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新聞紙と段ボールで寝てみよう!

こんばんは、大越です。


その辺の大学生が「日常からのちょい逸脱」をテーマに色々やってみるこの企画。

本日はその3日目でございます。




突然ですが、


こちらは我が家のベッドです。


非常に快適そうですね。


ですが、この快適な環境がいつまでも存在するとは限りません。
将来僕の生活が困窮すれば、
「ベッド」などという贅沢品を手にできるかどうか、怪しいです。


生活が困窮、とまではいかずとも、
例えば将来僕の職業が「旅人」となったとすれば、
毎日ふかふかのベッドで寝ることなど明らかに不可能です。

さまざまな可能性を鑑みて、今の僕がやらねばならないこと。


それはズバリ、

「どこでも寝れるように鍛えること」


なのです!!



と、いうわけで用意いたしました。


新聞紙と段ボールです。


時刻は午前0時57分


今日はここで寝ます! 
うん。完全に寝床ですね。

ちなみに、新聞紙の所々に穴が開いているのは僕の趣味です。



横になるとこんな感じ。
「新聞紙が布団代わりである」と意識する過程には、
ある程度の思考の障壁がありました。


よし、寝床はできた!

このまま寝てもいいのですが、
せっかく記事にするのだから僕が受けた新鮮な感想をリポートしたい。


なので、紙と鉛筆を枕元に置いておくことにしました。

何か気づいたことがあれば適宜メモっていくようにします。


ようし! 準備はこれで整った!


それでは、おやすみなさい。


パッ


ゴソゴソ……。


天井がとても高く感じられます。




………………………。


………………………。


………………………。






おはようございます。


現在、午前5時41分

…………………………。


体がバキバキです。
ロクな睡眠の質じゃありません。


枕がなかったのが痛かった。頭痛がする。


…………………………。


ねむ…………。





……………………。


負けました。
おやすみなさい。



あれから16時間以上が経過した現在。
今朝の記憶はすでに薄れ始めています。

特に、早朝に撮影をした時の記憶が薄れています。
カスカスです。


ただ、とにかく体が痛くて後悔していたのを覚えています。



当時の僕の心境を知るための手がかりは、一つ


現場に残されたメモです。

一見すると「投げやりな寄せ書き」に見えますが、
ここには当時の苦悩がわかる貴重な記述が残されています。

詳しく見てみて、今日のnoteは終わりとさせて頂きます。


これは寝る前、部屋を暗くした直後に記したメモです。

・かたい。こし、ケツがすでに痛い。寝るともう痛い

・けっこう嫌。ねれんの?
 とりあえずねてみる。枕ほしい
 おやすみなさい

ー大越氏が残したメモよりー


段ボールに横になった直後に僕を襲ったのは「驚き」でした。

どの体勢で寝ても体が痛い。
もうポジションとかの問題ではない。

そして枕が無いため、自分の腕を犠牲にして枕にするしかない。

そういったことが重なって、
もう常に「えぇーー!?」って感じ。

「ドッキリ大成功!」と言われても差し支えないレベルでした。



よこになるとかたいたい

ー大越氏が残したメモよりー


むごたらしいメモですね。
漢字の概念を忘れています。

わざわざ記すということは、相当痛かったのでしょうね。



あ ま り * * * つ の *

い た い * で ん * *

外でのじゅくのゆめ!

メモかく気力ない

ー大越氏が残したメモよりー

この辺はマジで覚えていません。

電気椅子に座りながら書いたようなメモです。

判別不能な文字の中にはっきりと残された
「い た い」
の文字が、思わず涙を誘います。

途中の輪っかの囲みは、
なにを強調しているのでしょうか。

外で野宿をする夢を見たそうですね。
この夢の記憶は微かにあります。

部屋のベランダで、同級生たちと共に寝そべっていました。
星空の下で。


僕は寂しかったのでしょうか?



おきたら
 びっくりする
でも、何もできん

ー大越氏が残したメモよりー

これが最後のメモです。

びっくりしていたようです。

でも、何もできない。


自分という存在の無力さを痛感していたのでしょうか。

あともう少しいけば、
「悟り」に片足を突っ込めるような気がしなくもありません。


メモは以上です! 


ここまで読んでくださりありがとうございました。

良ければ、皆さんも床で寝る訓練をしてみてください。
視野がほんの少し広がります。

あと、夜空の下で寝そべる夢を見れます。


明日もこんな感じで続きそうです。


それでは!!