手を挙げればやりたいことができる環境で存分に楽しむ | ユカイ工学エンジニア 大石陽波 インタビュー
みなさんこんにちは。デザイナーの はらだ です。
最近はユカイ工学noteを見て面接にいらしてくれる方もいて、お仕事内容だけでなく、もっとメンバーの人柄もお伝えしたいと感じる機会が増えました。
そこで今回は、スマートフォンのアプリ開発・運用をメインに担当しているエンジニアの大石さんに話を聞きました。
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ロボットへの憧れは「ターミネーター2」
----- 大石さんは入社前から社内でも話題になっていた人物でした。最終面接で1時間以上CEOの青木さんと話をしたんですよね。
大石
そうなんですよ!
面接前に青木さんのインタビュー記事を読んだら、ロボットに興味を持ったきっかけが自分と同じ「ターミネーター2」だったんです。
会ったら絶対に話をしたいと思っていました。
「ターミネーター2」は僕にとって大切な作品で、もう100回以上は観ていると思います。シーンもセリフも完璧に覚えちゃいましたね。
青木さんとの最終面接でも熱が入っちゃって。
ずーっと「ターミネーター2」の話で盛り上がっちゃいました。
振り返ると仕事の話は15分くらいしかしていませんでしたね。笑
もちろん一番初めの面談や、1次面接では真面目な話もしていて、自分がロボットベンチャーで役に立てるか確認しました。
----- 前職はロボットとは関連のない企業でしたね。なぜユカイ工学に興味を持たれたのでしょうか?
大石
実は、学生時代はロボットの研究をしていたんです。
ユカイ工学とも所縁のあるATRで研究を行なっていたこともあるんですよ。
ただ、大学院でロボットの研究をしながら就職活動をしていたのですが、当時はスタートアップやベンチャーを中心に見ていて、その中でロボット事業行っている会社を自分では見つけられなくて。
そうして悩んでいる途中で、ビズリーチのリクルーターの方に声をかけていただきました。
ビズリーチでは新卒入社してから約3年間、Web・スマホアプリエンジニアとして働きました。
それまでアプリ開発経験はありましたが、Webは未経験だったので、仕事をしながらスキルを磨くことができました。
----- ユカイ工学のことはどこで知りましたか?
大石
ユカイ工学の名前だけは知っていたんです。
ビズリーチは良い環境でしたが、もっとスキルアップがしたくて、業界は絞らずにスマホアプリのエンジニアとして転職先を探していた時に、Wantedlyでユカイ工学から声がかかりました。
いつかはロボット関連の会社で働きたいと思っていたので、まさか声が掛かるとは思っていなくて。驚きましたが、せっかくなので、まず面談を受けてみようと。
ユカイ工学のメンバーに話を聞いてみたら、自分の趣味やロボットの話で盛り上がったんです。そこで心の片隅にずっといたロボットへの憧れがまた湧き上がってきました。
ずっと忘れられなかったロボットへの憧れ
----- エンジニアになったのも、ロボットが作りたかったからですか?
大石
「ターミネーター2」がルーツなのは間違い無いですが、エンジニアになったのは自然な流れでした。
数学が好きで、家にパソコンがあったからよく触っていたし、好きなテレビゲームをやりながら「ゲームを作ってみるのも楽しそうだな〜」とか考えていましたね。
中学生の時に親に進路の相談をしたら、大学は工学部を選択すると自分のやりたいことが叶いそうだと教えてくれたんです。
「あぁそっか、まずはゲームを作るとかいう前に、コンピュータとか専門のスキルをつけるべきなんだな。」と思って、親の希望もあり、高専へ進学しました。
高専に入ってからすぐにゲームを作りたいって気持ちは無くなっちゃいましたけどね。遊ぶのは好きだけど、作りたいのゲームじゃないなって。
----- なるほど。そこでロボット熱が出てきたんですか?
大石
いえ。高専時代は普通高校の数学の先生になろうかと思っていたんです。
大学に3年時編入してから教員免許を取ろうと考えていましたが、卒業までの2年間で教員免許を取るにはどうしても1年留年する必要がありました。
それならストレートに卒業して、大学院行って研究をするのが良いと思って進路を決めました。
大学生になってから「やっぱりロボットの研究がしたい!」ってふと思ったんですよね。特に二足歩行ロボットの研究がしたくて。
蘇ってきたというか…多分「ターミネーター2」の印象がずーっと心に残っていて、研究するならロボットに関連することがいいって希望が出たんです。
----- 「ターミネーター2」が人生のキーポイントになっているんですね。
大石
そうですね。
だからこそ、ユカイ工学で青木さんと話をした時にちょっとした運命を感じました。
フランクなコミュニケーションができる空気感
---- ユカイ工学の印象はいかがですか?
大石
僕は2020年の3月に入社したので、入社してから約8ヶ月が経ちました。
入社前から面接を通して一緒に働くことになるメンバーとたくさんお話できたので、入社後も印象は変らず、ギャップも感じませんでした。
ユカイ工学の人々は職人気質の人もいますが、みんな話しやすいのでコミュニケーションが取りやすいですね。
---- お仕事内容にギャップはありましたか?
大石
面接で確認していたので、仕事面でも大きなギャップはありませんでしたね。自分の得意分野であるアプリ開発は、入社してすぐに発揮できました。
BOCCO emoのリリースに向けて、BOCCOアプリのユーザさんが同じアカウントデータでそのままemoのアプリを利用できるようにする必要がありました。
そこで、emoアプリでも利用できるアカウントを登録する機能をBOCCOアプリに実装する開発を行うことになりました。
しかし、開発を着手してすぐに、iOS版のSDKが古すぎてこのままだとリリースできないことが発覚したので、まずはSDKバージョンのアップデートを行いました。
なんとかそれを終えて、iOS版、Android版の両方で新機能をリリースできるように作業を進めました。テストにも時間かかるし、不具合も出て大変でしたが、周囲の協力もありなんとかリリースできました。
----- アプリ開発はデザイナーとの共同作業でしたがいかがでしたか?
大石
デザインに対しても意見しやすい環境なのが良いですね。
職種が違っていても、きちんと自分の意見を汲んでくれるので開発が進めやすいと思いました。
もちろん意見するなら自分もきちんと学習しないといけないと思っているので、デザインの勉強も並行して行なっています。
デザイナーの坂本さんは席も近いので、よくデザインについて質問をしたりしています。
ユカイ工学はフランクなコミュニケーションができる空気感があるから、坂本さんとは業務に関連しない話もたくさんしますね。
手を挙げればやりたいことができる環境
---- 入社してから印象に残っているお仕事はありますか?
大石
現在クラウドファンディングを行なっているBOCCO emoの内部開発ですね。
emoちゃんがリマインダーでお知らせしてくれる機能を追加しました。
ロボット側のソフトウェア開発に興味があったので、手を挙げたら開発に参加できることになりました。
ただ、もともとWebやアプリのソフトウェア開発にしか携わっていなかったので、最初は「どこから始めれば?」状態で。
エンジニアの石本さんに相談しながら開発を進めました。
彼はユカイ工学では最年少ですが、知識も経験も豊富なので本当に頼りになる。気軽に質問しに行ける人柄の良さもありがたかったです。
------ 実装を終えていかがでしたか?
大石
やっぱり形あるものが動いているのは良いですね。
自分が実装したものが目の前で動くと感慨深いものがあります。
学生時代の知人や社外のエンジニア達に今の職場の話をすると、みんな良いな〜って言ってくれるんです。やっぱりロボットにはロマンがあるんですよね。
僕も少し前までは、ロボットの仕事は「いつかできたら良いな」だったんです。それが今は自分で手を挙げればできる環境にいる。
大企業だと職能で分けられることが多いですが、ユカイ工学はそれが無いので働きやすいですね。自分の好きなように動けるのは楽しいです。
----- どんな人と一緒に働きたいと思いますか?
大石
ユカイ工学に入ってから、「こんな商品考えられる人、ユカイしかない!」って思うんですよ。自分でも面白いな〜と思うんですが、毎回感じるんです。
きっとそれは、たくさん試行錯誤しているから生まれるものだと思うんですよね。
失敗を恐れずに、試行錯誤できる人がユカイ工学には合うと思います。
僕もそういう人と一緒に働きたいですね。
失敗といえば…最近、やってみてうまくいかなかったな物事に対して、これは本当に失敗なのか?っていうのに疑問を感じているんですよ。
エンジニアってどんどん新しい技術が出てくるから学び続けないといけないんですよね。
学び方は色々あると思いますが、僕は仕事の中で身につけたいので、一見難しそうな内容でもあえて挑戦するようにしています。結果失敗したとしても、死ぬわけではないし。
そう考えると仕事の失敗ってあまり無いような気がしています。
だから今後もいろんなことに挑戦していきたいと思っています。
まずは、BOCCO emoですね…!
クラウドファンディングでは目標を達成しましたが、それはあくまでスタート地点に立った状態。
これからもっと面白くなるようにエネルギーを注いでいきたいと思います。是非楽しみにしていてください。
----- ありがとうございました!BOCCO emoの続報楽しみにしています!
編集後記:悔しさの先にある楽しみ
ユカイ工学には、自分の好きなことを深める人が多い気がします。
仕事にせよ、趣味にせよ、好きなことは追求したくなってしまう人たち。
彼らの新たな一面を垣間見るたび私は驚き、同時に楽しくなって大笑いしてしまうのです。
もちろん、大石さんもそのひとりでした。
「そういえばこの間、格ゲーの大会で優勝したんですよ。」
「ヘェ〜……えっ?????」
インタビュー中にポロっとこぼれた発言。
新たに見えてきた興味深い一面、食いつかずにいられるでしょうか。
私はまた楽しくて大笑いしてしまうのです。
ゲームであれ、仕事であれ、なんであれ、負ける悔しさを超えていく力と、好きを追求できる姿勢は尊いものです。
好きこそ物の上手なれ。
彼らと過ごしていると、自然と刺激をもらえます。
「好き」を諦めなくて良いんだ、そう体現している人々がこれから創り出す未来が楽しみでなりません。
あなたもユカイ工学で働いてみませんか?
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