復職1日目 転職欲が限界突破

うつ病を発症した職場環境

人生で初めてうつ病になり、半年近く休職しました。
2年前から上司のパワハラセクハラで既に不眠症、息苦しさ、慢性的な頭痛などの不調はありましたが、上司たちの自死(直属の上司と別の管理職が仕事のストレスにより2週連続で練炭自殺)、繁忙期の月100時間近い残業、業務量の偏り等が重なってうつ病を発症しました。
私が働いているのはとある官公庁ですが、「人を人と思わない管理職」「頑張っても個人の実績にはならず、民間では通用しない経験値ばかり増える虚しい日々」「上司からの執拗な叱責と外部からのクレームの板挟み」「営利を目的としない公務員の世界で、仕事をつくるための仕事になっている上、重箱の隅をつつきたがる人間が多すぎて仕事が進まない」「本質よりも政治家の先生の言いなり」と、精神衛生上悪い点が満載です。
毎年優秀な若手が辞めて行きますが、残された真面目な職員が少ない人数で何とか仕事を回してしまうので苦しい環境は変わらず、人がどんどん潰れて行きます。ネームバリューはあるので新卒も中途採用も毎年入って来るものの、人材レベルをキープできる採用倍率としてはかなりぎりぎりの状況で、そのうち組織として破綻するのは目に見えています。(ある意味もう破綻しているが)
役所の職員は座って仕事してるだけというイメージもあるかもしれませんが、時にカタギでない方たちのエリアに踏み込まなければならなかったり、警察と張り込みをして子どもの遺体を目にしてしまったり、女性でも島へ出張の際に経費削減のため男性上司と同じお風呂を使用しなければいけなかったり、御上に対して昭和的な接待的を強いられたりと、ある意味何でもやらされます。ちなみに私は色々あって上司と一緒にその辺に生えてる雑草を食べさせられたことがありました。
公務員なら楽できるしホワイトだろうと思う方も多いと思います。私自身もきちんとした職場なのだろうという認識で就職先に選びました。しかし、実態はブラックな部署と少ないホワイトな部署が混在し、どこに当たるかは運ゲーでしかないロシアンルーレットです。

復帰初日 上司との面談で早くも怪しい雲行き

復帰初日の朝、上司と面談をしました。これが狡猾かつ図太さにも程があるタイプの上司でして、御上の接待視察の際も気付いたら私一人で視察に同行することになっていたり(あれ?何で上司も行かずぺーぺーの私1人だけでお偉いさん3人をアテンド?昼食場所とお土産買う場所まで案内するっていつの時代だよ、という話)、子どもが生まれた職員に出産祝い(他の部下もお金を出している)で恩を着せつつ育休中も当たり前のように仕事振って夜中まで仕事させたり、常に何に対してもイライラして周りに聞こえるよう大きな声で悪態をつくタイプの人です。近くにいてストレスしかない。
私はまだ体力的にも精神的にも本調子とは言えず、半日からの時短勤務での再開です。しかし、「再来週、出張案件は厳しい?課長にはまだ出張はさせるなって言われてるけどお願いするかも」とか「あなたの担当引き継いだAさんが仕事きついって言ってるんだよね」と言われ、「そうですよね。私も昨年かなりきつかったです」と言うと、「えっ!?きつかったんだ?」などと言う始末。こちらは38度以上の熱があっても解熱剤多めに飲んで出勤したこと何回もあったし(そんな行動よくないとわかっていても、這ってでも仕事に行かないと他自治体からクレームが来るという恐怖感で仕事に行っていました)、早朝恒例の苦情電話をいつも私一人に取らせてその後必死に過呼吸が周りにばれないようモニターの影で耐えていたことも、そんなくそ真面目で愚かな人間の気持ちなんてこの人はこれっぽっちも分からないんだな、と改めて感じました。
そんなこんなで転職の決意をますます強くした復帰初日でした。良い人材ばかりが抜けてどんどん煮詰まってく地獄の闇鍋組織から早く抜け出さねば。

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