デザインコラム ビデオ vs 一期一会

新幹線、流れる夜景を切りとる窓から生まれた話。

世の中はもともと無節操な動画。身の回りや、その先の気がつかないトコロで感動のタネがパラレルで現れ消えていく。命もしかり、花火もしかり、見逃しているコトの方が遥かに多く、時間に生きる者の侘しさをボク達は一期一会と憂いでみたりもする。

は、過去の話になりつつある。

すっかり動画配信も馴染んだ今日この頃。ちまたの子供達の情報源もYou tubeとかとか。記憶に留めたい何かや、誰かに伝えたい何かを見たままに留めるコトが誰でも出来る様になったコトはまだ歴史浅く、技術的に素晴らしい変化点に生まれ居合わせたものだと思います、感謝。

一方でこうしたイノベーション=日常化は弊害もおこす。単なる撮影マニアになり感動するコトを忘れてる。運動会の親御さん、拍手、今送るべきでしょ。

シンシンと降る初雪。そんな瞬間の景色にも感動できた時代に”雪見の障子窓”が生まれた。二度とない、今この時を大切にする、味わうコトが生きるではなかろうか?

というコトで、子供さんの晴れ舞台ではビデオはスタンド、自分は拍手を送りましょうね。そういう話になりました。

ではでは。



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