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甘噛みハムハム PUI PUI モルカー座談会

みなさま、こんにちは。ユカイ工学CMOの冨永です。

前回、甘噛みハムハムのビジネス戦略についてお話ししましたが、今回は2023年6月に発売予定で現在予約受付中の「甘噛みハムハム PUI PUIモルカー」について、バンダイナムコ フィルムワークスとユカイ工学の担当メンバーとともに振り返りたいと思います。


甘噛みハムハムとは

甘噛みハムハム「コタロウ/シバイヌ」

「甘噛みハムハム」は、赤ちゃんや幼いペットの短い期間にしか体験できない幸せなしぐさを再現した、世界初の甘噛みロボットです。心地いいけれど、止めさせないといけない、魅惑の「甘噛み」を、いつでも味わうことができます。発売から約5ヶ月で累計販売数が3万匹を突破しました。

PUI PUI モルカーとは

©見里朝希/PUI PUI モルカーDS製作委員会

2021年1月よりテレビ東京系「きんだーてれび」内にて放送されたTVアニメ『PUI PUI モルカー』。モルモットが車になった世界を舞台に、癒し系の車<モルカー>が活躍するという斬新な世界観は子供から大人まで魅了。その反響は国内にとどまらず、全世界でモルカーブームが巻き起こっています。


甘噛みハムハム PUI PUI モルカー座談会

メンバー

ユカイ工学
・小畑 承経(ハードエンジニア)
・冨永 翼(CMO)
バンダイナムコフィルムワークス
・上田井 宏記(EC&マーケティング部 MD課)
・森久保 拓也(EC&マーケティング部 MD課 マネージャー)


コラボのきっかけ

冨永
甘噛みハムハムとモルカーの出会いは、御社からのご連絡でしたよね。
どのような経緯で甘噛みハムハムを見つけていただけたのでしょうか?

上田井
私たちは毎週、面白い商材やグッズを持ち寄って、商品企画会議を行っているのですが、その中で一際目立っていたのが甘噛みハムハムでした。

持ってきたスタッフから、この子たちは甘噛みをしてくれると聞き、甘噛みとモルカーに親和性を感じました。その場にいたスタッフもみんな「それ絶対面白いね!」と盛り上がっていたので、これはぜひ話をしたいとご連絡させていただきました。

冨永
そうだったんですね!実は私たちのチームでもモルカーとコラボできたら良いなと話していたので、ご連絡いただいた時は嬉しかったです!

森久保
社内でも「甘噛みハムハムとコラボするんだ〜!」と話題でしたね。役員もTVで見ていたので、良いじゃん!と後押ししてくれました。

作中ではモルカーがにんじんを食べたりするんです。その仕草がとても印象的なので、甘噛みもハマるだろう!みんな絶対やりたくなるでしょ!と即GOを出しました。

\モルカーのぬいぐるみは累計販売数18万台と大人気!/
画像奥:大きなハグぬいぐるみ ポテト、シロモ 発売中 ¥19,800(税込み)
画像手前:甘噛みハムハム PUI PUI モルカー ポテト、シロモ 試作品

森久保
モルカーはこれまでもライセンス商品を色々出していますが、タイヤが動くぬいぐるみや玩具など車にフォーカスしたものが多かったんです。
そんな中で甘噛みハムハムは、モルカーの口の動きにフォーカスしていたので、斬新でしたね。これまでにない面白いことができたと思いますね。

冨永
私たちもこのコラボレーションができたのは本当に嬉しいです。サンプルを作っている時から感じていたのですが、このサイズ感が良いんですよね。

小畑
社内でもモルカーファンのスタッフが「可愛い!」って興奮していましたね。試作を繰り返した甲斐がありました。


完成までに苦労したところ

上田井
既存のモルカーぬいぐるみと、甘噛みハムハム「ゆず」「コタロウ」とでは形が異なるので、どういうものになるのかイメージしづらい部分もあったんです。

でも、最初の打ち合わせ後すぐにサンプルを作っていただけたので、社内の承認がとりやすく助かりました。サンプル制作って、お金がかかるので、企画が結構進まないとお願いできないと思っていたのですが、工場にある布でサンプルを作っていただいたじゃないですか。

小畑
やっぱりサンプルがあるだけで違いますから、すぐに動きましたね。輸送など含めて3週間くらいで工場に制作してもらいました。

森久保
普通のキャラクターだと口が前に出ていたりするけど、モルカーは奥にあるんですよね。そこもうまく表現していただけたので良かったです。

小畑
口の部分は調整に一番時間がかかりましたね。それに、モルカーは顔がシンプルなので、少しでもバランスが崩れると印象が変わってしまうのが難しい部分でした。

冨永
電池ボックスの入れ方も試行錯誤していたよね。

小畑
そうですね。ハムリングシステム*と電池ボックスの配置が難しくて、最初は顔が四角くなっちゃったり、口が横に出っ張っちゃったりして苦戦しました。

*ハムリングシステムとは、ハムハムセンサが指に反応してハムハムを起動するモジュールです。(特許出願中)


上田井
一番最初のサンプルは、顔の輪郭みたいに鼻があってリアルな雰囲気がありましたよね。可愛いけどモルカーとは違うというか。でも、その次の試作では良くなっていたので結構調整いただいたのかなって。

小畑
そうですね。モルカーの可愛さを損なわないように頑張って調整しました!


ファンの反応

冨永
プレスリリースを出した後、たくさん反響をいただきましたよね!

上田井
そうですね!GIF動画をモルカー公式Twitterで配信したのですが、反響がすごくて。通常商品の約6倍いいねがついて、引用リツイートやコメントもたくさんいただきました。

冨永
それはすごいですね!私たちもチェックしているのですが、ファンの皆さんのあたたかいリアクションで溢れていましたよね。

上田井
そうなんですよ!全部目を通しているのですが、本当に肯定的なリアクションばかりで。これまで自分が担当した商品の中でもこんなに盛り上がったものはなかったので、本当に嬉しいです。

小畑
昨年やられていたポップアップストアに友人と行ったのですが、そこでも人気でしたね!

冨永
私も平日に伺ったのですが、女性のお客さんが多かったですね。

上田井
そうですね。モルカーのターゲット層は20〜30代の女性でなので、甘噛みハムハムの提案資料をいただいた時はモルカーと近いと思っていて。企画のロジックを立てる時もバッチリハマったなと感じました。

森久保
モルカーって可愛い世界観なんですけど、ストーリー自体は、壮大に言うと世の中の理不尽に対して頑張る内容になっているんですよね。可愛いキャラクターとのギャップが人気に繋がっていて、中でも女性人気が大きいんです。

冨永
そういえば、最近CM風動画もアップされましたよね。アニメがベースになっていたので観ていて楽しかったです!
あの動画はどのように企画されたんですか?

上田井
動画の構成を考える時に、第1期2話をベースにしたら良いと思ったんです。30秒くらいの限られた時間の中で、製品の特長をわかりやすく伝えられて、かつモルカーの世界観を壊さないものとなると、あれがベストかなって。個人的にも大好きな話なんですよね。

冨永
なるほど!あの世界観の中に甘噛みハムハムが入り込めたのは嬉しかったですね。

動画はTwitterなどでも話題になってましたよね!
あれが13話だ!って言ってるファンの方もいたりして、良いなぁと思いました。


このnoteを読んでくれている方へ

冨永
最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします!

上田井
モルカーについてあまり知らないという方も、ファンの方も、ぜひ今一度モルカーの本編をご覧いただきたいですね。特に1期2話目はCM風動画のベースとなる話なので、より楽しめると思います!

森久保
作品中には、にんじんなどを食べるシーンがあるのですが、可愛らしいんですよね。ファンの方は、きっとモルカーにされる甘噛みがどんなものか気になるんじゃないでしょうか。今回作った甘噛みハムハム PUI PUI モルカーシリーズはポップアップストアなどの店頭でも展示してありますので、ぜひ実物で体験していただきたいです。


最後に

甘噛みハムハムのユカイなOEM戦略として、今回はバンダイナムコフィルムワークスさんのオフィスに伺って、企画がどのような感じで進んだかについて聞いてきました。
私たちも知らない会議での話などとても面白い打ち合わせでした。
社内でも「モルカーとコラボがしたい!」と声があがる中で、本当にこのようなコラボができたのは嬉しかったです。
「なんとか形にしたい!」という想いが原動力の開発は楽しいですね。
さて、次のコラボ先はどこでしょうか?期待して、お待ちください!


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