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今年も!武蔵野美術大学と女子美術大学で授業を開催しました!

こんにちは、デザイナーの樫村です。

CEO青木による特別授業が、武蔵野美術大学と女子美術大学にて開催されましたので、今回はその様子をそれぞれ紹介していきます。
実は両校とも3年ほど続いている授業です。

過去の女子美術大学でのコラボ授業の様子はこちらからどうぞ↓




武蔵野美術大学
ロボティクス演習

授業内容

ロボティクス演習では、武蔵野美術大学に教授として携わっているCEO青木が自ら教壇に立ち、学生に指導をしています。
毎年、前期と後期の合計2回開催されており、今年は前期が4〜7月に、後期は9月〜12月に開催されます。ここでは、7月後半に無事に最終プレゼンを終えた前期授業の様子を紹介していきます。

今年のテーマは、「自分の欲しいパートナーロボット」
このテーマに沿って各々がアイディア出しから開発まで行いました。

授業内では、3Dプリンタなどの加工機械、ココロキット+を用いたビジュアルプログラミング、ロボットの機構、といったロボット開発に必要な初歩的な知識を学ぶ講義が実施されました。
予定が合う学生は青木のガイドのもと秋葉原に赴き、部材調達にも参加していました🚶

まずは手を動かしながら基本を学び…

基本を理解したら、
その技術を用いて自分のアイディアのプロトタイプを作成します。

プロトタイプを通して見つけた問題点を修正し、
最終形を目指して本制作に入ります。

写真は親身に学生の相談に乗る青木。
授業後の休み時間も使用して真剣に向き合っていました。
(多忙な青木によるこの時間は非常に貴重です…!)

学生時代にほぼ独学で学んでいた身からすると、
手前味噌ですがこんなに手厚いロボットの授業を他に見たことがない、と思うような内容となっています。

動く作品を作りたい、インタラクティブ性を付加したい、ロボットを作ってみたい、そんな方にぴったりの入門授業だと思うので、興味のあるムサビの学生さんは、ぜひ次の機会に応募してみてください!
(読んでくれている学生さんがいるといいなぁ💭)


最終作品紹介

この授業を経て完成したアウトプットを一部紹介します。
全体的に発想がユニークなものが多い印象でした!

トーテムカウンター
M5StickC Plus を使用し、テキストプログラミングに挑戦した学生の作品。散歩にいきたがるトーテムポールの頭をとりはずすことで、散歩に連れて行ける。ボディに戻すことで歩数の合計が顔に表示される。

授業の枠を超えた知識が必要なことに挑戦しつつ、
ちゃんと時間内に納めた努力に拍手👏 

講評の味方
自分の発言に頷いて同意してくれるロボット。
マイクで音を拾い、特定の単語に反応する。

とてもシンプルですが、動きや雰囲気など全体のまとまりがよかったシュールな作品でした。

面倒を産む雌鶏
時間になるとコケッコッコと首を振りながら卵を産む。
コロコロと転がった卵を拾い、戻してあげないと鳴き止まない。

首を振る機構、卵を産む機構、2種類の機構を綺麗に筐体の中に収めていて素晴らしかったです🐓



女子美術大学
かわいいロボット開発プロジェクト

授業内容

かわいいロボット開発プロジェクトは、女子美術大学教授小笠原たけし先生とのコラボレーション授業です。こちらでも小笠原先生による手厚く丁寧な授業が開かれており、毎年かわいい作品が生み出されています。
ユカイ工学メンバーは特別講師として、初回授業、アイディア発表、最終発表に参加させていただきました。
また、授業部材として、ココロキット+をご活用いただいています。

今年のテーマは「近くに置いておきたいパートナーロボット」
このテーマに沿って各々がアイディア出しから開発まで行いました。

初回授業では、ユカイ工学の紹介やどんな製品を開発しているかを青木から説明させていただきました。

ユカイ工学の製品を実際に触って体験し、
わいわい楽しんでいただけた様子…

アイディア発表では、質の高い提案書がたくさん提出され、
それぞれの提案に対してユカイ工学メンバーがコメントをさせていただきました。イラストがかわいいものが多いですね。

最終発表では、女子美術大学の教室でアウトプットを披露していただきました。それぞれこだわりを持って作成されている作品が多く、深堀り甲斐のある発表でした。

机の上にかわいいがいっぱいです。

本授業ではユカイ工学メンバーが常に授業にいるわけではありませんが、
ひとつひとつ完成度の高い作品が提出されるため、講評するのがとても楽しい授業でした。ありがたいことに大学内でも人気の授業なのだとか…!


最終作品

この授業を経て完成したアウトプットを一部紹介します。
とにかく完成度が高い!ものが多かった印象でした。

AUB(オーブ)
動くものを目で追うモンスターの赤ちゃん。

提案書のイラストがそのまま3Dになった!と思うほど完成度が高かった作品 👀
ぬいぐるみに窓をつくり、そこから硬い稼働部をのぞかせるのは地味に大変な作業なのですが、綺麗に作り上げられていました。


もぐネズミ
ボールをもぐと悲しんでしまうロボット。
ボールは磁石で接続されており、もがれた個数によって反応が変わる。

「もぐ」という動作を起点にデザインされており、遊び方も想像しやすい見た目 🍇
もいだ感触も楽しく、このまま商品にできるのではと感動しました。

えかくま
一緒に作業を頑張ってくれるくまさん。

腕を開いた時に自重で頭が少し垂れる様子が可愛らしかったです 🧸
シンプルな動きのみで、お絵描きに熱中している雰囲気を表現できているロボットでした。


最後に

授業を通して生み出された素敵な作品たちは、Maker Fair Tokyo 2023 にて展示する予定です。(昨年の Maker Faire Tokyo の様子はこちら

ユカイ工学もブース出展しますので、ぜひぜひお越しください!

ユカイ工学  :西4ホール Y/03-06
武蔵野美術大学:西4ホール Y/03-05
女子美術大学 :西4ホール Y/03-07


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