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UXデザイナーのサプライズ合戦〜2023送別会〜

プレゼントを考えることは最も身近なUXである

かの有名なサンタクロースは言いました(言ってない)

UXデザインセンターでは、ノンデザイナーの新人にUXを実感してもらうワークショップとして「新人同士でプレゼントを考えよう」を実施しています。
性別や年齢といったバイアスに縛られず、インタビューを通じて、ユーザーのことを考える大切さを知ってもらう試みです。

さ〜てそんなワークショップを実施するUXデザインセンターの面々が、送別会を開いたらどうなるのでしょうか?ドッカンドッカン場が湧き、感動の涙でジョッキが溢れる…そんな会が開かれそうですね。12/22に実施されたばかりの送別会では、まさにデザイナーたちの技が光る時間でしたので、ほやほやのレポートをお送りします。

送られる人

わたくし、あいぼでございます!

UXDCサイトより

他社からの出向者のため、元々期間限定の身分でございました。
というわけで、「皆さんに感謝を伝えたい」をコンセプトに、己の送別会でありながら幹事に立候補。サプライズする気満々の構えで臨みます。
昨年、UXデザインセンターから異動者が出た際には、お別れのプレゼントをみんなで選んだ記憶もあったので、自分からリクエストを出す傍若無人っぷりです。

今回は「メンバーのおすすめ飲食店をピンしたGoogle Map」を作ってもらいました。これまでメンバーに連れて行ってもらったお店はおしゃれだし美味しいし、一言でまとめるとセンスが良い!食い道楽の自分はいつも感動しておりました。この冒険の書を胸に、来年は一つ訪れるたびにみんなを想いますね…(ポロリ)

102箇所のピンが立った至極マップだぜ〜!

送別会スケジュール

  1. 夕方(チーム内の案件状況共有タイム)

    • 私の出向期間を振り返るまとめ発表30分

    • 別案件の状況共有30分

  2. 移動・準備

  3. オフィス内コミュニケーションスペースで送別&忘年&クリスマス会!

この流れで予定していました。
なお、一般の飲食店ではなくコミュニケーションスペースを選んだ理由として、表向きは「最後の思い出をISIDオフィスで作りたい」でしたが、実際は「サプライズでフリップ芸をしたいので、プロジェクターとスクリーンを借りられる場所がよかった」でした。
この1ヶ月ほど余暇の全てを捧げて、出向中の思い出をおもしろおかしくまとめる気合いの入れよう。間違った方向への情熱・クリエイティビティ。これが私から捧げるメンバーへの感謝の気持ちさ!

フリップ芸の準備に余念がありません

デザイナーがサプライズを考えるとき、他のデザイナーもまたサプライズを用意している

フリップ芸をドヤ顔で携えつつ、まずは出向期間の振り返りを行おうとすると、「ちょっと待って」と止められました。
私がサプライズを仕掛けようとしていたら、メンバーたちもまた、サプライズを用意していたのです。

  • リクエストしたGoogle Mapのお披露目タイム(メンバーから各スポットの説明あり)

  • 私の振り返り発表をMCが盛り上げてくれる

  • そしてGoogleMap以外のプレゼントまで…!

いつもと違うスペシャルな進行に目を白黒させていたら、なんとたくさんのプレゼントまでいただいてしまいました。
冒頭の「プレゼントを考えることこそ、ユーザー体験のデザイン」という言葉が思い出されます。
何をもらってもムッチャクチャ嬉しいのですが、UXデザインセンターのデザイナーたちの手腕が光るプレゼントに感情はキャパオーバーです。

・私の似顔絵を1人ずつ描いてくださったTシャツ
・私の名前にちなんだぬいぐるみ
・私が好きなブランドの美容グッズ
・メッセージ色紙

いただいたプレゼント一覧

全部嬉しい…かつ、「私が好きなブランド」を把握した上で、被らないようなチョイスをしてくださったのがすんごいですよ。
「〇〇は買おうとしていた」など、議論してくださったようで…感謝しかない。。
私の私生活を覗いていましたか?というレベルでツボを突いてくださって感動しました。これが良いユーザー体験ってやつですな。バレないように水面下で情報収集してくださってな。
皆さんお忙しいのにこうやってご準備くださったこと、本当にありがとうございます。

自分が幹事の顔をしていましたが、実際には裏でもっと頑張ってくださる本当の幹事がいたのですね。ケータリングで冷めても美味しい品を選んで、「後から参加するメンバーがいても大丈夫★私ってば気配りさん★」とか自画自賛していた自分を叱りたいです。


世界で一つの名実ともに”マイTシャツ”

ちなみにTシャツのイラストは誰が描いたものかを外しまくり、某格付番組だったら速攻で「映す価値無し」枠に入っていました。
皆さんとのエピソードにちなんだ小物も描いてくれて嬉しい。。。Tシャツ額縁を買って飾ります。

オープンなコミュニケーションがオンラインでも距離を縮める

冒頭お話しした通り、新人のワークショップでは「インタビューによってユーザーを知る」ことを大切としています。
今回サプライズでご準備頂いたので、もちろんインタビューは無し。
特にUXデザインセンターはオンライン率が高く、直接お会いする機会は少なめです。
それでもこんなに温かい企画が実現されたのは、オンラインのコミュニケーションのあり方だと、自分の元会社と比べて感じています。

①年齢に関わらず気軽に質問できる

先輩から「これってどういう意味かなぁ。自分はこうだと思うんだけど…」と尋ねられ、「私もそこが分かってなくて…」と言い合える環境のありがたさですよ。UXデザインセンターはバックグラウンドがさまざまなメンバーが集まっているため、お互い補い合い、分からないことを恥ずかしがりません。この文化に何度も救われました。

②顔が見える

アイコンに顔写真を設定しているのはもちろん、オンライン会議での顔出しがメジャーなメンバーたち。背景まで各人のこだわりを感じられる画像やインテリアで、みんなの人となりをオンラインでも感じることができました。

③リアクションを形にする習慣

いいねボタンで終わるのではなく、コメントで「ありがとう!」と伝える一手間をかけてくれるメンバーが多く、嬉しい気持ちになります。(弊社はTeamsなので、Slackのようにオリジナルリアクションの登録が現状出来ないのです)

このようなコミュニケーションが続くことで、より活発に発信しやすくなり、業務を進められるのではないでしょうか。

さてISIDは来年より「電通総研」へ社名変更します。
改名とともに更なるUXデザインセンターの活躍を願って、これをわたくしあいぼの最後のnoteとさせていただきます。
皆様、良いお年を!

written by あいぼ その後用意していたフリップ芸で盛り上げることができて満足です。なお、さらに返礼として、私の好きなアーティストを抑えた上でのスペシャルステージの披露があり、みんなには叶わないなと爆笑しました。

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