「UX診断」を通してクリエイターとしての成長×企業への価値貢献に繋がった話。
こんにちは！
メンバーズユーエックスワンカンパニー（以下、ユーエックスワン）新卒一年目でUXディレクターの山田です。今回は、初めて経験したUX診断とエキスパートレビューについてお話します。
◇UXとは User Experienceの略語
UXというとさまざまな表現や定義がありますが、私は「製品・サービスを利用することによってもたらされる人の知覚や反応である」と考えています。
従来ではフィジカル製品が主流だったため、ユーザーと製品との物理的な距離感がはっきりとしていました。しかし、現代ではインターネットの発達によりその境界線が曖昧になっています。近年ではOMO（Online Merges with Offline）と呼ばれ、ユーザーと製品との関係が複雑に絡み合い、日々進化しています。
このUXを用いてクライアントが抱える製品やサービスの課題解決・改善を行い、「ユーザーの体験価値最大化」を目指すことがユーエックスワンクリエイターのミッションとなっています！
■UX診断とエキスパートレビューとは
UX診断とはユーザー行動をより身近に感じていただきたい、という想いからお客様のWEBサイト・アプリケーションに対して 簡易ユーザーテストを無償で実施させていただいているユーエックスワン独自のサービスです。ユーザー心理・視点から導出される課題をもとに「なぜ悪いのか」と仮説を立て、改善策のご報告まで行います。
エキスパートレビューとは対象となるサイトやアプリなどの問題点を見つける手法の１つです。複数人の専門家がユーザーの立場にたって対象を利用することで、ユーザビリティ/アクセシビリティ的にわかりづらい部分や使いづらい部分がないか問題を探す手法です。
■案件説明
今回のご依頼はウェアラブルデバイスとペアリングできるアプリケーションのUX/UIレビューでした。アプリストアのレビューや社内外でアプリの表示・機能について課題があり、それらを明確化するという目的で案件がスタートします。
現状分析やこれまでの製品変遷などをまとめ、これらのデータから実際に利用する可能性があるユーザーを想定し、年齢の異なる男女2名のペルソナを設定。実際に彼らが感じるポジティブ・ネガティブ箇所をまとめレビューしました。
案件メンバーは私を含めUXディレクター2名、UXデザイナー1名で行いました。期間は約1か月間です。
■全体の感想
製品自体は個人でも購入経験があり、楽しみにしていた反面、初めてのアプリレビューということで不安を感じていました。
プロジェクトがスタートして間もない時、事件は起こります。
途中、メンバー2名が異なる案件にアサインされ、自分ひとりで進めなければならないという状況になりました。大きな課題だったのは、ペアリング対象のデバイス無しでのアプリのUX/UIレビューでした。また、限られた時間での案件だったのでUXリサーチの代名詞であるターゲット層へのインタビューも行えず、当時の自分には焦りがありました。
しかし、専門的な知見とHCD（人間中心設計）の資格を持った5名の先輩クリエイターがベンチマーク、ユーザビリティテストやアクセシビリティの観点から手厚くサポートしてくれたおかげで課題と改善ポイントの整理が進み、最後まで質の高いレビューを行えました！
今思えば、あのサポートがなければ無事にレビューを完遂できなかったと思います。このように、ユーエックワンでは様々な能力や個性を持ったクリエイターが集まり、協力し合う環境があります。また入社して半年しか経っていない私ですが、プライベートの交流も盛んで本当に社員同士の仲が良い印象です！
■学び、気づき
現地でのレビュー報告会後、お客様から「ありがとうございました！！」とその場で非常に感謝された瞬間を今でも鮮明に覚えています。企業様からは「社内の人間だけでプロダクト開発を行っていると、どうしても思考にバイアスがかかってしまい、ユーザーファーストから離れてしまう」という感想をいただき、改めて企業様のUX/UIレビューをさせていただく大切さを実感しました。
今後に向けて
まだまだ国内のHCD（人間中心設計）に対する一般的な認知度は高くありません。この製品・サービス開発におけるUX/UIの大切さをもっと皆さんに知ってもらうためにも、UX診断で学び、身に着けた経験を活かして新たなプロダクト案件や常駐先でもUXディレクターとして活躍していきたいと思います。
今回は弊社のUXに関する取り組みをご紹介しました。
ユーエックスワンについてもっと詳しく知りたい方はカジュアル面談にてざっくばらんにお話しましょう！（本当にカジュアルな面談です）（逆に怪しい...）
気になる方は以下、求人票よりお気軽にお問い合わせください！
ご連絡をお待ちしております。