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【哲学】常識という虚像

ガンダムビルドファイターズトライというアニメのopの「Just Fly Away」を聴いていた。

その歌詞に、このようなものがある。

縛られるな、常識なんて虚像

小さい頃は意識してなかったけれど、今聞いてみると、この歌詞は非常に考えさせられる言葉だなぁと感じる。

常識は、虚像である。これは確かに一理あるものだなと。

虚像は、確か一年生の時の理科で習うものだ。焦点より内側に物体があるとき、実際の物体よりも、大きく見えるものが、虚像。これは、何故か常識のことを言っているようだとも感じる。

常識というものは、当人の思考や判断において、非常に大きな存在にある。それによって、何が良いか、或いは悪いかを判断することさえある。つまり、常識とは、他の知識や智慧よりも、大きなものに見えてしまうのだ。

それは繰り返すがまさしく虚像の如く、実際の物体よりも大きく見えてしまう。つまり、その常識のみが、善であると思ってしまう。

虚像は、実像よりも、たちがわるい。実像は、実際の物体とは、向きが反対になるが、虚像の向き自体は、実際の物体と全くおなじ。贋物であるにも関わらず、実像よりも、それらしく見える。

常識は、それが何故か正しいと感じてしまうものだ。今信じている、本当に疑いようのない知識は、もしかしたら虚像かもしれない。私にもその虚像は数え切れないほどあると思うと、怖くて仕方がない。

そしてその虚像としての常識に気づくことは無いと思うと、人間は、案外虚像に蹂躙されて生きているのかぁと感じてしまう。



今日も大学生は惟っている。


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