やりたいことをやる、って何?
1. やりたいことをやる
本でもYouTubeでもTwitterでもTikTokでも、「やりたいことをやればいいんだっ!」、「自分、やりたいことをやっているだけです(キリッ)」、「やりたいことを仕事に出来れば最高ですっ!」みたいなことをよく見る。
でも、そんなものを見る度に、こんな風に思っていた。
「それは、あなたが優秀で、特別な才能があるからでしょ?」
例えば、ホリエモンこと堀江貴文さんやキングコングの西野さん、編集者の箕輪厚介さんなんかが「やりたいことをやれっ!」と言っていたら、特にそう感じていた。
決して、嫌な気持ちでその言葉を聞いていたわけではなく、「自分もそうな風に、やりたいことをやれる人間に早くなれるといいな…」、そんな感情だった。
2. 1冊の本に出会う
2019年に1冊の本が発売された。
この本、Twitterでフォローしている人たちが絶賛していたので、早速買ってみた。そして、読んでみた。
むむむっ、かなり面白い!
本そのものの感想を書くには、読んだのがかなり前であまり詳細を覚えていないので難しいのだが、読み終わって気づいたことは、今でも鮮明に覚えている。
この本には、大事な前提が書いてあった。
今までの時代は、世の中に「課題」が溢れていた(貧困問題や医療体制の不整備等)ので、その「課題」を「解決」できる人が重要だった。でも、今の時代は技術や経済の発達で「課題」が無くなってきたので、その「課題」を見つけられる人が重要になる。
そうか、これからは「課題」を見つける人が重要になるのか…。でも、「課題」ってどういう風に見つけられるのかな???
!?
「課題」っていうのは、「理想」と「現状」のギャップなはず。つまり、「課題」が少なくなってきたのは、「理想」が少なくなってきた、の同義語なのではないか?ということは、「理想」が多ければ多いほど、たくさんの「課題」を見つけることができる。
じゃ、「理想」ってどうやって増やすの?
そうです、「やりたいことをやる」んです!
「やりたいことをやる」というのは、自由に無目的に自分のやりたいことをやる、だとかなりハードルが高い。でも、「課題」を見つけるため、自分の「理想」に向かって進んでいく、と考えれば、「やりたいことをやる」は今の時代だと必ず「やらなければならないこと」になる。
3. まとめ
そんな風に「やりたいことをやる」ということに対して高いハードルを感じていた自分は、この本と出会い、「やりたいことをやる」ことが今求められている、ということに気づいた。
「やりたいことをやれ!」と言っていた人たちは、決して自由気ままな人たちだったわけではなく、時代の最先端を突っ走っている人たちだということにも、改めて気付かされた。
さて、今日これからやる目の前のことは、新たな「課題」を見つけるための「やりたいこと」なのか、そんなことを考えるのも必要な時代なんだろうな。
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