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孤独の毒の蟲毒届く嘘 [R6.6.5]

最近考えてる事がある。
孤独と向き合うか、他人と向き合うかだ。
結論としては孤独と向き合い自分の強度を上げてから他人と向き合えと言う話なんだけどね。

世の中の大半はそんな事気にして生きていない。気にしてるのは私とお前だけだ。

社会に生まれてから初めて家族を知り、そこから外の世界を知り、そこで初めて比較が生まれて自分を知る事になる。家族と言うのは自分そのものなのだ、よそはよそうちはうちと言うならば他人は他人の家族、自分は自分の家族だ。家族と言うのも曖昧でおばあちゃん子も居れば物心ついた時には両親が存在しない人間も居る、要は何を食べ何を食べないかの話でその結果構築された肉体と魂が社会規範に基づいた形なのかで比較基準が生まれる。

大体それが学生や青年期なので反抗期として自分の中にある家庭という過程(唐突なオモシロギャグ)を否定し自立していく。反抗期を挟まないと常に誰かにもたれかかろうとするのは独立した思想が無いので不安なるからであり、教育アドバイザーの尾木ママの子どもが反抗期を迎えたのは教育失敗した訳では無いと言う事を今日は覚えて帰って頂きたい。

話がズレたが孤独か他人かと言う悩みを持つのは大体ナウでヤングでピチピチチャパチャパな若者だ。唐突に過去になったミームを挟むんじゃない。こう言う人種は人格形成のモラトリアム繭の途中でありいつかは蝶となる、けれども早く羽化しようと不安になり世の中のインフルエンサーの意見に傾倒してしまってそのままカラを破って斜めにもたれ掛かった不格好な羽で飛び立ってしまうのだ。

かなり偏見と悪意を込めて語っているが人はなにかを模倣しなくては成長出来ない。私もradwimpsに感動してる時期があったしいまだに全然感動出来る、なんでミリオンロックに来なくなったんですか。でも私が否定したいのは否定する事だ。

世の中では孤独に向き合う事が推奨されている、そして気に入らない人間は切れと言うインフルエンサーが蔓延っている。本当にくだらない、私はみんなに苦しんで欲しいのに。これに影響された若人が皆コミュニケーションをサボるようになってしまい積極的に人と関わろうとすらしなくなっている。関係を切れという考え方は経験からで成り立っていくのでありその中で嫌いだけど得する相手との千切れそうで千切れない距離感を学習していくのではないか。かなり説教臭くなってしまったが説教がしたいのだ、もっと世界に嫌われる勇気を持って挑むべきだと常々思う。

孤独と向き合う為には人と比較する軸を見つけなければならない、まずは社会の荒波に揉まれよう。学校でコミュ力に負けても良いし好きなあの子が知らないチャラ男に取られて泣きながら慰めるのも良い。就活で自分のアピール不足を絶望しても良いし友達のエスカレーターを羨んでTwitterで愚痴っても良い。どれもこれも素晴らしい、だって世界に嫌われてる事を知れば世界に愛されてる事を知った時に縋り方を知るのだから。そうして傷つき内向的人格が生まれ、その先にコミュニケーションが出来る外交的人格が生まれる。

孤独と向き合う自分と人と向き合う自分の人格は全く違うのだ。統合しているヤツの才能なんて知るか、お前はお前の舗装されてない道の地面に溜まった泥水で自分を見つめ続け靴を汚しながら、後悔と不安と共に前に倒れ続けるしかないんだよ。自分と自分を信じろ。笑ってる時は泣いていいし泣いてる時は笑って良いんだ。

アンビバレントを愛せるようになるまでどのくらい掛かるだろうな、コミュニケーションに銀の弾丸はあるだろうがアナタが金属アレルギーなら持てないだろう。ならばゴム手袋するしかない、レイヤーを一枚隔てて武器を手にするしかないんだ。相手を笑顔で殺す、挨拶で殺す、ハグで殺す。そうした時に少しだけ漏れる君の本性をすかさず愛してくれる人がきっといつか現れるはずだ。そうしたらハンマーを置いて厚手の手袋を脱ぎ捨て本気で握手しよう。ダメだったらまた手袋を付けて目出し帽を被り深呼吸するしかないのだ。

他人を愛する為に自分を愛さなければいけない
自分を愛する為に人格を受け入れなければならない
人格を受け入れる為に人間関係の才能を諦めなければいけない
人間関係の才能を諦める為に自分と向き合わなければいけない
自分と向き合う為に他人の軸に触れなければいけない

だから他人と、そして孤独と向き合う為に他人とコミュニケーション取る必要があったんですね。

だから嫌いなヤツの事を切るなんて簡単に言わないでくれ。薄皮一枚挟めばコイツにも触れるし抱きしめてやれる、そうした所にグサッと行くのも良し、涙を拭いてやるのもよし。人間なんて柔らかい皮の下に何が渦巻いてるか分からないんだ。インフルエンサーの中で渦巻く物を想像できるか?善意だけの人間ならなおさら信じるべきじゃないだろうよ。

だったらお前も渦巻いて見せろ。


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