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コロナ闘病①
隣の部屋に爆音スピーカーアンドガールズがやってきたので目が覚めた。体調は昨日の昼とあまり変わらない。トイレから戻るとろんたろうがコロナの検査を再度受けているところだった。ろんたろうは「I saw nightmare」と言っていた。ろんたろう陽性。私の部屋に戻ってきた。そして症状を聞かれる。ろんたろうは英語で答えるが、滋賀さんに「日本語で言うと?」と聞き返されていた。
ろんたろうは「俺は熱が出ると悪夢を見る」という話をしてきた。私が「熱出ると悪夢見るよね」というと「俺はいつも熱のとき悪夢を見る」という話をしてきた。
食欲があるか聞かれた。僕は大丈夫だったが、ろんたろうは飲み込むのが辛いらしい。
「エストニア料理がいいですか?それともシリアル?」と聞かれた。麦粥はごめん被りたい。ここでシリアルって答えたら感じ悪いかな?
まだ誰も来ていない間に食堂から朝食を持って行く。今日は、間をとってサンドイッチにした。きゅうり、ハム、トマトを挟む。人が来てしまったので急ぐように言われたため、バターを塗るのは諦めた。
サンドイッチは美味しかった。
ろんたろうはしばらくした後、ぶよぶよのシリアルを食べていた。
滋賀さんとLINE交換した。ろんたろうは留学前にLINEを消していたので交換できていなかった。
私が滋賀さんに「Tere」と送ると「Tere!」と返ってきた。私も「!」をつけるべきだったのか。
暇だった。私はろんたろうに「私はWi-Fiもらったよ」と自慢した。
しばらくたって、ろんたろうが水のボトルが欲しいから連絡してくれと要求してきた。私は迷ったが「Rontaro wants a bottle of water.」と送った。
後にコカコーラゼロのボトルに入った水を持ってきてくれた。
Wi-Fiをろんたろうに与えても良いと言われたので、与えた。ちなみにパスワードは「cocacola」(他の人にはあげてはだめだそうだから、繋げるなよ)。
りんご、なし、お菓子をいろいろ持ってきてくれた。「私はなしが好きです」と伝えたため、なしは2つあった。りんごはろんたろうが食べた。
Head Shoulders Knees And Toesのエストニア語バージョンを聞こうとしたが、イヤホンをログハウスに置いてきていたので諦めた。それじゃあ、推しの子を見ようと思ったが、イヤホンがないので諦めた。Twitterを見るなどした。
昼はじゃがいものスープにタイ米が入ったものだった。美味しかった。
他の人と距離を取れば外に出て良いと言われたので、イヤホンを取ってきた。取りに行く際に「何か欲しいものはありますか?」とYFUの人に聞かれて「OK」と返していたので、帰りが気まずかった。
日本留学経験のある女の人(仮名岡崎さん)とはメッセンジャーを交換した。ろんたろうはメッセンジャーをインストールした。しかし、なぜかメッセージが送れない。「ライン、インスタグラムでもあるよ」と言ってくれているが、ろんたろうは「WeChatならある」と言った。「wechatは中国でしか使われていません」と岡崎さんに言われていた。私もそう思います。
ランゲージレッスンの教材を持ってきてくれた。しかしあまり勉強する気にならない。ろんたろうが「あんまり勉強する気分じゃない」と言ってきた。
Head Shoulders Knees And Toesのエストニア語バージョンを聞いた。よく聞くと教えてもらった単語と曲の中の単語が微妙に違う。気になったが聞く相手がいない。
ランゲージレッスンで日本人にだけ配られた、教材をやることにした。最初はアルファベットだ。筆記体の練習。ためになった。
めっちゃ鼻水が出るようになってきた。ろんたろうは「鼻水が出るのはいいことだ。鼻水が出るということは菌を外に出しているのだ。俺なんて鼻水がでない」と言ってきた。私が「では咳が出るのも良いことか」と聞くと、「良いことだ」と答えた。そんなもんかね。
晩御飯はじゃがいもと鶏肉の料理、紅茶を持ってきてくれた。「砂糖いりますか?」と聞かれたので入れてもらった。砂糖が入っ紅茶はおいしかった。
食事中、ろんたろうと滋賀さんたちすごく親切だね、日本語上手だねと話していた。しかしろんたろうは英語の方がわかりやすい、あの人たちの日本語はわかりづらいと言い出した。私は流暢な英語より、片言の日本語の方がわかりやすいし、片言な英語の方がわかりやすいと反論した。ろんたろうは日本語で聞かれても、いつも英語で返している。そのことに触れると、私に対して早く人見知りをなおすようにと講釈を垂らしてきた。私は語彙力がなくて話が続かないことを伝えた。すると、エストニア語の方がもっと能力が低いのだから、語彙力を理由にしていては話すことができないと言われた。ちなみにろんたろうは1個下だがため口である。別にいいけど。
今日は天気が良くない。少し雨も降った。天気が悪いと暗くなるのも早い。
窓の外から「すみません」と声がした。窓がノックされている。見ると滋賀さんたちがいた。気づくのが遅くてごめんなさい。焼きマシュマロを持ってきてくれた。サプライズ。嬉しい。ろんたろうは寝ていたので一人で食べた。

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