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自由律俳句

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2022年8月の記事一覧

自由律俳句 003

溶けるとかじゃなく破壊されるような夏

アイスバーのこと舐めてたわごめん

死んだミミズか金属片か

道端のウンコも干からびた

よろめいて転けたらきっと火傷

汗ばんだTシャツ洗濯まで放置、いいのか

絡みつくような湿気密着する肌着

空く腹さすり夏の暑さに負けた心

表せぬ感情を無理やり言葉に編む朝

雲が飛んで跳ねて重なる

霧と共にライトアップされる小さな影

破るような爆音と共に命削る鋭

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