NANACO回収から考える 社会問題
NANACO回収から考える 社会問題
悪貨は良貨を駆逐する
但し、貨幣に関しては色々な過渡期や今現在でも、偽札が流通しますが、貨幣の偽札の流通はそこまで大きな社会コストにはならないみたいです。
むしろある一定の条件さえ揃えば偽の貨幣が存在したからこそ経済がうまく行ったと言う歴史すらあります。
今回に関して貨幣ではなく、貨幣の一種である電子マネー詐欺について考察します。
結論から言うとズルする奴がいるだけで社会コストが増大する。
と言うことです。
例えば仮にnanakoを開発流通するのにトータルコスト100億をかけてたとしたら、詐欺グループがそれを悪用してお金を2億5000万円~抜いたと言われています。
そしてその結果
セブン&アイホールディングスは、社会に与える悪影響を考慮して、損切りを発表しました。
要するに、このままnanacoを流通させる事で社会に対するセブン&アイホールディングスの風評被害が広がる位なら
さっさと切り捨ててしまえ
って発想ですね。
これは、社会にとっても企業にとっても良い決断で
基本的に多数の人は、nanacoやセブン&アイホールディングスが悪いかどうかなんて興味もありません。
何度もメディアでnanacoを使った詐欺がウンタラカンタラ
と流れると、なんだかセブン&アイホールディングスが悪者のように感じるのです。(人間とは不思議な生き物Death)
今回の話で言えば、セブン&アイホールディングスは完全な被害者です。
にも関わらず、詐欺グループが最も使いやすい騙しのシステムとしてnanacoとセブンイレブンの流通網を選んだ時点で
何故かセブンイレブンが悪いと言う発想に少なからずなってしまうのです。(そう言う風に思う人が出てくるのです)
と、セブン&アイホールディングスの用に、企業収益が兆を超えるような兆大企業だったら何億投資にかかったかはわかりませんが、100億程度だったら
切り捨ててしかるべき程度のコストです。それよりも会社の看板に泥を塗るような事態(風評被害)の方が深刻なのです。
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