夜中の公園

最近になって急に寒くなってきた。深夜2時
僕はバイト終わりの公園で一服していた

誰もいないだろうと思っていた公園だが
若い女の話し声が聞こえてくる
ここからは見えない距離。電話でもしてるのか、いや、そんな感じの声では無さそう。
怖くなって食べていたナゲットの手を止める。
よく聞くと喘ぎ声だった。
こんな夜中に?1人で?気色悪い。どこの変態女だ!と思っていても男としての興味が強かった
しばらくして静かになると、人がいることに気づいたのか遠くから、ちらちら視線をを感じた。

急に僕の座っていたベンチに近づいてきて隣りに座り出した。人がいたことが恥ずかしくて逃げると思っていたので、驚いた。が、平然。
淫乱女は「こんな夜中に何してるの?」
俺はバイト帰りいつもここで休んでることを伝えた。そしてタバコがもうなくなりそうだったのでその女から1本貰う「オプパだけどいい?」
  私も吸おうかなとか言ってタバコに火をつけてる「それ、吸いながらじゃないと火つかないよ」
「えへへー吸い始めたばっかなのバレちゃった」
   
はぁ。


「私、ぱんつ履いてないんだぁ」
そう言いながら手を引っぱって言われるがまま滑り台の上に来た。「ここって周りから見えにくいからもし人来ても大丈夫」性欲には勝てない___

終わったあと
その日は月が綺麗だったから手を繋いで散歩した。彼女は笑いながら「月が綺麗ですね…ふふっ」なんて会ったばかり俺にそんな適当なこと言ってくる彼女が心配になる。
近くの別の公園に着いて他愛もない話をした。彼女の趣味、好きな音楽、いろいろな話。もう空が明るくなり始めてたのでSNSを交換して今日は別れた。
am4:45


しばらくして、ホテル行こう。という連絡が来た。駅で待ち合わせた彼女はすごく派手な格好だった。例えば新宿とかで会ったら馴染むだろうけど…。ホテル代は割り勘のつもりだった。だけど、「いいよ私が払うから」ってなんでそんな、なんでそんな、暗い顔してるのか僕には分からなかった。彼女について疑問が多い。少し怖い


ある日、突然ブロックされた。まあこんなもんかと思っていたからショックは無い。いつも通りだった。

この後苦しいほどあの女を憎むとも知らずに__

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