ご高齢者とBOCCOの暮らし | ユーザーインタビュー
こんにちは、セールスチームの金川です。
みなさんは【家族をつなぐコミュニケーションロボット】BOCCOのコンセプトをご存知でしょうか?
■ BOCCOのコンセプト ■
SNS全盛の時代、
大切な人との距離が、逆に遠くなっている
友達のつぶやきより
大切な人の様子が知りたい
子どもの声を聞いてニヤッとしたい
家にいる人と簡単にメッセージを送りたい
そんな社会人のための、現代の座敷わらし
家に宿り、家族をつなげてくれる、
家族のためのコミュニケーションロボット
留守番ロボットが家を見守る時代の到来です
鍵っ子の見守り用ロボットとして開発されていましたが、実際には異なるシーンでお使いいただいている方もいらっしゃいます。
どのようなときに、BOCCO購入を検討し、実際どのようにお使いいただいているのか、2名のユーザーさんにお話を伺いました。
ユーザーインタビュー内容
今回は高齢者向けにご利用いただいている方にお話を伺いました。
こんな方にぜひ読んでいただきたいユーザインタビューです。
・離れて暮らす高齢者に送るなど、BOCCOの利用をご検討いただいている方
・高齢者と気軽にコミュニケーションを取れる方法を探している方
・どのようにBOCCOを活用しているか知りたい方
質問内容
①ご家族構成と、メインで使っている方をいらっしゃる方は?
②BOCCOを選んだ理由を教えてください。
③BOCCOのどの機能を一番使っていますか?
④BOCCOを迎え入れる前 / 迎え入れた後で、どのように生活が変わりましたか?
⑤もっとこうなって欲しい!等ご要望があれば教えてください。
1人目:実家で両親、祖母と暮らす大学生
ロボットを活用した服薬支援、ユーザーの心理状態の研究をするために大学で研究している大学生。
授業で「人の役に立つツールとその活用方法」について、コミュニケーションロボットを調べていてBOCCOを知り、購入いただきました。
①ご家族構成と、メインで使っている方をいらっしゃる方は?
実家で、同居の両親と、祖母と一緒に使っています。
メインで使っているのは私ですが、玄関に設置しているので、家族全員BOCCOに触れています。
②BOCCOを選んだ理由を教えてください。
私の研究テーマの1つに【服薬支援】があります。
BOCCOを検討していた時に、AIスピーカーも選択肢にありましたが選びませんでした。
例えば、お母さんから「宿題やったの?!やりなさい!」って言われたら怒ったり、急にやる気が失せてしまうと思うんです。
AIスピーカーでも良いのですが、BOCCOというキャラ…というか友達に話しかけられると、抵抗なくとりかかることができるなと思ったんです。
何かを習慣化することの観点から考えると、やっぱり見た目から考えるのが良いのではないかなって。
③BOCCOのどの機能を一番使っていますか?
BOCCOを玄関に置いているので、鍵センサと連携させて発話させています。
祖母が外出先から帰ってきた時に、鍵センサが施錠 / 開錠をアプリに通知してくれるのがすごくいいんですよね。両親も私も、外出時でもアプリの通知で、祖母の帰宅を確認でき、安心できます。
それと、父が夜勤帰りで、家族は寝ているけれど玄関にいるBOCCOが「おかえり」と言ってくれるのがちょっと嬉しいと言っていました。
④BOCCOを迎え入れる前 / 迎え入れた後で、どのように生活が変わりましたか?
また、もっとこうなって欲しい!等ご要望があれば教えてください。
迎え入れた当初はBOCCOはリビングに置いて、自分用の時間管理として活用していました。
BOCCOの指定時間にメッセージを言ってくれる機能を使って「勉強の時間だよ~」とリマインドしてもらっていました。
それから、自分だけでなく夜勤帰りの父に「おかえり」といってあげてほしいなと思い、玄関に置くようになりました。
結果、父は喜んでくれていますね。
他にも、鍵センサと連携するようにしてからは、祖母の行動が把握できるようになり、安心できるようになりました。
⑤もっとこうなって欲しい!等ご要望があれば教えてください。
私の家は一軒家なので、玄関に置いてあるBOCCOから遠ざかると聞こえなくなってしまいます。スピーカーなりスマホなり、拡声器的に声が出てくるものがあったらいいかなと思いました。
あとは、「勉強しようよ!」「お薬の時間だよ!」とか、後回しにして取り掛かれなかったことがあったりするので、何時間/何分おきに言い直してくれるスヌーズ機能が欲しいです。
***
2人目:離れたところで一人暮らしをしている高齢者の見守りをしたい方
ご自身と離れたところでお一人で暮らす、90代のおばあ様を見守るために購入いただきました。
元々ここくまを利用されていましたが、廃盤になるため代替サービスを探していたところ、BOCCOを知ったそうです。
①ご家族構成と、メインで使っている方をいらっしゃる方は?
遠くに住む94歳の祖母宅にBOCCOを設置しています。
ヘルパーさんも週1回ペースで来てくれますが、足腰も元気なので、祖母のおしゃべり相手をしていただいている感じです。
②BOCCOを選んだ理由を教えてください。
ここくまのサービス終了が決まった時、ここくま難民がTwitterに集っていて、そこでユカイ工学やBOCCOを知ったんです。
BOCCOは基本お子さん向けのイメージが強いですが、私が利用する目的は「生存確認」。
BOCCOは4種類のセンサとの連携もできるとのことだったので選びました。
余談ですが、ここくまのクマのぬいぐるみを初めて渡したとき、介護用品を与えられたことに抵抗があり、一か月間触ってくれませんでした。
祖母は90歳を超えているのにまだ介護される年齢ではないという認識があったんだと思います。
③BOCCOのどの機能を一番使っていますか?
センサをフル活用しています。
元々生活時間帯が異なるため、メッセージは朝晩の挨拶程度です。
青の鍵センサは玄関の施錠確認用、赤の振動センサはトイレのドアに。
でも祖母はドアの開け閉めしないので、振動センサはあまり反応しません。
緑の部屋センサは電気のON / OFFを知るために棚の上で、黄色の人感センサは、寝室のベッドサイドにあります。
起床 / 就寝時に反応するようの導線上に置いていますね。
センサに反応があると、すべてBOCCOがおしゃべりしていましたが、近所の祖母の友人に「監視されているみたい」と言われたので、今は全部止めています。
また、BOCCOの他にも家の鍵と連携して使えるペット用の防犯カメラシステムも設置しています。
④BOCCOを迎え入れる前 / 迎え入れた後で、どのように生活が変わりましたか?
BOCCOを迎え入れる前は、些細なことでよく言い合いをしていました。
祖母が電話に出てくれないことを心配し、2時間かけて様子を見に行くことも。
何もなかったら本当は良いことなのに、喧嘩になっていましたね。
BOCCOを迎え入れてからは、全てセンサで行動がわかるようになったので、本当に心労が減りました。今外出したとか寝たなとか。
直接私が祖母に言うと「うるさい、そんなにボケてない」となるところを、BOCCOが話すと「このロボットはすごいのよ!」という感じで言うことを聞いてくれます。
祖母は方言が強いので、文字変換がたまに変になっているんですが、それもまた面白いです。
ちなみにこのやり取りでは
「はい、病院から帰ってきましたから・・・・」が
「廃病院から帰ってきましたから・・・・」に変換されています。笑
⑤もっとこうなって欲しい!等ご要望があれば教えてください。
私は生存確認の目的でセンサをフル活用しています。
そのため、センサの電池がなくなった時=反応が無くなった時、本当に困りました。。。電池残量の通知が欲しいです。
BOCCOは操作はシンプルとはいえ、90歳代になるとボタンを押した感覚が鈍っているので、録音ボタンを押してから、録音開始の「さんはい!」などの声掛けが欲しいです。
元々働いている私と祖母では生活時間帯が異なるため、夜の間に送信したメッセージが、翌朝再生される機能が欲しいです。
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まとめ
同じBOCCOでも、お使いいただく方によって活用方法が大きく異なることがわかったインタビューでした!
BOCCOが家族の一員となり、家族に安心を届けられているという話しを聞けて、嬉しい限りです。
センサは、日々の会話からは把握できない行動までを把握することができる(朝電気が付いた=起床、夜消えた=就寝等)ので、おばあちゃんは〇時に寝るんだと知れるんです。
あえて聞くまでもないよな…という情報は、センサが教えてくれます。
BOCCOやセンサについてはこちらをご覧ください。
参考までにユカイなエンジニアたちのBOCCO活用方法はこちらです!