界が苦手です。これまで心霊体験もないし、
悟り体験もありません。
それでも「悟り」に憧れたりして
真理とは何かを学んできました。
インドのガンジーさんは
こう言っていました。
「どの宗教でも大丈夫、真理は同じ」
哲学も宗教も人間の真理を
求めていると思います。
でも、全部はわからないと思います。
宇宙の仕組みがわからないみたいに。
たとえ誰かが真理をわかっていても
こっちが理解できなかったりします。
一方で、 「自然は真理」という見方があります。
空気はそこにあるのに目に見えない。
でも、僕たちは当たり前に空気を吸います。
みんな呼吸するから自然に生きられます。
ヒントはここにあります。
心にも、自然に生きられる呼吸があります。
心の病気が理解できなくても
自然に合わせちゃえばいい。
「どうやら真理っぽい心の呼吸を
理解する前にやってみよう」
っていう考え方です。
心の穴(闇)を分析したい欲が
僕にはありました。勉強して理解を
深めていくと知識は溜まります。
ですが、解決はしない。
水は流れていると腐りませんが
流れが止まると腐ります。
心もどうやら同じっぽいです。
───────────
心の呼吸
───────────
呼吸をイメージしてみてください。
海辺の波でもいいです。
呼吸は「吸うか、吐くか。」です。
海は「寄せるか、返すか」の呼吸です。
自然の代謝というストロークフローです。
吸うのを止めても、吐くのを止めても
苦しくて死んでしまいます。
心の呼吸は「するか、やるか」です。
すこし言い方を変えると、
「やりたいことをやるか、
やりたくないことをやらないか」です。
(ちょっとわかりづらいですね...。)
ポジティブな自分として 「やるか、するか」です。
「するか」と「やるか」の違いは??
呼吸と重ねてみてください。
空気を吸うか、吐くか。
どちらも自然に生きるためのストロークです。
まわりの他人と協調性を保とうとすると
僕たちの心の呼吸はこうなります、
「やるか、やるまいか」
例えば上司の主張に異論があるとします。
ここで、上司に対して自分の意見を
「言うか(やるか)、言わないか(やるまいか)」
多くの場合、上司の意見に反対して
自分が言いたいことにビビります。
だから言わない(やるまい)。
こんな感じです。
多くの場面で僕たちは
「やらまい(やらない)」を
選択してきていると思います。
「するか、やるか」の呼吸ではなく、
「するか、やるまいか」の呼吸で過ごしています。
呼吸停止の状態です。
あなたは家族や職場など、
人間関係のなかで本音が言えず
心の呼吸が停止してはいないでしょうか?
僕の心の呼吸が停止する現場は
職場(上司)でした。
利益を上げるために全て正しく
結果を出している高圧的な上司に
震え上がっていました。笑
もう一つの呼吸停止の現場は
妻でした。
僕が彼女に寄り添わないければ
リストカットとウツの悪化が
確定してしまう恐怖に震えていました。
あなたの状況はいかがでしょうか?
この状態が続けば胃潰瘍みたいに
心にストレスがかかり、
穴が空きはじめます。
───────────
心の呼吸をエネルギーに
依存を手放す
───────────
心の呼吸に話が寄ってしまいましたが
これには理由があります。
心の呼吸を止めた状態、
それはブレーキしながら
アクセルを踏む状態です。
それは息継ぎなしで泳ぐのと一緒です。
これでは苦しみや怒りが優先します。
そして孤立を深めます。
一人は楽(ラク)でいいです。
自分の世界って浸れるし、
癒されるし、落ち着きます。
でも、もしここまで読んでくれた
あなたの場合、僕みたいに誰かに、
何かに、依存した人生ではなかったでしょうか。
これまでどっぷりと依存してきた
僕には 一人でいることの楽(ラク)が
苦しみに変わりやすかったです。
楽(ラク)を求めるほど苦しくなりました。
心の呼吸がうまくできず、目の前の
現実という荒波を泳いでいく苦しい状況です。
だからエネルギーの循環が必要なんです。
心の呼吸で純粋な自分を押し出してく循環です。
そのためには誰かに溶け込んだほうが早かったです。
誰かに関わるのってしんどいです。
面倒臭いことも多いです。
甲本ヒロトは言いました、
「本当に楽しみたいなら
楽(ラク)しちゃダメだよ」
一人でいる苦しみも 誰かに
溶け込む苦しみも、たぶん一緒です。
同じ苦しみなら仲間がいたほうが 楽しいと思います。
───────────
依存から統合へ
───────────
心の呼吸をし、 純粋なあなたとして、
いま目の前にある現実を生きていく。
言うのは簡単ですが
実際にやっていくのは難しいです。
自分の価値観、置かれた環境、
いまある人間関係、経済面、精神面、
感情の起伏、いろいろあります。
誰かに依存して安全に
生きてきたきた僕としては今でも
目の前の生活に追われて息切れしそうです 笑。
周りに翻弄されて自分の時間が無い。
そんな風に感じます。
あなたとまったくおなじ状況に
置かれている人は、いないと思います。
ですが、
あなたとおなじ苦しみを
経験している人はたくさんいると思います。
だから人間の生きる知恵は
語り継がれ残っていくのだと思います。
あなたの問題を解決する知恵が
どこかに必ずあるはずです。
そんな知恵を手に入れると
不思議なことが起こります。
それは、目の前の問題が問題では無くなり、
純粋なあなたの人生として
無理なく統合されていきます。
依存を手放し、統合へ向かうにつれて
怒りと苦しみは薄まっていきます。
今回お話しした「心の呼吸」は
純粋な自分を取り戻すための基盤です。
その上で、純粋なあなたとして
あなたらしさを社会に押し出していく。
その過程では手強い相手と
どういう風に付き合っていくか、
自分の殻を破るには
どう考えればいいのか、
課題は出てくると思います。
これも人間界の真理として
楽(ラク)してホンモノを 手に入れることは
できないみたいです。
知恵や経験を積むスピードは様々です。
じっくりやるタイプの人、
一気にやってしまう人、
行ったり来たりしている人など。
そうして、純粋なあなたが
社会の歯車と噛み合うとき、
プライスレスな生きる喜びが 手に入ります。
僕も10年以上になりますが、
この依存から統合へむけて
行ったり来たりしながら歩んでおります。笑
・ ・ ・
あなたの貴重な時間を割いて
最後までお読みいただき
本当にありがとうございました。
たきTAKI
ご意見、ご感想などありましたら
ぜひお聞かせください。
LINEでは個別の疑問やご質問に
お答えしていきます。
【たき公式LINE】
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m(_ _)m
周りの人間との軋轢...,
ちょっと前の僕といえば
毎日、吐きそうなレベルで
怒りに震えていました。
職場では上司に。
家では妻に...。
いまではその怒りが
ほぼ、無くなりました。
10年以上も時間がかかりました。
僕は大切な時間(人生)を
無駄にしてしまいました。
だから、僕の経験と知恵が
いま現在、人間関係で苦しんでいる人へ、
処方箋になればと思いまとめてみました。
もしかしたら、
あなたの苦しみが一瞬で
軽くなるかもしれません。
───────────
依存から苦しみへの流れ
───────────
誰かに依存しなければ
充足感を得られなかった
過去の自分...、
依存とは、他に頼って成立すること。
お互いのバランスのうえに成り立つ自立です。
だから最初はとてもハッピーなんです。
いま上司や妻との関係を振り返えると、
それはお互いに依存した人間関係でした。
親子とか、夫婦とか、師弟関係などは
そういう感じだと思います。
最初は相手との信頼や愛情(友情)の
バランスが イイ感じでバランスが
とれていて安心します。
その安心感の裏側では、
お互いがお互いに対する
依存(期待)が隠れています。
どちらかが期待に応えられなければ
そこには「怒り」が生まれます。
そして、相手への依存(執着)を
手放せない未熟さに対応して
「怒り」は増幅しちゃいます。
「グチ、泣き言、不平、不満、許せない」
という負の感情スパイラルの始まりです。
この「依存」から抜け出さない限り
「怒り」は収まらず、心の平穏は得られません。
───────────
苦しみから抜け出す
二つの選択
───────────
ならば、選択肢はこのA,Bの二つ。
A:「相手と離れて物理的に関係を断つ」
B:「相手と過ごしながら精神的に
依存しない自分になる」
このどちらかを選ぶことになります。
僕の場合、Bの選択でした。
妻から物理的に離れる覚悟は
できませんでした。泣笑
妻とのバランスが崩れたのは
出産後のことで
家には子供がいました。
子供は育てたい。
大人の都合で子供から
父や母を奪いたくない。
子供なしは自分も寂しい。
職場でも同じで会社を
辞める覚悟もできませんでした。
「あの人、もう死ねばいいのに!」
というレベルで縁を切りたい上司がいましたが、
同時に助けたい上司もいました。
なので、
「相手と過ごしながら精神的に
依存しない自分になる」
この道しか選びべませんでした。
お金の力で人間関係を一気に
清算する経済力はありませんでした。
「もっと経済力があれば
今すぐ自由になれるのに!!」
「誰にも邪魔されず、
自分だけの力で 絶対に自立してみせる!!」
───────────
反逆のエネルギー
───────────
怒りと悔しさで感情が爆発しました。
そのエネルギーもとに、
自己啓発にドハマりしました。
受験勉強のときよりも勉強しました。
経済的に、人間的に視座の高い人たちの
言葉を神々しく感じていました。
自分で自由に経済活動をして自立している人、
フリーランスで仕事している人、
あの人のようになりたい。
その道を信じることが喜びでした。
まさに「信じるものは救われる」
という感じでした。
そして数年後、
衝撃の事実が判明しました。
───────────
依存していた犯人
───────────
自分で好きなだけ勉強して
精神年齢は高くなりました。
上司に対する理解も
妻に対する理解も深くなり
猛烈な怒りは消えていきました。
しかし、肝心の経済的な自立は
出来ませんでした。
たくさんお金をかけて勉強して
フリーランスで自立して
カッコ良く生まれ変わるはず...、
...だったのに...汗
僕は気づきました。理想自体に、
勉強すること自体に僕自身が
依存していました。
これはほとんど宗教に
依存するのに近い感覚のような気がします。
「信じておけば大丈夫」
「この人についていけば大丈夫」
みたいな...。
───────────
自分がない=不幸
───────────
問題はもっと根本的な話でした。
自分自身がまるっきり不安定でした。
何かに依存しなければ
生きていけない人間でした。
自己肯定感、自己重要感が
欠如していたのです。
本質的に自立していなかったのです。
「人間は一人では生きられない」
この言葉。
よく聞く言葉なのですが、
これは、
「自己肯定感のある自立した人間であっても
周りの人たちの関係性があって
初めて豊かに暮らしていける」
そんな意味だと思います。
自己肯定感が欠如している場合は
この言葉が適切です、
「自己肯定感がなければ、
たくさんの人が周りにいても
自分らしく生きられないから
結局、苦しい」
人生の暗い部分が出てますよね...。
不幸感が出て暗い感じです...。
誰にも理解されない、誰にも解決できない
自分だけの、しかし超重要な問題。
───────────
自分探し
───────────
僕はこのことに気がついて
愕然としました。
自分自身を人生の土台として、
純粋にやりたいことを
周りに流されずやっていく。
そうなりたいと思いました。
デヴィットボウイとか、
甲本ヒロトとか、
岡本太郎とか、
何か一つのことに全力で
集中できる何か...、
コアな営み、
そういう感じのヤツ、
僕には無いのか??
見つからない???
やばい...、
「いったい何のために
生まれてきたんだろう?」
自分の軸がわからず、途方に暮れました。
僕は孤立に向かって病んでいきました。
───────────
特効薬
───────────
その場しのぎおクスリは
対処療法でしかありません。
ギャンブル、お酒、タバコ、
暴飲暴食、キャバクラなど
社会的に許可された現実逃避アイテムで
自分をごまかしても、後に残る
虚しさが放置され苦しみが続きます。
お金も続かないし、
どんどん不健康になります。
僕は途方に暮れながら
出口を探していたところ、
幸運にも解決策がわかりました。
───────────
心は押し出すもの
───────────
心の安心感、 充足感を取り戻す方法です。
僕はこの方法を知りませんでした。
・ ・ ・
料理がおいしい~、
お風呂が気持ちいい~、
音楽が心地よい...、など。
鼻の穴も、耳の穴も、口も、
人間の穴からイイものを入れれば
カラダは満たされます。
お金を出して消費するサービスは
僕たちに快感を与えてくれます。
「ああ~、癒される~、
これで心は満たされた~」
...かのように思われます。
心の充足感はどれほど
満たされるでしょうか?
衣食住が満たされているのに
心の充足感が満たされない状態って
あると思います。
まるで心にぽっかりと 穴が空いた感じです。
心の病気の状態です。
社会的には病人として
認められないレベルです。
周りから病人とも思われません。
ですが、確実に病んでいます。
心の穴を埋めるために
絶対に必要なこと、
それは...、
「心を押し出す」こと!!!
心を押し出すことで
心の穴は埋まります。
心の穴を満たそうとして 自分が
心地よくなれるサービスを
消費しまくってもダメみたいです。
だから、お金持ちでも、
経済的な成功者でもウツになります。
心の穴は押し出さなければ埋まらない。
どうやら これが真相みたいです。
───────────
総合的な成功者の言葉
───────────
この話は二人の先生に 教えてもらいました。
お一人目は現役のお坊さんです。
この方、500年続くお寺の子に
生まれたのですが、仏教の「しきたり」や
息子が後を継ぐ慣例が嫌で反発、
自分で起業して成功したあと
仏教の教えに可能性を見出し
あらためて僧侶になった方です。
ブッダからの強いメッセージとして
心の穴を埋める方法をお話し下さいました。
・ ・ ・
もう一人は、
元高校教師の「K」先生です。
元うつ患者でもあります。
そして元「引きこもり」です。
現在、この方は「心を押し出すこと」が
実践できる私塾「会う会(あうかい)」を運営しています。
自己重要感を取り戻し、
自分が本当に好きなことを見つけ、
自分の好きなことで起業する。
この流れを生きてもらう喜びに
情熱を燃やしています。
経済、健康、精神、感情。
それぞれの最低レベルか
最高レベルを体験している方です。
なので、人間を見るときの
守備範囲がイチロー並みに広いです。
病んでいる状態の人から
バリバリにビジネスを回したい人まで
総合的にカバーできます。
・ ・ ・
こういう人たちが推している
心の穴を埋める方法です。
僕は可能性を感じていました。
───────────
あなたの心を押し出す方法
───────────
では次に、具体的に
どうすればいいのかっていう話です。
シンプルに結論を申し上げますと、
「やりたいことをやる」
「言いたいことを言う」
ということです。
僕たちは周りの人間関係に縛られています。
「これを言ったら怒られる」
「これやったら迷惑」
「どうしようかな...、やっぱやめよう」
こんな感じで 心にブレーキをかけて
生活していると思います。
そうすることで周りとの協調性は保たれ、
誰の怒りに触れることもなく
安全に生活は回っていきます。
僕は社会人になってからは
そうやって人間関係を維持してきました。
でも、実はこの安全な方法が
心に穴をあける原因でした。
「自分が我慢すれば丸く収まる」とか、
「本当はこうしたい、
でも◯◯が理由でできない、
だから我慢しよう」とか、
謙虚にしていることで周りから
良い評価を受けた経験、あると思います。
ですが、我慢のなかで生きていると
心には穴が空き、病んでいきます。
───────────
心の病気を論理的に
解決したい問題(欲求)
───────────
突然ですが、僕はスピリチュアルな
世界が苦手です。これまで心霊体験もないし、
悟り体験もありません。
それでも「悟り」に憧れたりして
真理とは何かを学んできました。
インドのガンジーさんは
こう言っていました。
「どの宗教でも大丈夫、真理は同じ」
哲学も宗教も人間の真理を
求めていると思います。
でも、全部はわからないと思います。
宇宙の仕組みがわからないみたいに。
たとえ誰かが真理をわかっていても
こっちが理解できなかったりします。
一方で、 「自然は真理」という見方があります。
空気はそこにあるのに目に見えない。
でも、僕たちは当たり前に空気を吸います。
みんな呼吸するから自然に生きられます。
ヒントはここにあります。
心にも、自然に生きられる呼吸があります。
心の病気が理解できなくても
自然に合わせちゃえばいい。
「どうやら真理っぽい心の呼吸を
理解する前にやってみよう」
っていう考え方です。
心の穴(闇)を分析したい欲が
僕にはありました。勉強して理解を
深めていくと知識は溜まります。
ですが、解決はしない。
水は流れていると腐りませんが
流れが止まると腐ります。
心もどうやら同じっぽいです。
───────────
心の呼吸
───────────
呼吸をイメージしてみてください。
海辺の波でもいいです。
呼吸は「吸うか、吐くか。」です。
海は「寄せるか、返すか」の呼吸です。
自然の代謝というストロークフローです。
吸うのを止めても、吐くのを止めても
苦しくて死んでしまいます。
心の呼吸は「するか、やるか」です。
すこし言い方を変えると、
「やりたいことをやるか、
やりたくないことをやらないか」です。
(ちょっとわかりづらいですね...。)
ポジティブな自分として 「やるか、するか」です。
「するか」と「やるか」の違いは??
呼吸と重ねてみてください。
空気を吸うか、吐くか。
どちらも自然に生きるためのストロークです。
まわりの他人と協調性を保とうとすると
僕たちの心の呼吸はこうなります、
「やるか、やるまいか」
例えば上司の主張に異論があるとします。
ここで、上司に対して自分の意見を
「言うか(やるか)、言わないか(やるまいか)」
多くの場合、上司の意見に反対して
自分が言いたいことにビビります。
だから言わない(やるまい)。
こんな感じです。
多くの場面で僕たちは
「やらまい(やらない)」を
選択してきていると思います。
「するか、やるか」の呼吸ではなく、
「するか、やるまいか」の呼吸で過ごしています。
呼吸停止の状態です。
あなたは家族や職場など、
人間関係のなかで本音が言えず
心の呼吸が停止してはいないでしょうか?
僕の心の呼吸が停止する現場は
職場(上司)でした。
利益を上げるために全て正しく
結果を出している高圧的な上司に
震え上がっていました。笑
もう一つの呼吸停止の現場は
妻でした。
僕が彼女に寄り添わないければ
リストカットとウツの悪化が
確定してしまう恐怖に震えていました。
あなたの状況はいかがでしょうか?
この状態が続けば胃潰瘍みたいに
心にストレスがかかり、
穴が空きはじめます。
───────────
心の呼吸をエネルギーに
依存を手放す
───────────
心の呼吸に話が寄ってしまいましたが
これには理由があります。
心の呼吸を止めた状態、
それはブレーキしながら
アクセルを踏む状態です。
それは息継ぎなしで泳ぐのと一緒です。
これでは苦しみや怒りが優先します。
そして孤立を深めます。
一人は楽(ラク)でいいです。
自分の世界って浸れるし、
癒されるし、落ち着きます。
でも、もしここまで読んでくれた
あなたの場合、僕みたいに誰かに、
何かに、依存した人生ではなかったでしょうか。
これまでどっぷりと依存してきた
僕には 一人でいることの楽(ラク)が
苦しみに変わりやすかったです。
楽(ラク)を求めるほど苦しくなりました。
心の呼吸がうまくできず、目の前の
現実という荒波を泳いでいく苦しい状況です。
だからエネルギーの循環が必要なんです。
心の呼吸で純粋な自分を押し出してく循環です。
そのためには誰かに溶け込んだほうが早かったです。
誰かに関わるのってしんどいです。
面倒臭いことも多いです。
甲本ヒロトは言いました、
「本当に楽しみたいなら
楽(ラク)しちゃダメだよ」
一人でいる苦しみも 誰かに
溶け込む苦しみも、たぶん一緒です。
同じ苦しみなら仲間がいたほうが 楽しいと思います。
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依存から統合へ
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心の呼吸をし、 純粋なあなたとして、
いま目の前にある現実を生きていく。
言うのは簡単ですが
実際にやっていくのは難しいです。
自分の価値観、置かれた環境、
いまある人間関係、経済面、精神面、
感情の起伏、いろいろあります。
誰かに依存して安全に
生きてきたきた僕としては今でも
目の前の生活に追われて息切れしそうです 笑。
周りに翻弄されて自分の時間が無い。
そんな風に感じます。
あなたとまったくおなじ状況に
置かれている人は、いないと思います。
ですが、
あなたとおなじ苦しみを
経験している人はたくさんいると思います。
だから人間の生きる知恵は
語り継がれ残っていくのだと思います。
あなたの問題を解決する知恵が
どこかに必ずあるはずです。
そんな知恵を手に入れると
不思議なことが起こります。
それは、目の前の問題が問題では無くなり、
純粋なあなたの人生として
無理なく統合されていきます。
依存を手放し、統合へ向かうにつれて
怒りと苦しみは薄まっていきます。
今回お話しした「心の呼吸」は
純粋な自分を取り戻すための基盤です。
その上で、純粋なあなたとして
あなたらしさを社会に押し出していく。
その過程では手強い相手と
どういう風に付き合っていくか、
自分の殻を破るには
どう考えればいいのか、
課題は出てくると思います。
これも人間界の真理として
楽(ラク)してホンモノを 手に入れることは
できないみたいです。
知恵や経験を積むスピードは様々です。
じっくりやるタイプの人、
一気にやってしまう人、
行ったり来たりしている人など。
そうして、純粋なあなたが
社会の歯車と噛み合うとき、
プライスレスな生きる喜びが 手に入ります。
僕も10年以上になりますが、
この依存から統合へむけて
行ったり来たりしながら歩んでおります。笑
・ ・ ・
あなたの貴重な時間を割いて
最後までお読みいただき
本当にありがとうございました。
たきTAKI
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